更新日:2026/9/24

ブラジル・リオデジャネイロ「リオのカーニバル」前編〜Peace on the Boat trip〜

ビースボートの船旅であちこち迷走したHinataの旅物語、「Peace on the Boat trip」。 笑いありハプニングあり、ちょっと不思議でほんわか緩まるHinataワールドへようこそ。   最初から読む ひとつ前の記事を読む

湧き上がるサンバのリズム!ダンス!共感する世界の渦

今回の南周りクルーズのメインイベントといえば「リオのカーニバル!!」世界一周のタイミングでリオのカーニバルに遭遇できるなんて、どう考えてもめちゃくちゃラッキーな私たち。  

リオのカーニバルってさ、一度は誰でも耳にしたことがある有名な世界的イベントだよね。その凄いイベントに、年に一回しかないそのタイミングで参加できるんだよ。これが興奮せずにいられるわけもなく…私たちの船の上でもリオに到着するまでの間にサンバチームを作って練習し、大々的なサンバイベントを成功させたりなんかして、リオに到着する前からサンバ熱は徐々にヒートアップしていってたんだ。

 

そして待ちに待った当日。船が到着した大きなターミナルには、世界各国からの大型豪華客船がずらりと並んでとにかく迫力満点!みんなこのカーニバルの為にタイミングを合わせて入港しているらしい、やっぱりリオのカーニバルは注目度が高いよね。今回はオリンピックの開催直前ともあって、リオの街中はきっと今までの中でも特段ピークに盛り上がっているはずだ。

カーニバルは夜から始まって、明け方まで夜を徹して行われるんだって。昼間のイメージがあったんだけど、どうやら違うんだね。もちろん街中でもあちこちでミニイベントをやっていてとにかく賑やか、本番は大きなスタジアムで、TV生中継されながら開催されるみたいだよ。外が暗くなってからバスに乗り込み、街中が大盛り上がりではちゃめちゃになっているのを横目に、ついにリオのカーニバル会場に到着した私たち。

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 この人だらけの空間は何?どこからこんなにもたくさん人が集まってくるんだろう…暫く呆然としてしまう。

左右を見渡すと、その巨大なスタジアムはホントにカーニバルだけの為に作られましたって形をしてた。長~く続いているパレードストリートの両脇は対面式になっていて、階段状になった観覧席がそこにギッシリ。全長700メートル、約8万人まで収容可能なんだって。向かいで観客が踊っている姿までも見て楽しめるような造りになってるんだ。

道沿いにはスピーカーが数多く配置され、音楽も増幅してどの席でも臨場感たっぷりに味わえる。そんなスタジアムの観客席にはすでに人がびっちり満席に座って、今か今かとカーニバルが始まるのを待ってざわめいているんだよ。ほんと、始まる前からテンションも上がっちゃうよね。

生命力があちこちで爆発して…

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今日ここに登場するスペシャルチームは、ひとチーム2500人から多ければ4000人という大所帯。その構成は決まった形があって(※)10チーム程が出演するんだけど、そこにアリのようにうごめく大群の観客も合わせると、一体どれだけの人がこの会場にいるんだ~ってなる。なんだか余りにも規模が大きすぎて把握のしようがないよね、もうこうなってくると始まってみないことには何も分からないよって感じだ。

(※)ひとチームの構成 1・先導隊 各チームを先導する集団 2・女性旗手&エスコート役 チームの顔でもある、優雅に舞う男女のペア 3・バイーア風の婦人 サンバのルーツを象徴する重要な集団(最低70人) 4・バテリア(打楽器隊) 生のドラム演奏でのサンバパレード(最低200人) 5・アレゴリーア(山車) 巨大な山車。高さが約10メートルほど(5台~6台)

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 とにかく会場内はすごい熱気で溢れかえっている。グググッと徐々に湧き上がってくる言いようのない高揚感、一年のうちのこの何日間だけしかないスペシャルな、エネルギー大放出の世界的ビッグイベント。

「自分たちが何者であるのか」…それをカラダ全体で表現して、生きているその瞬間を心の底から喜ぶことができる日。そんな日が一年に一度やってくるということは素晴らしいことだと思う。そのブラジルの躍動感というか、街中でも生命力があちこちでバンバンと弾けているようなそんな野生の人々の姿を目の当たりにしたりして、自分は今とてもスペシャルな空間にいるんだなあってそう感じたよ。

さておき。テンション上がり過ぎてちょっと落ち着かないと…さっきからウロウロしっぱなしで気もそぞろに動きが止まらず…おーい、落ち着け私。そうだなぁ、こんな時には軽く飲むのがいいかも。会場の売り子のお兄さんからビールを買って、少しほろ酔い気分でドキドキしながら始まりを待っていたら、出し抜けに遠く向こうのスタート地点でドーンと花火が上がった!ついにパレードの始まりだ。

 

会場内ではチームのテーマソングが大音量で流れ出し、巨大スクリーンには情熱的に歌っているチームの面々が映し出される。入口の奥からどんどんと湧いて出るようにチームメンバーが溢れ出してきて、メインストリートを賑やかにパレードし始めた。

見ているだけでヒヤヒヤしてくる…

そのイメージはとにかくカラフルで華やか、そして素晴らしくゴージャス。日に焼けた肌に原色の衣装が、遠目にも美しく映えている。なんだか一人ひとりが主役のように見えるほど、それぞれが存在をアピールしているから見ていて面白いんだ。会場の座席でも人々が一斉にリズムを取り出してうごめき始めたよ。これだけの人数が踊りだすって、圧巻だね!

そんなパレードの中でも特筆すべきはバテリアと呼ばれる打楽器隊。彼らの持つ天才的なリズム感が、ここでこよなく発揮されてる。ひとチーム200人いるバテリアをまとめるのに、何人かの指揮者が中に混じって大きく手を振りながらひとつの楽曲をまとめているんだ。

アレンジされたリズムが怒涛のように展開されていくかと思いきや、止まる時には一斉にバシッと止まる。この、音が止まる瞬間の気持ち良さったらないね!一糸乱れぬ完璧なドラムのチーム演奏、心底カッコイイって思っちゃうよ。あれだけ大人数でリズムが揃うとほんっとスキッとするというか、気分爽快。

そしてそれに続く山車のデカいこと~ここはディズニーランドか?いや、全くもってそれ以上だな。豪華で工夫を凝らした巨大山車のオンパレード、とにかく次から次へとその趣向ときらびやかさに驚かされっぱなしだったよ。これがひとチームで5~6台登場するからもう大迫力極まりない。

その山車自体も動いたりするんだけどさ、とにかくそのバラエティに富んだ山車は目を見張るばかり。巨人が寝ている状態で運ばれてきたと思いきや徐々に立ち上がってきたよ~?そびえ立つビルのように背の高い巨人に、よく見ると人が何人も引っかかってぶら下がっているんだ。みんな足をバタつかせながらぴったりと巨人に張り付いているんだけど、もう見ているだけでヒヤヒヤしてくるよ…

世界各国の友達ができちゃう?

どの山車もあれこれ仕掛けが工夫してあって見ていてホント飽きないんだ。中には、日本のねぷた祭りを思い出させるような山車もあったり。世界の反対側で同じように巨大人形の山車が祭りに使われてるって、不思議だけどかなり面白いシンクロだよね。

 山車の合間あいまに華やかなダンサーたちの群れが登場。日本人の私たちがイメージするようなダンサーの衣装ではなくって、大ぶりでド派手な衣装を着て踊っているよ。セクシーな衣装のダンサーって思ったより少なくて、どちらかというとみんな仮装のような格好だったのが意外だった。もしかしたら昔のスタイルから変化してきているのかもなぁ。

できれば色んな場所からパレードを見てみたくて、とにかく会場内をウロウロしてみた。少し空いている空間を見つけてはホンの数分だけお邪魔したりしながら、小ワザを使って色んな角度からの写真撮影を試みてみたんだ。

 とにかく笑顔&フレンドリーな観客も多くって、「写真撮って~!」って自らポーズしてくれる人もいたよ。カーニバル会場は、その気になれば一日で世界各国の友達を作ることもできるんじゃないかっていう素敵な空間だった。

 そう、観客自身もバッチリお洒落してたり、派手な人もたくさんいた。大半は暑いからTシャツに短パンって感じだったけどね。でもカラフルにボディーペイントしたり派手な頭飾りを付けたり、思い思いにみんなカーニバルの弾けっぷりをとことんまで楽しんでたよ。そうやってカーニバルは、ただただ楽しいままに時間が過ぎていったんだ…

 

(取材・文・写真/Hinata)

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