
更新日:
ビースボートの船旅であちこち迷走したHinataの旅物語、「Peace on the Boat trip」。 笑いありハプニングあり、ちょっと不思議でほんわか緩まるHinataワールドへようこそ。 最初から読む ひとつ前の記事を読む
いつ来てもその空気感に驚いてしまう。そこにいるだけで心地いいって思える、ハワイの大地。
世界の色んな場所に行ったけど、この満ち足りたような幸福感を含んだ空気はハワイ特有だ。大都会のオアフ島でさえそう思えてしまうんだから、その他のハワイの島々はもっと凄いんだよね。

私はハワイ諸島の中でも特にハワイ島が好きで、何度か足を運んではちょこっと生活してみたりしてるんだ。フラにも気がつけばどっぷりとはまってた。人って変わるもんだなぁって今の自分のハワイ好きをみてつくづく思うよ。だってそれまでの人生でさ、私が世界で行きたくない場所ナンバーワンがハワイだったんだ。そしてフラなんて自分には一生関わりのないダンスだとも。
単純に、知らなかったんだよね。ハワイにどれだけ深い精神性があって、それを体現できる素晴らしい文化があるってことをさ。だから、今回の船旅の最後を締めくくるのがここ、ハワイだっていうのはかなり素敵なことだと思ってるんだ。

ハワイには「ALOHA」っていう言葉がある。誰もが知っているそのハワイ語の中に、たくさんの意味が隠されているってことを知っている人は案外少ないかも知れない。
その言葉は日常の挨拶だけに留まらず、「愛、調和、思いやり、心地よさ、忍耐、謙虚さ」など数多くの意味が含まれている。ハワイアンの人たちはこの言葉をとっても大切にしていて、アロハの精神は彼らの生活の一部になっているんだ。
あなたはペレを知っている?
今日は私たちと時を同じくして、たまたま日本からオアフに来ていた知人ご夫妻に、車であちこちを案内してもらえるということで朝からワクワクだった。

私たちの船が停泊している港からワイキキを通り抜け、その先へと進む。ダイヤモンドヘッドが良く見える広場にたどり着いた。ダイヤモンドヘッドはハワイ名を「カイマナヒラ」と言うんだ。フラの踊りでも有名な曲があるほどで、ワイキキのシンポルのようになっている。「ワイ」は「水」という意味で、ここは水の豊富な土地だということだ。
ダイヤモンドヘッドから更に奥に進んでいくと、美しい海が広がる湾のようなところにたどり着いた。そこには「ペレの椅子」というパワースポットがあるという。

ベレとは、ハワイ島の火山に住む女神様のことでさ。神話に出てくるし、古式フラの曲にもよく登場する重要な神様なんだ。ハワイ島は今でも火山の活動により大地が広がり続けている。だけど流れ出した溶岩は街を通ることもあり、時には家を飲み込んだりもする。それでもハワイ島の人たちは彼女を誇り高く祀る。ハワイの命の根源を司るエネルギー、ペレ。
オアフ島とハワイ島は距離も遠く離れているけれども、ここにもペレのエネルギーが脈々と繋がっているんだ。ここオアフ島をつくったのも彼女だという説もあれば、島々を移動してきた際にこの椅子に腰を下ろして海を眺めていたという説もある。

ハワイには色んな神様たちがいるんだけど、中でも特にペレのエネルギーは強いと有名で、怒れば誰も止められないと言われる程に彼女の存在はとにかくダイナミックなんだ。神々しくて勇ましく、そして美しい。ハワイの人々が彼女を恐れながらも崇め続けてきたことにはそういった理由があるからなんだろうね。
隣り合わせにある凄い世界
そう言えば、この連載の番外編で紹介したハワイの伝統カヌー「ホクレア号」のこと、覚えているかな?ホクレア号は最近、ディズニー映画「モアナと伝説の海」に出てくる船の(航海術の)モデルにもなったりしてるんだけどさ、ハワイではとっても有名な船で。普段はここ、オアフ島に停泊しているんだ。
ホクレア号がハワイアンたちから大切にされているその訳は、無くなりつつあったハワイやポリネシアの伝統文化「星の航海術(スターナビゲーション)」を取り戻し、しっかりと守ったからなんだけど、その壮大な旅路と私たちの世界一周の旅とが重なった時があるっていう事実は、皆さんもうご存知の通り。(※)
そして他にも、オアフで有名と言えば「ノースショア」という場所。世界中のサーファーがこぞって乗りに来るビックウェーブが来ることで知られるその街は、ワイキキからは島を挟んで反対側にある小さな田舎街らしいんだ。話を聞くとここの冬場の波の高さは、大きなものだと6メートル以上にもなるらしいよ。

世界の中でも屈指の、危険なビッグウェーブが来ると言われている「ワイメア」「バンザイパイプライン」は、ノースショアでも特に有名なサーフポイント。12メートル級の大波が来る年だけ開かれるというビックウエーブコンテストもあるらしい、その時には開催のニュースが流れるだけで渋滞が起こるくらいなんだって。
もしあなたがどこかで、波がチューブ状に美しく巻き込む映像を見たことがあったとすれば、それはパイプラインの波かもしれない。サーフボードに乗って、紺碧の巨大な波に囲い込まれる一瞬…世界は一体どういう風に見えるんだろうね。
地球の営みが作り出す巨大な水の壁、そして溢れ出す溶岩の大河。ハワイではそんな凄いものたちが日常の中で、私たちの隣で常にうごめいているんだ。そう考えると、こんな小さな島なのにハワイってホントに驚きの空間だよね。
ハワイアンランチはこのボリューム!
と、そんなことを考えている間に車は小さなお店へ。ハワイでの第1食目は「L & L」に決定。テイクアウトできるボックスは、まさに日本のお弁当だ。ここハワイではこのベントースタイルが定番でさ、とにかくその量のすごさは半端なかったりする。4人でそれぞれに選んだのは「マヒマヒのソテー」「ガーリックシュリンプ」「BBQポークリブ」「カルアポーク」等々。どれもハワイではメジャーな食べ物なんだ。

マヨネーズたっぷりのマカロニサラダがついていて、そしてそこにライスが2スクープ、丸い形に盛り上がっている。聞いただけでお腹いっぱいになるよね。野菜の気配はほとんど無しだから私はサラダBOXにしてみた。みんなであれこれ取分けながら、食べても食べても減らないベントーを平らげる。
今日の天気予報はちょっと雨模様なんだ、本格的に降り出す前に先にビーチに行ってみることにしたよ。有名なカイルアビーチに着いたら、そこではカイトサーフィンをやっていた。サーフィンにも色んなスタイルがあってさ。

ウィンドウサーフィンはご存知の通り、風を操ってサーフィンする仕組み。そしてカイトサーフィンも同じく風を操るんだけど、今時のスタイルというかこれが結構かっこいいんだ。上空にカイトを飛ばして、その勢いに引っ張られてサーフィンをするから、見た目もワイルドな感じというか、体力が要りそう。だけど波がそこまで良くなくても風があれば大丈夫ってのがいいよね。こうやってスポーツはどんどんと進化していくんだなぁ。
ハワイの海はいつ行っても、みんなが遊んでいるというイメージが強い。観光客だけでなく地元の人も、老若男女が楽しんでる。サーフィンやシーカヤック、シュノーケルにその他マリンスポーツ。波が大きいから浮かんでいるだけでも楽しいし、透き通った色が美しいからそれだけでテンションが上がるよね。

それに、ハワイの海は何だか包み込むような女性的な優しさがあるんだ。前に一度、ぷかぷか浮かびながら一瞬だけ眠ってしまったことがある。完全に安心しきってしまったんだよね、ハッとして起きたよ。ちょっと流されてたから危ないよね、だけどそれくらいに身も心も預けられる存在なんだ。
美味しいパンケーキにスリフトストア!
カイルアの海を見ているうちに、何故か話題は美味しいパンケーキの話になって。満腹なはずが意見が一致、早速また街へ繰り出すことに。

大きなナチュラルマーケットがあるカイルアの街に到着。そこではハワイのオーガニックな物や質の良いものがたくさんあった。ハワイでは凄いジャンクな物もあればナチュラルな物もあってさ、それが同居している面白さがあるような気がするんだ。

混んでいる人気のパンケーキ屋さんでオーダーしたのは、マカデミアナッツ味のホイップのかかったパンケーキ。ハワイアンコーヒーをたっぷり飲んで、さすがにもうこれ以上は無理ってぐらいな状態になった私たち。だってコーヒーもお代わり入れに来てくれるんだよ、幸せいっぱいだけどもうお腹タプタプだ。
そこから近くのスリフトストア、「サルベーションアーミー」に行ってみたんだ。スリフトというのはリサイクルショップみたいなものなんだけど、この店が他の店とちょっと違うのは、キリスト教系福祉団体によるリサイクルショップでさ。店内の商品はすべて寄付されたものなんだって。

お店にはハワイらしくアロハのシャツやワンピース、ドレスもあれば、有名なハワイブランドの洋服の古着もお手頃価格で売っている。洋服だけでなく家具や日用品まであらゆるものがあって、見ているだけで楽しくなっちゃうラインナップ。宝探しをしながらあっという間に時間が過ぎてしまう。
気がつけば夕方近く。私たちはワイキキに戻り、フラのショーが無料で見られるインターナショナルマーケットプレイスに行ってみた。建物の中に大きな大きな木が生えているのが印象的なその場所の、真ん中にある広場を使ってフラのショーが始まるようだ。ワクワクしながらステージ前の隅の方に陣取ると、上半身をむき出しにした恰幅のいい男性がスッと私の隣に立ったんだ…
後編へと続く…
(取材・文・写真/Hinata)
コラム
ピースボートクルーズの費用は高い?安い?基本代金・諸費用・支払い・割引を確認できるチェックリスト
コラム
ピースボートクルーズに海外旅行保険が必要な理由|船内での感染症・緊急搬送・キャンセルなど想定ケースで解説
コラム
ピースボートの口コミはなぜ両極端?乗船者の声と時期・航路・客室別の傾向から「自分に合うか」を見極める
他の記事も読む
keyboard_arrow_right
「ピースボート」ってなに?
keyboard_arrow_right
どんな船で旅をするの?
keyboard_arrow_right
寄港地でのプログラム
keyboard_arrow_right
2029年12月出航
第126回クルーズ
ピースボート地球一周の船旅 2027年4月 Voyage126
春に出航し、アジアから地中海、ヨーロッパ、北中米へとめぐる全108日間の世界一周クルーズ。ヨルダンやサントリーニ島、ロンドン、バンクーバーなど多彩な港を訪れ、ソグネフィヨルドやアラスカフィヨルドでは大自然の絶景を満喫します。旅行のベストシーズンといわれる初夏には、地中海から北欧まで数々の世界遺産と出会う航路へ。季節が織りなす風景とともに、まだ見ぬ世界を体感する船の旅です。
おすすめクルーズはこちら
keyboard_arrow_right目次