神聖とされる場所は、やっぱり土地のエネルギーが強いらしい。だからそこに人々が集まってお祈りしたり儀式したりするんだけど、儀式がなくなったような現代でも、そのエネルギーは残っているんだろうなって思う。だからと言って考えすぎかも知れないけど、その事故でさえそんなエネルギーが関連しているように思えてしまって少し鳥肌。
世界中に色んな聖地はあるけれども、そういった場所は本来簡単には入れないような場所だ。安易な気持ちで近寄ったり、ましてや失礼な態度を取ってはいけない。ちゃんと敬意を払ってしっかりとした心持ちで行く、そのことの重要さをその時、教えられた気がしたんだ。
古都アンティグアの街はとっても素朴でカラフルだ。そして住居のドアが小さいんだ、マヤの人々ってかなり背が低かったんだね。それに対して上手くリメイクされた古い建物のドア周辺は大きく切り開かれ、今風のお洒落なお店になっている。
高い建物が少なく2階建ての建物が道沿いに連なっていて、道々に原色の敷物を広げたマヤの行商人が品を並べるその向こう側には、真っ青な空をバックに山が神々しいくらいに美しくそびえている。
世界中からのバックパッカーっていうのも納得がいく。長期滞在にはもってこいの、素晴らしい自然と古い小さな街の調和が取れた空間だ。