更新日:2026/11/2

ピースボートで平和や社会問題を考えた体験|乗船者の発言から見えたアウシュヴィッツ・おりづるプロジェクト・寄港地での出会い  

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ピースボートの船旅では、観光だけでなく、戦争や貧困、災害などの社会問題に触れる機会もあります。ピースボートデッキのインタビュー25本(非掲載含む)から、乗船経験者が平和や社会問題について考えた体験をまとめました。

この記事はこんな方におすすめ

  • ピースボートで平和学習ができるのか知りたい方

  • アウシュヴィッツなど歴史の現場を訪れたい方

  • おりづるプロジェクトについて知りたい方

  • 寄港地で社会問題に触れる体験に興味がある方

  • 旅をきっかけに社会とのかかわり方を考えたい方

※本記事は、2016年〜2023年にピースボートデッキが取材したインタビュー(非掲載含む)をもとにしています。発言は当時のクルーズ(第45回〜第101回)での体験で、現在の船・料金・制度とは異なる場合があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

結論:社会問題に触れた体験を語った人は8人

乗船経験者25人のうち8人が、平和や社会問題について考えた体験を語っていました。触れた課題を編集部が分類すると、最も多かったのは貧困・格差で4人でした。

乗船者が触れた社会課題(8人の内訳)

貧困・格差について語ったのは、辛嶋さん、今村さん、古池さん、瀬戸さんの4人です。災害支援は3人(小林さん、ルイス ロビン敬さん、辛嶋さん)、戦争・核兵器は2人(瀬戸さん、志摩さん)、差別の問題は1人(熊本さん)でした。

戦争と核:アウシュヴィッツとおりづるプロジェクト

被爆者が世界各地で証言する「おりづるプロジェクト」に関わった人や、アウシュヴィッツを訪れた人がいます。

乗船者の声

「おりづるプロジェクトというのは、被爆した方々がピースボートに乗って、世界各地で自らの経験を証言するという取り組みです。でも、私は広島出身なのに、それまで核兵器について深く考えたことはありませんでした。泰歩さんから話を聞いて「そこで勉強しよう!」と思ったんです。出航前から、「このプロジェクトがメインの地球一周になるかも…」と感じました」

── 瀬戸麻由さん(ウエディングプロデュース/ピースボートで地球を3周)

乗船者の声

「アウシュヴィッツのあるポーランドの若者たちとの交流で、「戦争をしていた世代の人たちはこういう過酷な体験をしているけど、じゃあ今のわたしたちはどうあるべき?」みたいな議論を交わしたのですが、心の中にあった自分の考えをぶつけ合うのは、純粋に楽しかったです。何も重たい話が好きというわけではなくて、熱い思いのある何かについて議論することで、もう二度と会えないかもしれない人とも深く交流できるというのが魅力でした。」

── 瀬戸麻由さん(ウエディングプロデュース/ピースボートで地球を3周)

貧困・格差:寄港地で見た現実

寄港地で、ニュースでしか知らなかった貧困や格差を目の当たりにした体験が語られていました。

乗船者の声

「印象に残っているのはギリシャのピレウスです。一見、これぞヨーロッパ!と思う街だったんだけど、経済破綻をしたっていうことを思い出してから街を見たら、他の国に比べて物乞いが多くて。日本でも知識を得ることはできるけど、実際目で見て感じることが大事だっていうことを体感したので印象に残ってます。」

── 古池祐二郎さん(大学生/第101回クルーズ乗船)

乗船者の声

「人にフォーカスを当てるなら、交流プログラムで行ったフィリピンが印象に残ってますね。マニラに大きな川があるんですけど、ゴミとヘドロで異臭がする中、橋の下と川の間にバラックの住宅があって、大人だとまっすぐ立てないくらいの狭い空間に、十数世帯が隣接して住んでいるんです。訪れた私たちに対し、会いに着てくれた『日本のお友だち』として、どんな質問にも嫌な顔ひとつせず接し、受け入れてくれました。 貧しさなんて関係ないくらい、屈託のない子どもたちの笑顔を見て、人と人がお互いに手を差し伸べて本気で助け合って生きていく中には、ウソがないなって感じました。現地の人の本当の声を聞こうとか、TVや教科書では観られないものをちゃんと知ろうって心底思える経験だったと思います。ただ旅行に行くだけでは味わえないことなので。」

── 辛嶋友香里さん(ピースボート災害ボランティアセンター職員/第68回クルーズ乗船)

問題の大きさに戸惑うことも

世界中の課題に触れて、何もできない自分に落ち込んだという正直な声もあります。

乗船者の声

「貧困、紛争、差別。世界中に問題があり過ぎて…。「もうやだ!」ってなっちゃうくらい問題だらけ! でも、私はツアーで各地を回っているだけなので何もできず、ただただ悲しい気持ちになるだけっていう…。」

── 瀬戸麻由さん(ウエディングプロデュース/ピースボートで地球を3周)

旅の後、社会とのかかわり方が変わった

乗船をきっかけに、災害支援や社会活動に関わるようになった人もいます。

乗船者の声

「ピースボートに乗船している時にたくさんの人に出会って話をしたことで、自分の視野がとても広がったからです。それまでも自分の中で、社会に対して何か活動したいなという思いはあったのですが、クルーズを通して既に活動をしている人たちと出会って刺激を受けたことで、自分にもできるのではないかと考えられるようになりました。」

── ルイス ロビン敬さん(社団法人代表/第77回クルーズ乗船)

まとめ:ピースボートは社会問題を「自分ごと」にするきっかけ

乗船経験者25人のうち8人が、平和や社会問題について考えた体験を語っていました。アウシュヴィッツでの証言会や寄港地での交流を通じて、ニュースで見ていた課題を自分の目で見たことが、その後の考え方や行動につながっています。問題の大きさに戸惑う声もありましたが、旅をきっかけに社会とのかかわり方を見つけた人が多くいました。

ピースボートでの平和学習についてよくある質問

Q1:ピースボートでアウシュヴィッツに行ける?

A:インタビューでは、寄港地からのツアーでアウシュヴィッツを訪れた人が語っていました。ツアーの内容は回次によって異なるため、公式サイトでご確認ください。

Q2:おりづるプロジェクトとは?

A:被爆者がピースボートに乗って、世界各地で自らの経験を証言する取り組みとして語られていました。

Q3:社会問題に詳しくなくても参加できる?

A:乗船前は社会のことを深く考えていなかったが、旅全体が変わるきっかけになったという声もありました。

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