ピースボートデッキ > COLUMN > ブラジル・リオデジャネイロ「リオのカーニバル」後編〜Peace on the Boat trip〜
hinata-13_002.jpg
シリーズ
SERIES:01 Vol.13
2017/12/06
ブラジル・リオデジャネイロ「リオのカーニバル」後編〜Peace on the Boat trip〜 (2/5)

hinata-13_007

 

世界って本当はこう有れるんじゃないかって思うよ。人々がそのエネルギーの向き先を、変に間違えさえしなければ。そう、その一歩間違えた世界が「戦争」だったりする。だから「戦争よりも祭りを!」って言葉も分かる気がするんだ。どういう意味かっていうと例えば、軍隊のパレードよりリオのカーニバルを選びたいって、私は思う。

 

 

リオのパレードも軍隊のパレードも客観的に見ると、人が集まって行進しているだけ。ただ何のためにそれがあるのか、周りが何を感じているのかは大きく違う。どちらのパレードを選ぶかも、私たち次第。生きていることを実感する為に溢れ出るエネルギーを表現したいのなら、楽しくって創造的な方がいいってそう思わない?
花火を見てるとたまに、湾岸戦争の始まった時のテレビ映像がフラッシュバックする時があるんだ。客観的に見るとどちらも同じように暗闇に浮かぶ美しい火花でしかない。これもどちらを選ぶかは、私たちの選択次第でもあるんだよね。幸せで嬉しい火花を選ぶことができる日々に感謝しつつ、常にそれを忘れないでいたいなぁとどこかで思うよ。

 

 

どこかへたどり着くその道のりには、闇から光へ、かたや光から闇へと、まるでどちらもを経験するように向かう過程があるのかもしれない。そんな揺らぎの中を彷徨い歩く…そのものが人生なのだというのならば、どちらかだけが正解ということはもしかするとないのかもね。
ただ、せっかくこの世界に生まれてきたんだからって思うとさ、生きていることを否定するのではなく、存在自体を心から祝福したい。そしてもしその方法が分からないって言うのであれば、楽しい方法のひとつを教えるよ。リオのカーニバルに来ればいいんだ。

 

そんな果てしない思考が頭の中でぐるぐるしながらも、リオのカーニバルはさらに勢いを増して私たちをその世界へ誘い込み…私の頭と身体はいい感じにごちゃ混ぜになったまま、底抜けに陽気なパレードの渦の中へとどこまでも巻き込まれていった。
123...5
PROFILE
hinata-150x150
Hinata(フリーライター)
国内を転々と放浪した後、沖縄にたどり着き12年を過ごす。現在は神戸を中心に活動中。ハワイ好きでフラ歴もあり、ロミロミマッサージのセラピストとしての一面も持つ。好きなことは料理・物作り・音楽・読書・写真・旅などあらゆることに興味はつきない。ピースボートで世界一周の船旅(第90回クルーズ、第92回クルーズ)に参加、その物語を綴る。


ピースボート公式LINE@
最新情報をお知らせします!
コラム
おおさかピーセンの日常
2023/11/15
スタッフに聞いてみた!ピースボートセンターおおさかってこんなところ!
コラム
おおさかピーセンの日常
2023/11/15
スタッフに聞いてみた!ピースボートセンターおおさかってこんなところ!
コラム
thumbnailSP-Madagascar
2023/08/30
マダガスカルってどんな国? 食事や文化、バオバブの絶景スポットを紹介
コラム
thumbnailSP-Madagascar
2023/08/30
マダガスカルってどんな国? 食事や文化、バオバブの絶景スポットを紹介
レポート
ピースボート3年ぶりの出航! 4月7日横浜港、4月8日神戸港の出航式をレポート
2023/05/08
ピースボート3年ぶりの出航! 4月7日横浜港、4月8日神戸港の出航式をレポート
レポート
ピースボート3年ぶりの出航! 4月7日横浜港、4月8日神戸港の出航式をレポート
2023/05/08
ピースボート3年ぶりの出航! 4月7日横浜港、4月8日神戸港の出航式をレポート
コラム
5335
2021/04/04
カムバック記事:4月4日は「地雷の日」―私たちができることを。ピースボート地雷廃絶キャンペーン「P-MAC」とは―
2025年4月出航 第120 回クルーズ

ピースボート地球一周の船旅 2025年4月 Voyage120

息をのむような大自然の絶景がどこまでも広がるアラスカフィヨルド遊覧は、船旅ならではの体験です。洗練された街並みと美しい自然が広がる初夏の北欧と数々の世界遺産が残るヨーロッパ、太陽がきらめく中米を訪れる、見どころ満載の航路です。
ピースボート公式LINE@
最新情報をお知らせします!