ビースボートの船旅であちこち迷走したHinataの旅物語、「Peace on the Boat trip」。
笑いありハプニングあり、ちょっと不思議でほんわか緩まるHinataワールドへようこそ。
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大人の遊園地風アトラクション!入口はパラダイス、そして出口は…!?
世界の二大運河のひとつ、パナマ運河をひとことで簡単に言いあらわすと…「大人の遊園地風アトラクション!」。だって想像してみてよ、船が階段を昇るんだよ。もちろん船に足は付いていないので、普通に昇るのではなくってさ。水の浮力を使って階段式に船を持ち上げていくアトラクション。しかも周りは本物のジャングルだから野生動物もいるよ。かなり本格的でしょ、っていうか本物だ。
まずは狭い水路に船が入って行くんだけど、水路の幅はそんなに広くなくて、私たちの船との隙間は何と2mしかない。ヤバイよね、この狭さをどうやって真っ直ぐに走るの?と思いきやエンジンを切って、水路の両側を走る車に両側から引っ張られる方式になっていたよ。プカプカとプールに浮かぶ大きなお船さん。そのプールは扉を開け閉めしながら水の量を上手に調整してて、それによって船が高低差をクリアしていく仕組みになっている。
北半球を航行するのに必ず通るこの水路。この道があるから、ぐるりと遠回りせずとも快適に旅が進むんだよね。貿易も同じでこの道があるからこそ、コストと時間をかけず輸送できるものもきっとあるだろう。交通料金はかかるんだけどね、実際のところはさ。値段は船の大きさによって決まるらしいよ。
過去に一番通行料が高かったのが「Norwegian Jade」号という超豪華客船で何と313,000ドル。そして一番安かったのが、「リチャード・ハリバートン」という冒険作家が泳いで渡って36セント。このギャップは一体何なんだ。パナマ運河を通過中に船内の放送であれこれ解説してくれるのが面白い。これが学校の授業で聞くのとの違いだよね、見ながら聞くと納得だ。しっかりと頭にインプットされたよ、パナマ運河のこと。
私たちが入っていったのはコロンという街の、カリブ海側の入り口の方から。そこから「ガツン湖」という湖を通ってパナマシティーの方へ抜ける。
パナマ運河に入る前に、クリストバルという小さな港に寄港したよ。ここでのツアーで「先住民との交流ツアー」があったんだけど、どれもがとても人気でさ、結局ツアーは取れずじまいだったんだ。パナマシティーまで電車で行くにも往復したら結構時間がかかるし、資料を見るとかなりの大都会だったから、今回はクリストバルでゆっくりとすることにしたんだ。