ピースボートデッキ > COLUMN > 番外編・ホクレア号の世界一周④〜Peace on the Boat trip〜
hinata-25_002.jpg
シリーズ
SERIES:01 Vol.25
2018/01/31
番外編・ホクレア号の世界一周④〜Peace on the Boat trip〜
(3/5)

 

そこで初めてちゃんと調べてみた。そしたらもうね、ドンピシャだったよ。明日私たちはナミビアに寄港してその後ブラジルへ。そしてホクレア号は、私たちよりかはブラジルに近い場所にいてさ。もちろん速度が全然違うから、このままいくとブラジルへはちょうど同じ頃に着くんじゃないかなって予想。

 

ここからブラジル到着までの10日間ほど。私たちはかなり至近距離で、同じように海に浮かんでブラジルを目指して航海していたんだ。今までの私たちの出会いの中でもこれは究極だと思う。なんでかっていうと、今までの出会いではホクレア号はずっと停泊していた。だけど今は違う、動いているんだ!しかも古代のまんまの航海術で、世界の海を渡っている…。

①デッキから3

 

これって、かなり凄いことだ。古代のまんま旅している船と時を同じくして、しかもすぐ近くで同じように船旅をしているなんてさ。何だかイメージがシンクロするというか、隣に並んで走っているような感覚をリアルに想像してしまうよ。ホントの古代からきた船ではないけど、どこか時間軸が不思議に違うような気もするんだ。過去と平行した現在のような…そんな存在。

 

これ以前も、彼らは私たちよりだいぶ早めにモーリシャス、ケープタウンへと寄港していたらしい。私たちはそれを追いかけるような形でその2箇所にも寄港、ここに来るまでも同じ行動をしていたということが分かった。

 

そして、私たちの船がブラジルのリオデジャネイロに着いた同じ頃、ホクレア号はブラジルのNATALという場所に到着していた!これは同じブラジルでも少し距離があるんだけどね。今回はそんな感じで、ばったり出会った訳ではないにしても相当近い場所に同じタイミングで寄港していたんだ。

 

実際には会えていない、だけどすごく近くに感じていた。見えていなくても近くにいるってことが感覚で分かるのは、古代のナビゲーションシステムと同じような仕組みだったのかも。そこに船がいるって信じてるから感じるんだ。今、近くにいるよってね。

 

PROFILE
hinata-150x150
Hinata(フリーライター)
国内を転々と放浪した後、沖縄にたどり着き12年を過ごす。現在は神戸を中心に活動中。ハワイ好きでフラ歴もあり、ロミロミマッサージのセラピストとしての一面も持つ。好きなことは料理・物作り・音楽・読書・写真・旅などあらゆることに興味はつきない。ピースボートで世界一周の船旅(第90回クルーズ、第92回クルーズ)に参加、その物語を綴る。


ピースボート公式LINE@
最新情報をお知らせします!
コラム
おおさかピーセンの日常
2023/11/15
スタッフに聞いてみた!ピースボートセンターおおさかってこんなところ!
コラム
おおさかピーセンの日常
2023/11/15
スタッフに聞いてみた!ピースボートセンターおおさかってこんなところ!
コラム
thumbnailSP-Madagascar
2023/08/30
マダガスカルってどんな国? 食事や文化、バオバブの絶景スポットを紹介
コラム
thumbnailSP-Madagascar
2023/08/30
マダガスカルってどんな国? 食事や文化、バオバブの絶景スポットを紹介
レポート
ピースボート3年ぶりの出航! 4月7日横浜港、4月8日神戸港の出航式をレポート
2023/05/08
ピースボート3年ぶりの出航! 4月7日横浜港、4月8日神戸港の出航式をレポート
レポート
ピースボート3年ぶりの出航! 4月7日横浜港、4月8日神戸港の出航式をレポート
2023/05/08
ピースボート3年ぶりの出航! 4月7日横浜港、4月8日神戸港の出航式をレポート
コラム
5335
2021/04/04
カムバック記事:4月4日は「地雷の日」―私たちができることを。ピースボート地雷廃絶キャンペーン「P-MAC」とは―
2025年4月出航 第120 回クルーズ

ピースボート地球一周の船旅 2025年4月 Voyage120

息をのむような大自然の絶景がどこまでも広がるアラスカフィヨルド遊覧は、船旅ならではの体験です。洗練された街並みと美しい自然が広がる初夏の北欧と数々の世界遺産が残るヨーロッパ、太陽がきらめく中米を訪れる、見どころ満載の航路です。
ピースボート公式LINE@
最新情報をお知らせします!