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コラム
2022/05/30
6月8日世界海洋デー!世界一周の船旅中に出会える海の生き物とは

 

 

6月8日は国連が定める「世界海洋デー」。
昨年はこちらの記事で海洋問題に関してピースボートが取り組んでいる活動をご紹介しましたが、今年はピースボートがコーディネートをしている世界一周の船旅にスポットを当てていきます。
広い海原をゆっくりと進んで行く船旅には、「移動中は見るものが何もなくてつまらなさそう……」そんなイメージがあるかもしれません。しかし実際には、海は毎日表情を変えるのでどれだけ見ていても飽きることがないばかりか、船旅中にはたくさんの海洋生物との出会いもあるため、退屈している暇はありません!
ということで、今回の記事では世界一周の船旅の中でどんな海の生き物に出会うことができるのか、まとめていきます。

イルカ

私たちが「イルカ」と聞いてイメージする「バンドウイルカ」は北極と南極を除いた世界中のほとんどの海に生息しているため、船旅の最中に出会えるチャンスの多い生き物です。生息エリアは多いものの、実際に会えるかどうかは運次第。

そのため、誰かの「イルカだ!」という発見報告があると、多くの参加者がデッキに出てきて一斉に海を眺めます。「あ!いた!」「今そこに!ほら!」と、普段思い思いの生活を送っている参加者の心が一つになる瞬間です。時には並走するように船のすぐそばを跳ねる様子を見ることができるのは、船旅ならではの贅沢な時間です

クジラ

イルカと並んで参加者の期待値が高い海の生物がクジラ。海面を跳ねるイルカとは異なり、クジラはゆったりと海を泳いでいるので、個人的には見つける難易度が少し高いと感じます。クジラを見つけるコツ&見どころは何と言っても「潮吹き」!クジラが息継ぎをするためにプシュッと潮を吹くと、海面が噴水の様になります。潮吹きに遭遇したら、その辺りをジッと凝視してみてください。息継ぎをしに来たクジラの姿を見ることができるはずです。望遠のカメラを使っていたら、クジラの特徴的なハート形のしっぽを撮影することができるかもしれません。

ウミガメ

ウミガメは、ハワイを含むポリネシア文化圏では「海の守り神」「神様の使い」としてとても大切にされており、海を泳いでいるところを見ることができたら「幸運をもたらしてくれる」と信じられています。ウミガメも寒帯を除く全世界の海洋に分布しているので、理論的にはイルカと同じようにどこでも見ることができる……のですが、個人的にはイルカよりもウミガメの方が遭遇率は低いと感じています。私が参加していたクルーズではイルカは何度も見ることができたのですが、残念ながらウミガメに遭遇することはできませんでした……。海面を飛び跳ねるイルカや潮吹きをするクジラと違って、ウミガメを見つける目印がないため、遭遇するのは難しいのかもしれません。しかしながら、こちらの写真もピースボートクルーズで撮影されたもの。このようにピースボートの船旅で出会うことができた人もいるので、ぜひウミガメを探してみてください!

トビウオ

九州北部から日本海側の地域では「アゴ」とも呼ばれ、出汁、練り物、なめろうなどの材料としても親しまれていますよね。そんなトビウオは羽のように発達したヒレを使って、その名の通り飛ぶことができます。一般的に陸地に近い沿岸部に生息しているそうで、私はアラビア海をエジプトに向かって航海していた時にトビウオをよく見ていた記憶があります。海を船が行くと、白い波が立ち広がっていきます。いつもは規則的に静かに波が広がっていくのに、やけに今日は波がバシャバシャ跳ねているなと思って目を凝らしてみると、波ではなくトビウオだったということがありました。これまで紹介したイルカやクジラなどと違って高確率で観ることができるのと、滑空していき海面に沈む瞬間に羽ばたき、さらに飛距離を伸ばすトビウオの様子はすごく優雅なのでぜひ見ていただきたいです。
ここまでは船旅の中で、見られるかも?という海洋生物を紹介してきました。生き物に出会えるかは運によるものが大きいのですが、いくつかの寄港地では海の生き物に会える可能性がグッと高まります。ここからはそんなおすすめの寄港地をいくつか紹介していきます。

アラスカ

「最後のフロンティア」と呼ばれるほど大自然の雄大な景観が続くアラスカでは、大自然の中で生きる野生動物と出会える機会が多くあります。夏のアラスカではザトウクジラと出会える確率が高く、過去にはクジラがジャンプをする「ブリーチング」の様子に遭遇したことも。群れで何十回もジャンプをする様子は圧巻だったそうです。また、アラスカではクジラだけではなくシャチやイルカも生息しているので、運が良ければシャチやクジラ、イルカが同時に観察できる可能性があります。

ケープタウン(南アフリカ)

ケープタウンからほど近い場所にあるボルダーズビーチでは、ペンギンの中で唯一アフリカ原産の「ケープペンギン」を観察することができます。もともとこのビーチにはペンギンはいなかったのですが、1983年に最初のカップルペンギンが確認されてからこの場所で繁殖を続け、今ではなんと数千羽にものぼるペンギンが住み着いているんだとか。水族館などと異なり柵などが存在しないので、自然に生活しているペンギンたちを間近で見ることができます。

ガラパゴス諸島(エクアドル)

自然科学者のチャールズ・ダーウィンが進化論の着想を得ることになったきっかけとして有名なこの島には、独自の進化を遂げた動物たちが数多く存在します。一度も大陸と地続きになったことのないガラパゴスの島々では、イグアナやゾウガメ、海鳥など島の環境に合わせて生態を変化させた唯一無二の動物たちと出会うことができます。ですが、そんな動物たちはこれまでに人間の活動によって大きなダメージを受けてきました。ピースボートではただ島の動物たちや自然を見に行くだけではなく、その希少な環境を守り継いでいくために何ができるのか考え、行動するオーバーランドツアーをコーディネートしています。

終わりに

今回の記事では、6月8日の「世界海洋デー」に合わせて、船旅で出会うことのできる海の生き物と、海の生き物に多く出会うことができる寄港地を紹介していきました。海の生き物との出会いはいつでも私たちを感動させてくれますが、気候変動など人間の生活が要因となり絶滅の危機に瀕している生物が多くいるのも事実です。海の生き物や自然に負荷をかけないように、私たちに何ができるのでしょうか。「世界海洋デー」をきっかけに改めて考えてみませんか。
(文/鷲見萌夏 写真/PEACEBOAT、松田咲香、Stacy Hughes、Adobe Stock、shutterstock.com)
PROFILE
sumimoeka
鷲見萌夏(ピースボートデッキ学生インターン)
1999年北海道札幌市生まれ。上智大学新聞学科在学中。
メディア・ジャーナリズムの勉強をしながら「表現」することを研究中。
ライターとして活動する中で、もっと自分の世界を広げたいと思いピースボート101回クルーズに参加。


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