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コラム
2022/08/23
スタッフに聞いてみた!ピースボートセンターよこはまってこんなところ!

 
 

ピースボートの特徴の一つが「ボランティアスタッフ(以降、ボラスタ)制度」。乗船前に活動をするとその分だけ船賃の割引が受けられます。このシステムがあることで、ピースボートは若者でも乗船しやすくなっているんです!中には、船賃の割引を全額貯めて実質ゼロ円で参加するツワモノも!
そんなピースボートのボランティア活動の拠点となっているのが、東京・横浜・大阪・名古屋・福岡にある「ピースボートセンター(以降、ピーセン)」。これまでの記事では、ピースボートセンターとうきょう、ふくおか、なごやのスタッフにそれぞれのピーセンの特徴をお聞きしました。
スタッフに聞いてみた!ピースボートセンターとうきょうってこんなところ!
スタッフに聞いてみた!ピースボートセンターふくおかってこんなところ!
スタッフに聞いてみた!ピースボートセンターなごやってこんなところ!
今回の記事では「ピースボートセンターよこはま」のスタッフに、このピーセンならではの特徴をお聞きしました!
写真左から写真左から田村朔也(さくや)さん、德永涼子(ほたる)さん。
ピースボートセンターよこはまスタッフ
田村朔也(さくや):ピースボートとは関係のないコミュニティで出会ったピースボートの元スタッフから話を聞いて興味を持ったことをきっかけに、2017年出航の第95回クルーズに参加者として乗船。
 
德永涼子(ほたる):高校2年の時に不登校になり、転校した後にはじめたアルバイト先でポスターを見つけ、2018年出航の第100回クルーズに参加者として乗船。

 
 

――ピースボートセンターよこはまでは、今どのくらいのボラスタが活動しているのですか?
ほたる 20代の方が多く、30代以上の方もいらっしゃるので、幅広い年代の方に活動いただいています。
――ピースボートセンターよこはまは、全国のピースボートセンターの中で一番規模が小さいと伺いました。
さくや そうですね。なので、ピースボートセンターに来ている人の人数も他と比べると少な目ではあるんですけど、人が少ない分、関係性が密に濃くなっていくので、すごくアットホームだと感じます。
ほたる そう!アットホーム!まさに「家族」って感じですね。大体いつも活動しているメンバーが一緒なので、誰かがいないと「あれー今日○○いないの?」となるくらいつながりが深いんです。でもそれでいて、新しい人を受け入れないとかでは全くなくて。ピースボートセンターに来ているボラスタの名前を書いてあるボードがあるんですけど、そこに新しい人の名前が書いてあると「どんな人?いつ来るの?」とみんな興味深々で。
―――ピースボートセンターよこはまの魅力を改めて言語化すると?
ほたる みんなすごく優しくて助けてくれるので、みんなでピースボートセンターを作っているという雰囲気があるところです。スタッフの人数が2人と他のセンターと比べて少ないので、来ている人達にたくさん助けてもらっています。私たちではカバーしきれなかった人にも声をかけてくれていたり、「こういうことはしないのー?」って改善のための疑問を投げかけてくれたり、「これやっておくよー」と声をかけてくれたりと、すごく助かってます。
さくや ピーセンに来ている人数は多くないんですけど、メンバーそれぞれの個性が濃くて、色々な人がいるところです。これはピースボートセンターよこはまに限らず、ピースボートと関わる人たちみんなに言えることだと思うんですけど、多様性を自然に受け入れられているんです。一人ひとり違うよねっていうのをみんな分かっているし、個々の違いを受け入れられる雰囲気が心地いいなと。あとは、色々な人たちとの出会い。良いか悪いかは別として、普通に生きていたら関わらなかったような人たちとつながれるきっかけがあるというのは大事だなと思います。
ほたる 私もピースボート全体の良さとして、どんな人、どんなことでも一旦受け入れてくれるっていうのはあると感じています。受け入れた上で、心地いいと思った人はそこにいるし、ちょっと違うなと思ったら別のところに行けるし、無理に合わせなくていい感じ。
あと、受け入れるためには「こういう人はこう」って決めつけるんじゃなくて、ちゃんと「知る」っていうのが大きいと思っていて。ピースボートにいると、自分の中にあった先入観がほぐれていくのも良さだと思います。
――ほたるさんもおっしゃっていましたが、他のピースボートセンターはスタッフの人数が多めですが、よこはまはお二人で運営しているんですよね。お二人の関係性はいかがですか?
ほたる いや~~~ずっとピリピリしているんですよ(笑)。
半分冗談なんですけど、本当にピリピリはしていて(笑)。本気で、まじめにピースボートセンターを運営しているので、もっとこうしたいという思いからぶつかったりすることが多々あります。ただ、さくやはそういうのを話しやすい人で、どんなことを言っても一旦全部聞いた上で色々意見を言ってくれるので。最初は2人で運営するのが不安だったんですけど、今ではすごく信頼しています。
――さくやさんはどうですか?
さくや 実は僕はあまりそこまで考えてなくて、スタッフの数が何人でもやることをやるって感じなんですよ。ほたるほど「バリバリこうしたい」みたいな理想があるわけでもなくて。相方が無理するタイプなので、僕は無理をしないようにしています。
ほたる こんな感じなんです。でこぼこ。しかもぴったり凸凹がかみ合っているわけでもないっていう(笑)
――スタッフとしてボランティアの人たちと関わる時に意識していることはありますか?
さくや 自分自身ボランティアスタッフをやっていたことがあるので、ボラスタ側の目線で話すようにしています。スタッフとボランティアという立場ではなく、あくまでフラットにというか。誰かと話したい人もいるし、話したくない人もいるみたいに色々な人がいるので、僕自身はフラットに。来ている人のタイプに合わせていく感じですね。
ほたる 最近は無意識になってきているんですけど、私は二つのことを意識しています。一つ目はただ単に私が話すのではなくて、相手の話を引き出すこと。入ったばっかりのコミュニティだと、自分からは話しにくいじゃないですか。そういった部分を繋いでいけたらと思っています。
ほたる もう一つは、ピースボートのスタッフとして、ボラスタの先輩として、普通に友達として……と話すときに立場を使い分けること。アドバイスだったら、友達みたいな立場よりスタッフや先輩としての方が響くと思うんですよ。自分の身の置き方によって相手への響き方も変わると思っているので、今自分がどんな立場で話しているのかは無意識のうちに考えているような気がします。
――最後に、この記事を読んでいる人にメッセージをお願いします。
ほたる あまり身構えずに来てほしいですね。来たからには何とかしなきゃとか、通い続けなきゃとか、絶対船に乗らなきゃとかはないので、軽い気持ちで来てほしいと思います。
さくや 一回でいいから遊びにきてほしいですな。とりあえずピーセンに来てくれたら最高です。
ほたる ピースボートセンターよこはまにいる人、みんな“会いたがり星人”なんですよ。人に会うのが好きとか、人に会うのを見ているのが好きとか。なので、気負わずに遊びに来てください!

終わりに

記事の中にもありますが、ピースボートセンターよこはまは全国のピースボートセンターの中で一番規模が小さいセンターです。ですがその分、密なコミュニケーションを取ってより深い関係性を築けるのが魅力だなと思いました。
そしてここは、同じ県内に出航港があるピースボートセンターでもあります。横浜の出航港に遊びに行く際には、ぜひピースボートセンターよこはまにも足を運んでみてください。
ピーセンに行ってみたい…!ボランティア活動をしてみたい…!という方は
情報発信や各種連絡はLINEでおこなっています。ピーセン公式LINEに登録をして、「ピーセンに興味がある!行ってみたい!」とメッセージを送ってみてください。
 
>ピースボート公式ライン
 
クルーズに申し込みをいただいた際には、サポート担当者から電話でボランティアスタッフの案内などもおこなっています。その際にボランティア活動に興味があることを伝えていただければ詳細をご案内します。

 

(文/鷲見萌夏 写真/水本俊也、ピースボート)

PROFILE
sumimoeka
鷲見萌夏(ピースボートデッキ学生インターン)
1999年北海道札幌市生まれ。上智大学新聞学科在学中。
メディア・ジャーナリズムの勉強をしながら「表現」することを研究中。
ライターとして活動する中で、もっと自分の世界を広げたいと思いピースAボート101回クルーズに参加。


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