ダンサーだけでなく歌手の歌もホント一流で、そのすごい声量はマイクを使わなくても遠くまで響くほどの大迫力。情緒たっぷりなその理由はきっと、この街で育ってきたからタンゴを実感として体で知っているっていうか、数々の経験も関係してくるんだろうけど…まさにそれなんだろうなぁっていうのを彼女を見て感じられる。やっぱ本場って「リアルさ」が凄いんだなって改めて思ったよ。
そしてこの店、食べ物もまた美味しかったんだ。ウルグアイに引き続きやっぱステーキだね。柔らかいステーキとフルーティーなソースにマッシュポテトの相性が抜群。地ビールもグイグイ飲めて2本目をオーダーする勢いだ。ほろ酔い気分に雰囲気ある音楽と妖艶なダンス、何だかウットリとしてきちゃうよ。
大満足のまま店を出て、賑やかな街を散策することにした。色んなお土産物に混じってここでも目立っていたのは、やっぱり「マテ茶カップ」だ。その素材や形はホントに多様で驚かされるよ、それだけみんなに愛されている飲み物だってことだよね。ひとつおうちにもって帰りたくなって購入。
ホクホクしながら歩いていたら、山積みのオレンジを発見。てっきりフレッシュジュース屋さんだと思いきや、絞り機の横に「カンパリ」のリキュールボトルがあったよ。生絞りカンパリオレンジなんて素敵じゃない?なんて粋なことをやっているの、この街は。
出店の手作りソーセージドックのお店も美味しそうだよ、食べたばっかりなのにもう目移りしてしまうくらいのいい匂い。小さな露天のマーケットも出店していて、そこにはかなりアーティスティックな作品が並んでる。さすがアーティストの街だね、どれもクオリティーが高くて素晴らしい。