ビースボートの船旅であちこち迷走したHinataの旅物語、「Peace on the Boat trip」。
笑いありハプニングあり、ちょっと不思議でほんわか緩まるHinataワールドへようこそ。
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サルサにゲバラにキューバリブレ!隙間感にどっぷりハマって
第1話(前回)はこちらから…
キューバ人たちとの約束がすでにふたつもあり、今日という日が長く濃厚になることを予感した私は、一旦船に戻ってカメラの充電をしつつちょっと休憩することにした。
そしてあっという間に夕方前…今度は友人と連れ立って3人で出掛けることになり、再び外へ出る。行き先は車で15分程の場所で、三輪タクシーに乗ってのんびりと目的地に向かう私たち。
海沿いの広い道路には低い防波堤が張り巡らされていて、そこに大きな波がたまにバサッと覆いかぶさってくる。そんな道を馬車が走っていたり、向かいからクラッシックカーが列をなして走ってくるようなタイムスリップ感が面白い。信号待ちのちょっとした時間に、ピーナッツどう?とお兄さんが売りに来た。潮風風味のピーナッツをかじりながらテンション上がり気味で目的地へとGO!
そう、今どこに向かってるかというと。92回クルーズの水先案内人…「Dragon76」がキューバの建物の壁にライブペイントするということで、その現場を見に行こうとしているんだ。
Dragon76。彼は世界に根ざすアーティストとして幅広く活躍中で、国内はもちろん色んな場所で彼の絵を目にすることができる。絵と線がダイナミックに壁一面に重なる世界…即興のライブペインティングが彼の得意とするスタイルだ。
そんなストリートアートを基本とした彼の作品はとても躍動的で、今にも動き出しそうに見える。そう、まるで描かれた壁から鮮烈なメッセージが心に飛び込んでくるかのように。
彼の作品には色んなスポーツ関係や多数のミュージシャンとコラボしたものがあり、国内外の有名企業のコマーシャルなども製作している。そんな彼が以前ピースボートに乗船した際に、キューバの街角で「チェ・ゲバラ」の壁画を描いたんだけど、その絵の修復も兼ねて今回新たに壁画を描こうというのが今回のプロジェクトなんだ。