ビースボートの船旅であちこち迷走したHinataの旅物語、「Peace on the Boat trip」。
笑いありハプニングあり、ちょっと不思議でほんわか緩まるHinataワールドへようこそ。
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自転車でめぐる水の都・お菓子の国をドタバタ珍道中
ベルギーといえば、チョコレートにワッフル!お菓子の国を想像しちゃうよね。そんなベルギーの街散策に、この旅で初めての「自転車」を選んでみたよ。
今や海外では主流の自転車スタンド。お店で借りるだけでなく街の道路脇などあちこちに設置されてるから、そのまま借りて自由に乗れるシステムが便利なんだ。フランス・イギリス・ドイツ…あらゆる国で流行ってるみたい。
今回はたまたまレンタサイクル屋が駅前にあったので、そこで借りてみることに。ちょっと大きめサイズの自転車に乗って勢いよく出発!ガタガタ道をリアルに感じられるのも自転車ならではの面白さ。キャーキャー言いながら友人たちと目的地を目指して漕ぎ進んでいく。
自転車観光ってなかなか快適だな、景色を眺めながら長距離を自由に進めるし、細い路地を駆け抜けたり並んで走るだけでも楽しい。そうやって地図を見ながら来たはずなのに、あれれ?何故か全然違う方向に迷い込んでは方向転換、「こっちだよ」「いや、あっちでしょ」なんて言い合いながらドタバタ珍道中がまた今日も始まったのであった。
ブルージュの街には水路が張り巡らされていて、そこにかかる橋の数は全部で50を超えるというから驚きだ。そこを観光ボートが行き交ったり水鳥がプカプカ浮かんでいたり。穏やかに流れている川の水面にはカラフルな建物が映っている。
ブルージュって「橋」という意味なんだって、なるほどだね。北のべネツィアと呼ばれるほど、ここは美しくて有名な水の都らしいんだ。
ベルギーの建物の形は特徴的なんだよ、普通、屋根って建物の三角部分にかぶさって乗っかっていて、屋根のひさしが建物より前に出っ張っていたりするよね。ここの建物は三角部分が衝立のように前面に出ていて、屋根はその後ろに隠れてる。正面から見ると思わず「えっ、張りぼて?」と言ってしまいそうな…そんなちょっと不思議なスタイルなんだ。
そしてその張りぼて、ではなく衝立のような三角部分の斜面が、ギザギザと階段状になってるのがベルギー式なんだって。フランドル様式と呼ばれるこの形は、14~15世紀頃に数多く作られた物で歴史があるらしい。