どんな“毎日”を過ごすかは自分次第 生活の要となる「船」を知ろう
約3ヶ月という時間をかけて世界をめぐる船の旅。船上では毎日講座やイベントが目白押し。船室の清掃担当やレストランでのサービスをしてくれるクルー(乗務員)は世界約30カ国から集まるので、毎日ちょっとした国際交流も楽しめちゃいます。
デッキから海を眺めれば、船と並んで泳ぐイルカに出会えることも。年齢や国境を越えて人が集う船では、思ってもいなかったような新しい出会いや経験も無限大!バックパックの旅とは一味違う、「船」ならではの経験がアナタを待っています。
デッキ
デッキにはプールやジャグジー、バーのほかにスポーツデッキもあり、イベントもたくさん行われる。運動会や音楽フェスなど大きなイベントに加え、毎クルーズほぼ恒例の“イルカを呼ぶ自主イベント”なんて企画も。これらに参加しなくても、ただゆったりと海を眺め、自分と向き合う時間を持てるのも船旅の醍醐味。デッキからの日の出と夕暮れも格別。目に焼き付けておこう。
レストラン
船での食事は旅行代金に含まれているので、毎日4Fと9Fにあるレストランの好きな方を選ぶことができる。寄港地で仕入れる旬の食材が盛りだくさんの絶品料理をつくってくれるのは、エグゼクティブ・シェフの石崎さん。ディナーのお品書きには料理や仕入れ地域についてシェフからの一言が添えられるのだが、そのコメントの味わい深さに、毎回いつの間にかファンができるほど!
船室
窓やバスタブのあり/なし、階数など、部屋のクラスはさまざまなので、予算に合わせてご相談を。相部屋の場合はおおよその年齢別にルームメイトが割り当てられる。意気投合して下船後もルームシェアしたり、結婚式に呼び合ったりするほど仲良くなるケースも珍しくない。日常から離れた船だからこそ“ぶっちゃけ”られる開放的な空間も魅力。
プール/ジャグジー
広い船内には大人用プールが2ヶ所、キッズプールが1ヶ所。ジャグジーは2ヶ所ある。リゾート風にゆったりと楽しむもよし、健康管理に使うもよし、付き合い方はあなた次第。なかには、一日中ジャグジーに入り浸り“番人”と呼ばれる参加者もいるとかいないとか…。船上ならではの360度広がる空の下でなら、普段できない話ができちゃうかも。
レセプション
船内生活の総合窓口で、ホテルでいう「フロント」にあたる。わからないことや質問があれば気軽に聞いてみよう。郵便やFAX送信も頼めるほか、インターネットカードの購入もココで。24時間オープン、日中は日本語対応なのもうれしいポイント。クルーズ乗船経験豊富なスタッフが、安心・快適な旅を幅広くサポートしてくれる。
イベントスペース
講座やライブが行われる「ブロードウェイ」をはじめ、船内にはイベントスペースがいっぱい。参加者による自主企画を含めれば、1日に80もの企画がおこなわれることも。自分で企画をしたい人は「自主企画申請ひろば」でブッキングができる。毎日発行される「船内新聞」で行きたい企画をチェックしよう!
診療室
船には医師・看護師が常駐する診療室もあるので、急なケガや病気でも安心。万が一、診療室で対応できなければ寄港地の病院を紹介してくれる。ちなみに地味にツラいのは「虫歯」らしいので、乗船前に歯医者に行っておくことをオススメする。※診療は海外旅行保険の請求対象になる(一部例外あり)
居酒屋 波へい
笑いが絶えない洋上居酒屋「波へい」は毎日オープン。枝豆や唐揚げから創作料理まで船の上とは思えないほど、さまざまな料理が楽しめる。支払いはIDカードを掲示するだけ。酎ハイ300円~、生ビール460円のお手軽価格。リーズナブルだからって飲み過ぎにはくれぐれも注意!
その他の設備
船内にはさまざまなサービスがある。売店では日用品やお菓子のほか、ここでしか買えないオリジナルグッズも売っているので、のぞいてみよう。その他に、デジカメのプリントサービスや、インターネット接続サービスを利用すればメールも送ることができる。さらに美容室からサウナ、マッサージルーム、無料で利用できるスポーツジムまであり、まるで海に浮かぶ一つの街のよう。
PHOTO:PEACEBOAT, Endo Kazuhide, Mizumoto Shunya, Nakamura Mitsutoshi, Shimomura Yu