ピースボートデッキ > COLUMN > キューバ・ハバナ編 第1話〜Peace on the Boat trip〜
hinata-47_002
シリーズ
SERIES:01 Vol.47
2018/04/28
キューバ・ハバナ編 第1話〜Peace on the Boat trip〜 (1/6)
ビースボートの船旅であちこち迷走したHinataの旅物語、「Peace on the Boat trip」。
笑いありハプニングあり、ちょっと不思議でほんわか緩まるHinataワールドへようこそ。
 
最初から読む
ひとつ前の記事を読む

サルサにゲバラにキューバリブレ!隙間感にどっぷりハマって

 

今、とっても噂になっている国といえば「キューバ」!!

 

街には古い写真を見ているかのような味のある建物が立ち並び、たくさんの観光客と、自転車タクシーや野良犬たちが路上を行き交っている。

 

1・DSCF6696学生

 

学校が終わると建物から一斉に溢れ出してくるこどもの群れや、特に何をしているでもなく街を歩いたり窓から外を覗いたりしている人々。色んなものが淡々と交差するキューバの日常の中に、私はすっぽりとお邪魔していた。

 

アメリカとの国交正常化を受けて急速に動き始めているこの国では、それまでの社会主義的なある意味落ち着いた生活から、目まぐるしい消費社会へと変化が進んでいるかのようだ。

 

観光客の増加で一気に開発も進み、街中は工事だらけ。古き良き時代を保っていたキューバがなくなってしまうという懸念の声の中、新旧入り混じった混沌とした空気感が、ホコリっぽさと共に街全体を大きく包み込んでいた。

 

DSCF6700

 

オールドハバナ。街を歩くといろんな人が声をかけてくる。自転車タクシーの運転手、レストランのウエイター、お土産屋さん、道行く人…そこまではどこの国でもある特に珍しくもない光景だけど、ここではそれがまるで、フィルターがかかったような不思議な感覚でやってくるんだ。

 

ホコリっぽさだけでなく、街の古さや人々の感じがそうさせているのかも。ものすごく緩やかに進んでいた時間にネジが巻かれ、突然早く動き出したキューバ。外からはスピーディーに色んなものが街中に入ってきているけど、住民たちは今までの感覚でゆっくりと動いているから、時間軸のズレが所々で不思議な隙間を作ってる。

 

hinata-47_005

 

その隙間にフワッとはまってしまうような不思議さがここにはあるんだ。狭い街並みのガタガタした路上で、ふいにそんな隙間感に出会うことが楽しくもあった。

 

123...6
PROFILE
hinata-150x150
Hinata(フリーライター)
国内を転々と放浪した後、沖縄にたどり着き12年を過ごす。現在は神戸を中心に活動中。ハワイ好きでフラ歴もあり、ロミロミマッサージのセラピストとしての一面も持つ。好きなことは料理・物作り・音楽・読書・写真・旅などあらゆることに興味はつきない。ピースボートで世界一周の船旅(第90回クルーズ、第92回クルーズ)に参加、その物語を綴る。


ピースボート公式LINE@
最新情報をお知らせします!
コラム
ピースボート海を見ながらの食事
2024/11/14
【最新】ピースボート食事はどうなっている? 船内レストランのメニューや飲み物事情
コラム
ピースボート海を見ながらの食事
2024/11/14
【最新】ピースボート食事はどうなっている? 船内レストランのメニューや飲み物事情
コラム
黒豚サムギョプサル
2024/08/24
済州島(チェジュ島)観光スポット:自然を満喫する旅行プランとグルメガイド
コラム
黒豚サムギョプサル
2024/08/24
済州島(チェジュ島)観光スポット:自然を満喫する旅行プランとグルメガイド
コラム
世界の言語のイメージ
2024/06/13
世界の言葉で「こんにちは」「ありがとう」旅行用フレーズガイド
コラム
世界の言語のイメージ
2024/06/13
世界の言葉で「こんにちは」「ありがとう」旅行用フレーズガイド
コラム
おおさかピーセンの日常
2023/11/15
スタッフに聞いてみた!ピースボートセンターおおさかってこんなところ!
2025年4月出航 第120 回クルーズ

ピースボート地球一周の船旅 2025年4月 Voyage120

息をのむような大自然の絶景がどこまでも広がるアラスカフィヨルド遊覧は、船旅ならではの体験です。洗練された街並みと美しい自然が広がる初夏の北欧と数々の世界遺産が残るヨーロッパ、太陽がきらめく中米を訪れる、見どころ満載の航路です。
ピースボート公式LINE@
最新情報をお知らせします!