ビースボートの船旅であちこち迷走したHinataの旅物語、「Peace on the Boat trip」。
笑いありハプニングあり、ちょっと不思議でほんわか緩まるHinataワールドへようこそ。
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沖縄から世界へ…流れはきっとそうなっていく!
何もしないままでは変わらない現状。そんな中でひとつ、光が見えそうなのが「観光」だ。観光は沖縄の経済をかなり大きく動かしている。近年の動向を見ていると海外からの観光客も格段に増え、その経済効果はホントに限りない。
その観光を本来の沖縄の持つよさを生かしながら進めていけたら、もしかすると基地に頼りきった経済システムから脱却できるのかもしれない…そう思って私は、沖縄の観光の持つ可能性を探っていた時期がある。琉球王国の時代に独自に貿易をしていた沖縄でもあるだけに、自分たちの足で立ち上がることは、決して難しいことではない気がするんだ。きっとDNAがそれを証明してくれるだろうって今でもそう信じてるよ。
だけど沖縄を離れてしまった今の私が、こうやって沖縄に対して何か言うのは無責任で横柄でしかないことは充分に分かっているんだけどね。ただ、やっぱり気になっているんだ、好きだから。
国際通りから奥に入っていくと、古いままの沖縄が色濃く残っている空間がある。国際通りといえば沖縄を代表するような観光スポットなのに、変に開発しすぎることなく、ここまでちゃんと街並みや人々の生活が残っているのはホント素晴らしいって思う。表面的には観光通りだけど、一本裏道に入るだけで今だにものすごいトリップ感があるんだ。
明らかに空気が違う。色んなものたちが潜んでいるような気配もあって、だけど古いそれらが今の時間に沿って一緒にそこに座っているような空間。どこかまどろんでいて湿気を含んだ空気に色が付いたような世界、そしてそこに交わる独特な沖縄音階のメロディー。世界に類を見ない「ハイクオリティーなオリジナル」なのが沖縄だ。これを失わずにどう生かしていけるか…そこにかかっていると思う。