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コラム
2021/08/23
海外に行くなら飲んでおきたい!世界のお酒!

 

 

みなさんお酒は好きですか?
日本でも飲めるお酒は数あれど、せっかく海外に訪れるなら現地の料理と一緒にそこの土地にゆかりのあるお酒を楽しみたいですよね。
今回の記事ではピースボートの世界一周クルーズで訪れる9つの地域を取り上げ、その地に伝わる伝統的なお酒や海外ならではのご当地ワイン、カクテルを種類別にご紹介します!

ワイン

クロアチア/ワイン

日本ではワインの産地としてまだあまり知名度の高くないクロアチアですが、実はクロアチアのワイン製造の歴史は2000年以上にものぼるんです。ちなみにクロアチアでは水分補給の際に、水ではなくワインが飲まれていました。そのままだとアルコールが強すぎるので、赤ワインを水で割った「ベヴァンダ」、白ワインを炭酸水で割った「ゲシュミト」という飲み方が一般的なんだとか。ぜひお試しあれ。

ポルトガル/ポートワイン

ポートワインとは、製造過程でブランデーを加えたワインのこと。作っている途中にブランデーを加えることで、独特の甘みとコクが生まれ、アルコール度数が上がるのが特徴です。世界遺産にも登録されているポルトガルのアルト・ドウロ地区で作られ、近くにあるポート(ポルトガル語ではポルト)から出荷されたことでポートワインと呼ばれるようになりました。ポートワインにも赤と白がありますが、赤は「ポルトガルの宝石」とも称されます。

ビール

ジャマイカ/ビール(レッドストライプ)

突然ですが、ジャマイカの三大名物が何かご存じですか?
それは、ブルーマウンテン、レゲエ、そしてこのレッドストライプだと言われています。すっきりとした軽い飲み口が、太陽の降り注ぐ南国ジャマイカで飲むのにぴったりの味。レゲエのリズムに身体を揺らしながら、キンキンに冷えたレッドストライプを瓶から直接飲む……!ジャマイカでそんな贅沢なひと時を過ごしてみるのはいかがでしょうか?

台湾/台湾ビール

台湾最大のビールメーカー「台湾煙酒公司」が作っている台湾ビールは、お酒を扱っているお店にならどこにでもある!というほど人気の商品です。日本のビールと比べて口当たりが軽く、苦みも少ないのでビールが苦手な人も飲みやすくなっています。そして台湾ビール最大の特徴は、味のバリエーションの多さ!パイナップルやマンゴー、グレープ味などのフルーツビールが有名です。フルーツビールはアルコール度数が2.8%と低めなので飲みやすいのも嬉しいところ。さっぱりとした味が台湾の屋台料理にとても合うので、ぜひ試してみてください!

カクテル

キューバ/モヒート

ホワイトラムにたっぷりのミントとライムを入れて、ソーダやトニックウォーターで割ったカクテル「モヒート」は日本でも人気がありますよね。実はそのモヒートは、キューバのハバナ旧市街にあるバー「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」が発祥なんです。
かの文豪ヘミングウェイも愛していたというモヒート、キューバに訪れた際にはぜひ飲んでおきたいカクテルです。

スペイン/サングリア

ワインにフルーツやスパイスを入れて作る、スペイン発祥のカクテル「サングリア」。日本ではお洒落なカクテルとして人気がありますが、実はスペインの人はお店でサングリアを頼んで飲むことはほとんどないそうです。というのも、元々サングリアはあまりおいしくないワインや、開封して風味が落ちてしまったワインの再利用法として作られることが多いから。フルーツの甘味がワインの苦みを抑えてくれるので、ワイン初心者にもおすすめの飲み方です。

蒸留酒

ペルー/ピスコ

ピスコは白ブドウを使って作られる蒸留酒のこと。香りを楽しむためにストレートで飲むのもおすすめですが、雑味がないのでカクテルベースに使うのもグッド。有名なカクテルは「ピスコ・サワー」。ライムやレモン果汁、シロップ、卵白、氷を混ぜ合わせて作ったレモネードのようなカクテルです。ふわふわの泡が特徴的ですね。

スコットランド/スコッチ

スコッチは穀物を使って作られる蒸留酒の中でも、イギリスのスコットランド産のウイスキーのことを指します。また、スコットランドで作られたウイスキーを全てスコッチと呼ぶわけではなく、その中でも指定されている厳密なルールを守って作られているものだけをスコッチと呼ぶことができるんです。
ウイスキーの製造に関する世界最古の公文書が残っていることから、ウイスキー発祥の地とも言われるスコットランドのスコッチをぜひ飲んでみてください!

リキュール

ギリシャ/ウゾ

ウゾ(OUZO)はギリシャで作られている伝統的なお酒で、香草やハーブを使ったリキュールの総称です。ウゾ自体は無色透明のお酒なのですが、水を入れるとお酒の中の油分が乳化して白く濁るという面白い特徴があります。ウゾはオリーブオイルや魚介系料理との相性が最高なので、ギリシャ料理と一緒に楽しみたいですね。

イタリア/リモンチェッロ

リモンチェッロは、イタリアのカンパニアやシチリアで作られるレモンのリキュール。蒸留酒にレモンの果皮を付けた後に砂糖水を加えて作られており、口に含んだ瞬間は強い甘みが広がり、その後レモンのほろ苦さを感じるお酒です。ストレートで飲むのが一般的で、甘みと苦みのバランスが絶妙なためについついおかわりしてしまうのですが、度数は30%を超えているので飲みすぎにはご注意を!
リモンチェッロはボトルにも色々なデザインがあって、とっても可愛いんです。お土産屋さんをたくさん巡って、お気に入りのリモンチェッロのボトルを探してみてください!

終わりに

地域ごとに色々なお酒がありましたね…!
筆者の個人的なおすすめとしては、各寄港地でその土地オリジナルのビールを飲むことです。スーパーなどで手軽に買うことができるだけでなく、その土地ごとに味わいが全く異なるので「ああ旅してるなぁ」と実感することができます。瓶のデザインも素敵なものが多いので、飲み終わった瓶を自分用のお土産として持ち帰るのもありかもしれません。
(文/鷲見萌夏 写真/PEACEBOAT、水本俊也、shutterstock.com)
PROFILE
sumimoeka
鷲見萌夏(ピースボートデッキ学生インターン)
1999年北海道札幌市生まれ。上智大学新聞学科在学中。
メディア・ジャーナリズムの勉強をしながら「表現」することを研究中。
ライターとして活動する中で、もっと自分の世界を広げたいと思いピースボート101回クルーズに参加。


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