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「ピースボートに乗ると人生が変わる」と聞くことがありますが、実際に乗った人は何が変わったと語っているのでしょうか。ピースボートデッキのインタビュー25本(非掲載含む)から、乗船経験者25人の発言を集計し、変わったことと、変わらなかったことの両方をまとめました。
この記事はこんな方におすすめ
ピースボートに乗ると本当に人生が変わるのか知りたい方
乗船後に考え方や価値観がどう変わったのか、実例を知りたい方
自分に自信が持てず、何かを変えるきっかけを探している方
乗船が進路や仕事にどう影響したのか知りたい方
「人生が変わる」という期待をどこまで持っていいのか迷っている方
※本記事は、2016年〜2023年にピースボートデッキが取材したインタビュー(非掲載含む)をもとにしています。発言は当時のクルーズ(第45回〜第101回)での体験で、現在の船・料金・制度とは異なる場合があります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
乗船経験者25人のうち18人が、乗船をきっかけに何かが変わったと語っていました。最も多かったのは「視野・価値観が広がった」で7人、次いで「進路・仕事が変わった」が6人です。一方で、「大きな期待をして乗るのは違う」「変わらなかったこともある」という声もありました。
変わったと語られた内容を編集部が分類すると、視野・価値観が広がった(7人)、進路・仕事が変わった(6人)、自分を認められる・自信がついた(5人)、挑戦への考え方が変わった(4人)、人への接し方が変わった(2人)の順でした。1人が複数の変化を語っている場合は、それぞれに数えています。
最も多く語られたのは、さまざまな人と出会う中で、生き方や考え方の幅が広がったという変化です。浅野さん、末本さん、任田さん、ルイス ロビン敬さん、辛嶋さん、今村さん、志摩さんの7人が語っていました。
乗船者の声
「変わったと思います。前は仕事でもなんでも「こうでなきゃ!」みたいな決め付けが強くて、その枠にハマれないがために自分を追い込むタイプだったのですが、旅で多くの考え方や生き方に触れることで、その幅が広くなったように感じます。「これでいいんだ」と自分を認められるようになりました。」
── 浅野紅子さん(看護師/第87回クルーズ乗船)
乗船者の声
「20代後半から、何か答えを出さなきゃいけないって、そんな思いに駆られてた気がするんですよね。でも出さなくてもいいと気づけたかもしれないです。キャリアアップも目標も大事だけど、答えを出さなくてもいい生き方があるっていうこと。だから今は焦りはしないですね。」
── 辛嶋友香里さん(第68回クルーズ乗船)
乗船者の声
「旅の前は「もう26歳」と感じていましたが、「まだ26歳」と思えるようになりました。寄港地での経験も多くのことを感じさせてくれますが、船上での対話もいろいろなことを考えさせてくれます。」
── 今村恵美さん(介護事務/第88回クルーズ乗船)
自分に自信が持てなかった人が、乗船をきっかけに自分を認められるようになったという声もありました。日月さん、浅野さん、和田さん、安井さん、古池さんの5人です。
乗船者の声
「でも、のんびり船に揺られて世界を回って、その旅の中で色んな人に出会って、訪れる寄港地でのびのびと好きなことを描いた絵を見る中で「こうあるべき」っていう正解はないことに気がついたんです。自分ではなかなか見つけられなくても、自分の中にも絶対いいところがあるから心配しなくてもいいや。自分の好きなことをやれば、おのずと自分の良さが伸びるはずだ、と信じて描けるようになりました。」
── 日月美輪さん(日本画家/第90回クルーズ乗船)
乗船者の声
「漠然としてるんですけど、細かいことを気にしなくなったことだと思います。それまでは、無意識に人の目を気にして選択を諦めたり、とにかく周りの評判や視線を気にして生きていたなと思います。それが、自分で決めた目標を達成して、広い世界をこの目で見たことで、自分の経験を自信を持って語れるようになりました。自分に自信が持てるようになったことで、自然とこれまで気にしていた周りの目が気にならなくなり、自分の気持ちに嘘をつかず行動できるようになったと思います!」
── 和田莞太朗さん(大学生/第101回クルーズ乗船)
「失敗してもいい」「何でもやってみよう」と、挑戦に対する考え方が変わった人もいます。熊本さん、辛嶋さん、梶浦さん、小山徹さんの4人が語っていました。
乗船者の声
「でも今、船を降りてから思うのは、まだこの歳なら失敗してもいいんだということです」
── 熊本海斗さん(第88回クルーズ乗船)
乗船者の声
「世界一周のハードルが下がったことかな。世界一周って言葉だけだとすごい難易度が高そうだけど、意外と自分でもできるじゃんっていう感覚に変わりました。」
── 小山徹さん(第99回クルーズ乗船)
乗船をきっかけに進路や仕事が変わった人は6人いました。教育の仕事の形を考え直した日向さん、地域おこし協力隊として活動する任田さん、ピースボートのスタッフになった戸田さんなどです。
乗船者の声
「それこそピースボートに乗るまでは、教育=学校の先生っていう概念しかなかったんです。でも、たくさんの人と出会っていろんな仕事を知るうちに、学校じゃなくても教育と子どもと関わる仕事ができるんだなーって思うようになったので、なんで自分は先生になりたいのかを考えなおしました。」
── 日向洋喜さん(NPO法人代表理事/第79回クルーズ乗船)
船での共同生活を通して、人との接し方が変わったという声もありました。
乗船者の声
「2人とも船酔いが大変な時があって。とおるんも船酔いで気持ち悪くなっているのに、「大丈夫?」って聞いてくれたり私のことを気遣ってくれたりしたのがすごい印象的で。その経験があったので船を降りてからは、今まで以上に自分がつらい時も相手のことを思いやれるようになりました。」
── 小山芳美さん(第99回クルーズ乗船)
乗船者の声
「ピースボートって上下関係がないというか……いい意味でも悪い意味でも関係がすごくフラットなんですよね。体育会系で育ってきたのでそれまで「とにかく年上の人には何があっても敬語で!さん付けで!」って植え付けられていたので、こういう関係性もありなんだと乗る前から価値観が広がりました。」
── 任田和真さん(地域おこし協力隊/第86回クルーズ乗船)
変化を語る声が多い一方で、「乗れば人生が変わる、という期待で乗るのは違う」という声や、変わらなかったことを正直に語る声もありました。
乗船者の声
「ただ、乗ったら人生が変わる!みたいな大きい期待をして乗るのは少し違うかなとは思います。ピースボートはさまざまなものを得るひとつのきっかけだと思うので、そこで出会ういろんなことを楽しんでいたら自然と何か見つかったりするんじゃないかと。なので、乗ると決めたら気楽に楽しんだらいいと思います。」
── 日月美輪さん(日本画家/第90回クルーズ乗船)
乗船者の声
「でも逆に変化していないこともあって、それは中学校が自分の居場所だとは思えなかったことです。「地球一周すれば何か変わってるだろう」と先生とかは期待していたみたいですけど、帰国後も中学校は私にとって行きたいと思える場所ではありませんでした。ただ、地球一周を通じて、いろいろな生き方があるのを知ったことで、学校に行くことが必ずしも正解ではないと思っていましたし、学校にいけなくてもイベントに参加したり主催する事で、自分の居場所を作ることはできると思うようになりました。」
── 末本晴香さん(14歳で第80回クルーズ乗船)
変わったと語った人の多くが、そのきっかけとして船や寄港地での人との出会いを挙げていました。乗船者が「何か変化を求めて乗る人が多い」と話すように、目的を持って人と関わることが変化につながっているようです。
乗船者の声
「ピースボートの旅が他の旅と一番違うところは、船に乗船している1000人が運命共同体となり同じ体験をすることだと思っています。参加者それぞれが年代も価値観も違うので、同じ体験をしても受け取り方や感じ方は1000人1000通りあるんですよね。それを知れば知るだけ自分の価値観が広げることができるのがピースボートの醍醐味だと思います。なので、普段の⾃分だったら関わらなさそうな⼈たちとあえてどんどん話すようにしていました。たとえば、寄港地の後はよく「地球⼩学校」という⾃主企画を実施して、ツアーや⾃由⾏動など寄港地でそれぞれが経験したことや感じたことをアウトプットして共有する場をつくったりしていました。」
── 任田和真さん(地域おこし協力隊/第86回クルーズ乗船)
乗船経験者25人のうち18人が、乗船後に何かが変わったと語っていました。多かったのは視野や価値観の広がり、進路や仕事の変化、自分を認められるようになったことです。ただし、乗れば自動的に人生が変わるわけではなく、「大きな期待をせずに楽しむこと」「出会いを大切にすること」が変化のきっかけになっていると語られていました。ピースボートは、人生を変える答えではなく、変わるための「きっかけ」をくれる場所といえそうです。
A:今回集計した乗船経験者25人のうち18人が、乗船後に何かが変わったと語っていました。一方で、「人生が変わるという大きな期待をして乗るのは違う」という声もあります。
A:最も多かったのは「視野・価値観が広がった」(7人)で、次いで「進路・仕事が変わった」(6人)、「自分を認められる・自信がついた」(5人)でした。
A:多くの人が、船や寄港地での人との出会いをきっかけに挙げていました。年齢も背景も違う人の生き方に触れたことで、考え方が変わったという声が目立ちます。
A:乗船後も学校が自分の居場所とは思えなかった、と変わらなかったことを語る声もありました。ただ、その人も「いろいろな生き方がある」と知ったことで、自分の居場所をつくれるようになったと話しています。
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2029年12月出航
第126回クルーズ
ピースボート地球一周の船旅 2027年4月 Voyage126
春に出航し、アジアから地中海、ヨーロッパ、北中米へとめぐる全108日間の世界一周クルーズ。ヨルダンやサントリーニ島、ロンドン、バンクーバーなど多彩な港を訪れ、ソグネフィヨルドやアラスカフィヨルドでは大自然の絶景を満喫します。旅行のベストシーズンといわれる初夏には、地中海から北欧まで数々の世界遺産と出会う航路へ。季節が織りなす風景とともに、まだ見ぬ世界を体感する船の旅です。
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