少なめに注文したと思っていたけど、出てきたのはボックスいっぱいのチキンの山。だけどお腹が減っていたので早速、コーラと一緒にいただきまーす!
その味はというと、日本で食べるジャークチキンよりも味付けが薄くて、スパイスの風味よりも肉本来の旨味をじんわり味わうといった感じ。鶏肉はこの環境で育ったなら野生に近い硬い肉かなと思っていたんだけど、炭火焼のせいもあってか、肉がとっても柔らかくて美味。
そうそう、その時にね、近くにいたジャマイカ女性が声をかけてきたんだ。話を聞くと、この近くでクラフトマーケットを出しているんだって。今はお昼ご飯を買いにここまで歩いて来たらしい。彼女はジャークポークを買っていたんだけど、ちょっと味見してみたいって言ったら快くOKしてくれて、私の向かいの席にひょいと腰掛けた。
お互いに簡単な自己紹介をして、早速互いのチキンとポークをシェアしつつ一緒にランチタイム、食べながら彼女は自分が住んでいる場所の話をしてくれたんだ。
クラフトマーケットの人たちはこの街から車で20分から、遠くて2時間ほどのカントリーサイドに住んでいるんだって。そこはこんな風な街ではなくって広大な農園があって、ココナッツやハーブなんかがいっぱいある、自然豊かな住みやすい場所だと言っていたよ。話をしている彼女の表情から、そこがどんなに素敵な場所なのかがリアルに伝わってきたんだ。