まあここまでは普通として。はい来ましたよ〜帽子売り。一体いくつ帽子を被ってるのか、頭が縦に長く伸び上がっているよ。だけどその販売スタイルがなかなかいい。なんか突き抜けててモダンな感じまでしてきたよ。
洗濯物を持って移動しているようにも見えるおばさんは、パレオとワンピースを大量に持ち運びながらどうやら販売している様子。そしてお兄さんが持っているビーチパラソルの内側に大量にぶら下がっているのは全てビキニです、みなさん手ぶらでビーチ来れますよ~
その他、時計を売りに来た兄さんや(なんか盗品ぽかったぞ)、突如私たちのテーブルの上に一枚ティッシュをひいて、その上にお菓子をバラバラっと置いてお店を開いたお兄さんなどなど、やりたい放題の色んな商売人にも出会えて面白い。
道沿いに開いているパーラーからは、地元の人たちが楽しそうに演奏するサンバソングなんかも聞けたりしてラッキー。ほんのちょっと海に遊びに来ただけなのに、予定外のものがいっぱい見れて得した気分なコパカバーナビーチだった。
カーニバルの日、会場いっぱいに凝縮されたエネルギーは底抜けの明るさを持って、下方にある重い闇をかき混ぜながらすくい上げ、リオの夜空高くまで突き抜けていった。あまりにもくっきりと際立つ光と闇のコントラスト…この街に生まれ育った人々は、その両方を大きくかき混ぜながらこの街で力強く生き抜いていくのだろう。
リオデジャネイロの街。サンバのリズムはいつまでも終わることなく、体の中にその余韻を留めさせている。ここにカーニバルがある限り、彼らの存在はどこまでも強く輝き続けるんだ。
PHOTO GALLELY
何とも可愛らしい二人組
ブラジル特産カイピリーニャ
シュールな海老の一本刺し
砂絵アートのお尻もプリプリ
おじさんのタトゥーがナイスなセンス
みんな仮装やお洒落を楽しんでいる
サーファーはいつでもマイペース
サンバのリズムでどこまでもハッピーに!
(取材・文・写真/Hinata)