パリでいきなりレンタカー!「バックって…」
――さて、次はどこで離脱したんですか?
熊本 イタリアのパレルモからメキシコのコズメルまで、4人で行きました。何かあった時のために国際免許証と国際学生証を取っておいたんですけど、そしたら案の定フランスで、4人なら電車よりレンタカーの方が安上がりだってことになり、国際学生証のおかげでレンタカーを借りられて
――急にレンタカーを!? 外国車の運転は大丈夫でしたか?
熊本 『じゃあ気をつけて行ってらっしゃい』と送り出されて『OK! センキュー!』と勢い良く出発したはいいけど、バックの仕方が分からなくて(笑)。『バックってどうやるんですか?』って、そこで操作を全部教えてもらってからようやく出発できました(笑)。
あと左ハンドルで右車線というのも初めてで、安全運転を心がけて左車線を走ってたんですけど、海外ではそこが追い越し車線だからクラクションを鳴らされたり(笑)。その後も何回かレンタカーを借りましたけど、スイスではどこを走っていても絵になる景色ばっかりで、すぐ車を停めて写真を撮るので全然進まなかったですね
――それだけ国をまたいで移動すると、住んでいる人の雰囲気もどんどん変わるんじゃないですか?
熊本 フランスのモン・サン・ミッシェルに行った時も、ホテルの場所をある老夫婦に尋ねたら、親切に教えてくれてることは分かったんですけど、フランス語で一切分からなくて(笑)。ただそこで思ったのは、国は関係なく、やっぱり人はどこでも温かいということ。
船の中では朝からジャグジー!
――寄港地ですごくアクティブに移動されていたことは分かりましたが、一方、船の中ではどう過ごしていたんですか?
熊本 基本的にジャグジーにいましたね
――寄港地とは一転してのんびり派!?
熊本 朝起きて、着替えは水着です(笑)。ある日は、朝起きてジムに行き、朝食を食べて、その後は2時間ぐらいジャグジーかプール。その後15時ぐらいにティータイムに行き、夜は『波へい』か『バイーア』でみんなでワイワイお酒を飲んでました
レストランの一つである「パノラマビュッフェ」は夜になると居酒屋「波へい」として営業している。同じくバーに変身する「バイーアラウンジ」とともに、深夜まで賑わう交流の場だ。
――プログラムに参加するよりも自由な時間を楽しんだんですね。
熊本 最初は『学びたい!』と思って参加してたんですけど、途中で疲れてきちゃって(笑)。ジャグジーは夜8時ぐらいまでやっていて、暗くなると照明でいい感じなので、そこで優雅に語り合ってましたね(笑)