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インタビュー
2016/07/07
INTERVIEW Vol.09
室井 舞花&恩田 夏絵
MUROI Maika ONDA Natsue

「私もバイだと思うんだ」同性婚カップルが話すピースボートライフ【後編】(1/3)

PROFILE
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室井 舞花&恩田 夏絵
[ピースボートスタッフ]
(左)室井舞花。愛知県出身。2006年より現職。18歳でピースボート地球一周の船旅に参加。船上でレズビアンの友人と出会い、カミングアウトをはじめる。2014年からLGBT当事者の日常を映した写真展『Love is Colorful』を企画・運営。
ブログ:犬も歩けば海に出る

(右)恩田夏絵。神奈川県出身。2006年より現職。自身の不登校・ひきこもり経験をもとに、2010年、洋上フリースクール『ピースボート・グローバルスクール』を開校。これまでに9期開校し、卒業生は100名を越える。『ひきこもりUX会議』の主宰のひとりでもある。
ブログ:ひきこもり、世界を旅する。
そして、カップルとなった室井さんと恩田さん。2012年の第77回クルーズに初めて二人いっしょに乗ることになるのですが―――。
後編のインタビューでは、多様な性のあり方の理解を深める活動を続けるお二人に、その信念や動機をしっかり伺います!
>前編の記事はコチラから

「同性カップル」以前にひとりの人間

――船では毎回、セクシュアルマイノリティ(LGBT)に関する企画をしているそうですね?
室井 私のカミングアウトのきっかけも、船で出会った当事者の友人との出会いだったから。船に参加している人たちに向けてお話することで、仲間を探している当事者の人や、“人と違う”ことで悩んでいる人に届くかもしれないと思っています。でも(恩田と乗船した)77回クルーズでは、自分が同性を好きだということは伝えたけど、彼女と恋人同士だということは最初は言いませんでいた。
――それはどうして?
室井 異性愛者だとしても、出会って1日、2日のスタッフから「私たちカップルなんです」とか言われても「へー、そうですか」って感じじゃないですか?(笑)
――確かに、恋人がいるかどうかなんて、職場でわざわざ言わないですよね。
室井 そうそう。まずは参加者のみなさんと、人間関係を築くことが一番大事。私たちが恋人同士だって言ったのは、船が帰国する2週間くらい前。船内でピースボートのスタッフを順に紹介する企画があったんですが、私たち2人がいっしょに出て、それぞれ個別で生い立ちを話していって…。
恩田 最後に「実は付き合ってるんです」って言って。聞いてた人たちは「ええーっ!?」ってなったね(笑)。
室井 みんなちょっと固まってたよね。
恩田 やっぱり私たちよりも年長の世代だと、身近にそういう人がいる人は少ないみたいなんですよ。だから言った時は大半の人がびっくりしていました。2割ぐらいは「見てれば分かるよ」と微笑ましく見てくれている人もいましたけどね。3ヶ月もいっしょに地球一周していると、参加者とスタッフという枠を越えて親しくなるんですよ。
室井 「孫と一回お見合いしてくれないか」って言う人もいるよね。そんな会話を船内生活の中でしているから、我々が付き合っていますと言うと「どっひゃー」って(笑)。
――言い出しにくそう…!
室井 でも彼女はサラっと言っちゃうから。挙句の果てに「結婚パーティやりたいから来てくれる人は名前を書いてくださーい」って紙を配り始めるという(笑)。
――すごいハートの強さですね(笑)。
恩田 でもそれで老若男女問わず日本全国70名くらいの人たちが書いてくれたんですよ。
室井 実際、結婚パーティーも招待した大半の人が来てくれました。
――びっくりしていた人たちが結婚式に来るまでに!? 
室井 人は「慣れる」んだなって思いました。まず日常の中で関係性をつくっていけば、仕事ぶりや会話で人間性が分かってもらえるので、いろいろな性格の特徴のひとつに「同性が好き」「パートナーは同性」という要素があるだけなんだと理解していただけるんですよ。だから最初は戸惑ったという人も「いろいろ知りたい」とか帰国してから「ニュースで今まで気にしてなかったけど、身近になりました」と言ってくださるんですよね。
――会話を重ねて1人の人として付き合ってきたからできることですね。
恩田 誰を好きになるとか、もしくは好きにならないとか、誰と恋愛関係にあるかって、人間の1つの要素でしかないじゃないですか。だから、私たちはパートナーだけどそれ以前に1人の人間で、それぞれがまじめに仕事をして、まじめに生きて、1人ずつと人間関係をつくっていくだけですよね。
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