この広場の中央にある大きな建物は、実は王宮なんだ。そして王宮のすぐ隣にある補修中の教会は「New Church」という名前のゴシック調の教会で、15世紀に作られた古くて由緒あるような建物なんだけどさ…驚くことにその教会の正面には大きな垂れ幕が2枚ぶら下がっていて、そこに何て書いてあるかというと、「マリリン・モンロー生誕90周年展示会」だって。
教会を使って展示会だよ、しかもマリリン・モンロー。禁欲の純白な空間に漂う濃厚なフェロモン臭。誰だ~この企画考えたフトドキ者は!って、牧師さんだったりして。オランダの自由な精神がこんな所にも表れてるんだね。
そうなんだよ、実はオランダは自由な国として有名でさ。何やらいろんな物が合法らしいよ。各国で禁止されているもの…ソフトドラッグや売春など色んなことが広く認められてる国なんだ。
オランダの街を歩いていたら色んな匂いがプンプン&モクモク。メルヘンなチューリップの球根の横に並んでいるのは、何と大麻模様が描かれた袋たち。そこに「スターターキット」なんて書かれてるのがシュールすぎる。
どっちをスタートするのももちろん自由だ、チューリップにしろ大麻にしろ育ててみようよ素敵だよってな具合でさ。日本では有りえないんじゃない?そんな風景。だけどここでは「有り」なんだ。何故ならオランダは市民の自由を尊重する国だから。
だけどただ単になんでもいいって訳じゃあないよ、しっかりと話し合って協議した末に認められているものでさ。「個人個人にちゃんと責任のある自由」なんだよね。