港近くのビーチは観光客で賑わっていて、砂浜沿いにはBarやジャークチキン屋さん、マッサージ屋さんなんかが、賑やかにペイントされた掘っ立て小屋に入って可愛らしく並んでいる。椰子の木陰では地元らしき人々も座ってお喋りしていてのんびり。
子供たちも海で泳いだり自転車乗ってたり、あちこちで楽しそうに遊んでいる姿が見かけられる。お土産物も地元の貝や木を使って作った、手作り感たっぷりな物が売られていたりして、ドレッドヘアーのオジさんがその場で民芸品を作っているような姿も。
そんな、小さな南の島に来たっていうこじんまり感がいい。私たちの船が並んでいる風景もすぐ近くに見えるから、船で旅してここに来たんだなぁっていう実感も何だかすごくあるんだ。
その一方で、カリブ海の一大リゾート地としても有名なバハマ。美しいビーチがそこかしこにあって、それだけで充分にリラックスできる場所なんだけどさ…そんなことではまだまだ全然物足りないよと言わんばかりに、少し離れた場所に物凄いリゾート施設が作られているんだ。
ナッソーの街の向かいにある「パラダイスアイランド」って場所、そこが島全体的にテーマパークのようになっててさ。総称してアトランティスリゾートってよばれてるんだけど、世界最大級のウォーターパークやカリブ海最大級の水族館「アトランティス アクアリウム」があったり、とにかく規模がどデカいようだ。
対岸から眺めているだけでその凄さが伝わってくる程。他にもカジノやタックスフリーのお店はもちろん、「ブルーラグーンアイランド」っていう観光名所ではイルカとも触れ合えるようになっているらしい。そして種類豊富なマリンスポーツと何から何まで揃っている。思いっきり南国リゾートを満喫したい人にとっては相当いい場所かも。
対岸がそんな風になっているとはつゆ知らず、なんか向こうの島に大きな建物があるけどなんだろうね~って言いながら、今日も行き当たりばったりな冒険が始まっていた。