長い通路沿いにズラリと並んだマルシェ。商売人のお兄さんやおじさんたちの勢いが良く活気があってみんないい笑顔。どこから来たの?僕の写真撮って!いや、一緒に撮ろうよ!って、あちこちで面白おかしく話しかけてくれるのが嬉しい。
野菜や果物も色とりどり、どれも新鮮そうで生き生きしてる。海外ではこんなマルシェによく遭遇するけど、どこのマルシェもほんとに楽しいし、地元のものがいっぱいあって見応えが充分にあるんだ。
日本も昔は市場がいっぱいあって、こんな風に活気があったけど、今は大型スーパーがほとんどになってしまっていてなんだか寂しいよね。市場のあった頃は、地元産の商品を置いてあるのが当たり前だったのに、遠くからのものがズラリと並んでいるスーパーが今では主流になっている。
それってさ、流通にお金が掛かって物の値段が上がる上に鮮度もそこまで…ってことでしょ。大量仕入れだと大規模な農家さんが優先して取引とかになりやすいだろうし。こじんまりとやってる農家さんだっているから、そうなると消費者と生産者が直接やり取りできるマルシェが一番いいよね。海外ではこうやっていい形で残っているのに、日本ではどんどん市場を見かけなくなっていくのが不思議だよ。
ヨーロッパでよく見かけるのがオリーブ屋さん。オリーブの種類もいっぱいあるんだ、味付けも豊富で少なくとも10種類は並んでる。魚屋さんもお洒落なんだよね、見たことのない貝もいっぱい、その場で牡蠣を食べられたりもしてさ。
あとはチーズ屋さんかな、店を通る度に今日は何のチーズを買おうかってじっくりと考えてしまうよ。作った生産者が売ってるから愛情も感じるし、見た目で美味しいのが伝わってくる。活気があるのも嬉しいよね、やり取りするのも楽しいんだ。
日本でもマルシェ文化がまた復活するといいなって思うよ。そして実はすでにその兆しはあるんだよね、実際に手作り市だったり、若者のお洒落文化から火がついてるようなムーブメントもあるし。そういった所からまたゆっくりと戻ってくることを願いつつ。
キーワードは、お洒落に楽しく!かな。そう、ここマルセイユのようにね。