kajiura_catch
インタビュー
2016/04/20
INTERVIEW Vol.1
梶浦 崇志
KAJIURA Takashi

どうするかはぜんぶ自分次第!
「あのクルーズに乗ってなければ今がない」
(2/3)

タヒチで見ず知らずのおじさんの家に…

――印象的だった寄港地はどこですか?
梶浦 一度目の旅の後半で行ったタヒチのモーレア島ですね。船で友達になった人たちと20人ぐらいで「外で泊まろう!」と盛り上がって砂浜に行ったんです。そこで朝までみんなで過ごそうと思って。でも、蚊が多くて「やべー」って騒いでたら、外国人のおじさんが知らない言葉で何か言ってきて…。
――えっ、ちょっとドキドキのシチュエーション…。
梶浦 何言ってるか分かんないけど、たぶんフランス語で「家に来い」って言ってるなって…。
――付いて行ったんですか!?
梶浦 ヤバイかなという話もあったんですけど、まあ20人いるしいざとなれば勝てるなって(笑)。でもそれが結局、心配してくれてて、そこにいると危ないぞって感覚だったんだと思います。家に連れて行ってくれて全員を泊めてくれて、翌朝ごはんも出してくれて。子供が3人ぐらいいるお父さんだったんですけど、本当にいい思い出になりました。
――いい出会いですね…! でも「日本の若者たちはムチャクチャだ」って思われてるかも(笑)
梶浦 たぶん言われてたと思います(笑)。実はその後、10年後にもう1回行ったんですよ。
――マジ!? 場所は覚えてたんですか!?
梶浦 いやいや、覚えてないです。なのでfacebookでその時の友達に「次のクルーズで近くに行けるらしいから情報をくれ!」って。すると「歩いて海岸まで行けたぞ」とかいう情報が集まり始めて。
――そんな小さな手がかりから探し当てたんですか!?
梶浦 実は僕はその時、自転車を借りて島を一周してたんですよ。だからその時の自分の記憶と友達の記憶を総動員して、なおかつ地図アプリで当たりをつけた上で、あとはもう「このへんの脇道から入ったような…」と自分の足で探しました。
――リアルRPGですね~!
梶浦 その時はお父さんとお母さんはいなかったけど息子さんがいて、いっしょに写った写真を渡したら「ああ、あの時の」って感じで(笑)
――かなり存在感を残してきたんですね(笑)。もしかしてそんな経験はほかにも…?
梶浦 83回クルーズで行ったモンテネグロ! 一人で歩いて行った先で夕立と雷に遭い、ポツンと建っていた民家で雨宿りをさせてもらったんです。これもまた何語かは分かりませんけどなんとかコミュニケーションを取って(笑)。その人とももう一回話したいですね。あと、行った時は天気が悪かったので、晴れてる時に写真も撮り直したいですね!
――撮影された写真を見ると、あのイースター島にも行ってるんですね!
梶浦 2回行ってます。大きい港がなくて着岸できないので、沖に泊まって小さいボートに乗り換えてピストン輸送するんですよ。海外のWEBレポーターたちといっしょにタクシーで回って写真を撮らせてもらいました。初めてモアイを見た時はさすがに「すげえ!」ってなりましたし、2度目はなぜか「帰ってきたな…」という感慨もあって。日本人のイメージする“秘境”感はありますね。

ゾウはもう見飽きた!

――ピースボートでは自由に過ごせる一方で、選択できる「現地プログラム」もあるんですよね?
梶浦 はい、アフリカではそれでサファリ行きましたね。車で「ツァボ国立公園」を走って象、キリン、シマウマとか野生の動物を見られるんです。
恩田(:同席したピースボートスタッフ) ツァボ国立公園は赤土で、それが象の肌についてピンク色に見えるので“ピンクエレファント”って呼ばれて有名なんですよ。象やキリンは山盛り見られます(笑)。
梶浦 そうそう、最初は「すげー!ナマ象がいる!」って興奮するんですけど、それが2日目になると「ああ、また象か…」って(笑)。『水曜どうでしょう』でもそんな話ありましたけどシマウマ以外いないのかよって(笑)。だんだん写真も撮らなくなって、ガイドのおっちゃんに「ライオンが見たいよ!」ってワーワー文句言ったり(笑)。
恩田 現地のドライバーさんは視力がムチャクチャ良くて、遠くを指差して「象がいる」って。私たちには何も見えないんですけど、近づいてみると本当にいるんですよ(笑)
――超能力レベルの視力(笑)。ほかにもプログラムはいろいろあるんですか?
梶浦 あと僕は「地球大学」というプログラムを取ってました。船の上で20~30人ほどで講義を受けて、かつ現地でも関連する場所を訪ねるんですよ。
恩田 勉強とは言ってもノートに書き写すとかじゃなく、ナビゲーターの方がいて、みんなでディスカッションしながら答えを導き出すという方式ですね。洋上で学んでディスカッションで深めて、寄港地では関連する場所にも行くんですよ。
――ワークショップみたいな感じ?
梶浦 そうですね。現地で実際の問題を直接見られるのは魅力だなと思って。僕が学んだのは食糧問題だったんですが、遺伝子組み換え大豆が日本でもちょっとずつ問題になっていた時期で、それを容認している会社のプラント工場や、逆にそうじゃない小さな農場に行ったり。
――フェスとか冒険だけじゃなくて真面目に勉強もやってるんですね!
梶浦 いや、大学も休学してるし何か勉強をした方がいいかと思って(笑)。
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