kajiura_catch
インタビュー
2016/04/20
INTERVIEW Vol.1
梶浦 崇志
KAJIURA Takashi

どうするかはぜんぶ自分次第!
「あのクルーズに乗ってなければ今がない」
(3/3)

アラブの商人はほんとすごい

――しかし充実していて楽しそうですね。辛かったことはないんですか?
梶浦 そういうのはなかったかなあ。忙しくしてたしネガティブには捉えないようにしてたから…。
――病気になったりは?
梶浦 もちろん風邪とかはひきましたけど特にないですね。スリに遭ったこともないし。あっ、でも友達は遭いましたね。買い物してお金払う時にカバンの上に財布を置いちゃって、品物を受け取ったらもう財布がないとか(笑)。
――早っ! 職人技!?
梶浦 バス乗ってる人の荷物を自転車で来てパッと取っちゃうスゴワザのスリもいましたね。あとエジプトは印象的でしたね。ピラミッドもあるしみんな行きたがる場所ですけど、とにかく「ワンダラー」が多くて…。
――ワンダラーって何ですか?
恩田 たとえば、商人たちはお土産のラクダの人形を売るのに、最初は10ドルとか言うんですよ。
梶浦 いや、30ドルって言うよ、たぶん!(笑)
恩田 それを、お客さんが移動しようとしてその場から離れそうになると、追いかけてきて「1ドルでいいから買って」って。
梶浦 それをつい1個買おうものなら、もう波状攻撃(笑)。
恩田 アラブの商人たちにとっては、値段交渉がひとつの文化なんですよね。本当はお店に入ってきた客に「まぁまぁ、座って」って勧めて、お茶を飲んで他愛もない会話をしながら値段交渉していくそうなんです。でも、観光地だと客が長居しないから、すぐに値段交渉が始まって、最終的に「ワンダラー(1ドル)」になる。「アラブの春」の後は特にすごかったよね。観光客が激減していた時期だったから、私たちがツアーで行くと「来た~!」って。あと、ラクダに乗ることもできるんですけど、その時も「乗っていいよ、乗るのはタダだから」って言われて、いざ乗ったら「降りるの10ドルね」って言われたり(笑)。「こんな商売アリなんだ!?」って価値観が覆りますよね。そもそも日本国内だと値下げ交渉する機会もそうはないですし。
梶浦 その料金交渉も楽しみのひとつではありますよね。商人の手管もいろいろで「うちは家族がいるんだよ」と良心に訴えてきたり(笑)。


持ってると便利な小額ドル札
必要があれば何でも現地で調達してしまう梶浦さん。そんな彼がいつも用意しているのは細かいドル紙幣。小さな商店では100ドル札などの高額紙幣は偽ドル疑惑で使えないことも多いのだ。なおかつ小銭しか入れないダミーの“見せ財布”があれば、「これだけしか持ってない」と値段交渉の際に便利なのだとか。

もしあの時、乗ってなかったら…

――ピースボートで得たものって何ですか?
梶浦 もうそれは友達です。ありきたりかもしれませんけど、それに尽きますね。52回クルーズでいっしょに乗った連中はもう一生付き合っていくんだろうなという友だちですし、そこから遊びにも仕事にもつながっていったので。早い段階で乗っておけば、そのあとの人生とか仕事でやっぱり広がるんで。
――お話を聞けば聞くほど、かなり凝縮された経験をされてますね!
梶浦 そうですね。やるからにはやってみたいこと全部やろうと思って。あのクルーズに載っていなければ今ここまでつながってないし、WEBレポーターの仕事の誘いもなかっただろうし、今の友達関係もないだろうし…。もしあの時乗ってなかったら地元でくすぶってたんじゃないかと思います(笑)。
――乗ってよかったですね(笑)。
梶浦 良かったです(笑)。あと、世界で起きていることをニュースじゃなくて自分の目で間近で見られるし、世界に目を向けるきっかけにはなるんじゃないかと思います。まあ、それをどういう方向に持っていくかは自分次第なんですけど。
――これからピースボートに乗る方にメッセージを!
梶浦 一生付き合っていける仲間ができますし、これからの人生の基礎づくりができる。人生を面白くしていくためのきっかけづくりができると思います。ぼくも写真というきっかけをもらいましたから!
(取材・文/明知真理子 写真/利根川幸秀、梶浦崇志)
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