ピースボートデッキ > COLUMN > オランダ・アムステルダム編〜Peace on the Boat trip〜
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シリーズ
SERIES:01 Vol.41
2018/04/07
オランダ・アムステルダム編〜Peace on the Boat trip〜 (5/7)

 

頭ごなしに「これはダメです」ってことを言わないで、個人の考え方を尊重し、個人に責任を持たせる。例えば都会でも電車の改札がなかったりするんだ。驚きだよね、ってか帰り道でめちゃ改札探して迷走したんですけど~まあそれは置いといて。

 

信用乗車方式というこの方式は、改札はないけどランダムに行う車内での切符チェックの際に、切符を持っていないと高額な罰金を払うようなシステム。

 

1・P1120343路面電車

 

他にも日本だったら、「危ないので立ち入り禁止」というような場面でも、「自己責任でどうぞ」といった張り紙がしてあるような具合でさ。自分という人間が尊重されてるのが面白い。だからこそ市民意識が高くなるんだろうね、結果的にさ。

 

オランダは先進国の「こどもの幸福度調査結果」で、二度連続してナンバーワン(ユニセフ調べ)になった国なんだって。幸福度だけでなく、教育レベルも同時に高いっていうから驚きだ。

 

1・P1120352町と人

 

何でそういうことが可能なんだろうって思ったら、その答えが政治と繋がっているっていうから更にびっくり。オランダは政治・経済的に色々と困難な時期があって、そこから一度大きく変化して今があるらしい。

 

実際にどういうことをしたのかって言うと、「政府・起業家・労働者」の三者で話し合い、決めたんだ。「パートタイムもフルタイムも同じ待遇で扱う」ってことをさ。

 

1・P1120351ホテル

 

社会保険なんかや有給休暇まで全部同等に扱う。それによって、労働者は無理にフルタイムで働かないで、必要な時間だけ働くからこどもを家庭でみることができる。それは母親に限らず、父親も同じ。

 

こどもは親と長い時間一緒にいることができる。親たちはストレスを溜めずに仕事に通えるし、こどもにも愛情が注げる。生活そのものを大切にして、仕事だけに追われて気がつけば老後ということもない。つまり、何のために生きてるかってことだよね。

 

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PROFILE
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Hinata(フリーライター)
国内を転々と放浪した後、沖縄にたどり着き12年を過ごす。現在は神戸を中心に活動中。ハワイ好きでフラ歴もあり、ロミロミマッサージのセラピストとしての一面も持つ。好きなことは料理・物作り・音楽・読書・写真・旅などあらゆることに興味はつきない。ピースボートで世界一周の船旅(第90回クルーズ、第92回クルーズ)に参加、その物語を綴る。


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