フィンランドの国土の南端に位置している首都ヘルシンキ。観光名所がヘルシンキ中央駅から半径1㎞以内に集中している街なので、観光がとってもしやすいんです。今回の記事ではそんなヘルシンキの観光に役立つ情報をお届けします!
ヘルシンキ観光にはトラムがおすすめ!
ヘルシンキ観光の肝ともいえるのが市民の足「トラム」。市内のいたるところにある路面電車を上手く活用して観光しましょう。€2.8の1回券(シングルチケット)、€8の1日チケット(デイチケット)、€46の美術館などの主要観光地の入場料と公共交通機関の料金が無料になるヘルシンキカードなど、様々な種類があるので自身の予定に合わせて購入してください(ヘルシンキは歩いて行けるスポットも多いので、個人的にはシングルかデイチケットをおすすめします)。
訪れておきたい観光スポット
カウッパトリ(マーケット広場)
ピースボートで旅をしていると、入港時間が早くて観光地がどこも開いていない…!なんてこともあるのですが、このマーケットならそんな心配はありません。なんとオープン時間は朝6:30。野菜やフルーツ、海鮮などの食べ物だけでなく、軽食を取れるコーヒースタンドやお土産の手工芸品など、様々な種類のお店が出ているので飽きることがありません。マーケット広場から少し歩くと、食品をメインに集めた「オールドマーケットホール」という屋内のマーケットもあります。イートインスペースもあるので、安く美味しいものを食べたい人にはおすすめ。最寄りは2番トラム「カウッパトリ(Kauppatori)駅」です。
ウスペンスキー寺院(生神女就寝大聖堂)
港からほど近い岩山の上に建つ赤レンガ造りが特徴的な建物です。生神女就寝とはイエスキリストの母マリアの永眠を記念する正教会の祭日のこと。大聖堂はその祭日を記念して作られたもので「ウスペンスキー」とは生神女就寝のロシア語発音です。特徴的な赤い外観ですが、クリミア戦争で破壊された建物の赤レンガや石を再利用して造られているんだとか。シックな外観とは裏腹に、内部はきらびやかな装飾がいたるところに施されているので、そのギャップはぜひご自身の目で確かめてみてください。上記で紹介したヘルシンキの中心部にあるマーケット広場から徒歩約5分の場所にあります。
テンペリアウキオ教会
氷河期から残る天然岩をくりぬいて造られたこの教会は「岩の教会」とも呼ばれ、街のシンボル的な存在になっています。自然の岩をくりぬいて造られているので洞窟的な暗さがありますが、上部はガラスがはめ込まれているため、自然光が入って温かい雰囲気も感じられます。シンプルながらも自然と人工物が共存している見事なデザインです。自然の岩肌が反射板の役割を果たし、音響効果が優れていることでも有名なので訪れた際にコンサートが開かれていたらラッキーです。
トラム2号線「カウッパコルケアコウルト(Kauppakorkeakoulut)」駅が最寄りです。徒歩だと「ヘルシンキ中央(Helsingin rautatieasema)」駅から20分ほど。
トラム2号線「カウッパコルケアコウルト(Kauppakorkeakoulut)」駅が最寄りです。徒歩だと「ヘルシンキ中央(Helsingin rautatieasema)」駅から20分ほど。
かもめ食堂(Ravintola Kamome)
映画「かもめ食堂」のメインのロケ地として使われた店舗は2015年に閉店してしまったのですが、日本人オーナーがお店を引き継ぎ2016年にリニューアルオープンしたのがこの「かもめ食堂(Ravintola Kamome)」です。ラーメンやトンカツ、からあげなどの日本食メニューだけでなく、9品のフィンランド料理を楽しめる「Oishii Finland Box」やスモークサーモン、ミートボールなど、フィンランドの伝統的な料理を楽しむことができます。
ヘルシンキ中央駅から3Bのトラム「ヴィースクルマ(Viiskulma)」駅まで行き5分ほど歩くと到着です。ヘルシンキ中央駅から歩くと徒歩30分ほど。
ヘルシンキ中央駅から3Bのトラム「ヴィースクルマ(Viiskulma)」駅まで行き5分ほど歩くと到着です。ヘルシンキ中央駅から歩くと徒歩30分ほど。
フィンランドのおすすめのお土産
美味しい食べ物におしゃれな北欧雑貨とお土産に困らないフィンランドですが、その中でもスーパーマーケットで買えるおすすめのお土産をいくつか紹介します。
FAZERのチョコレート
フィンランドの有名チョコレートメーカーFAZERのチョコレートはお値段もお手頃なのでばらまき用のお土産におすすめです。色んな味、種類があるのも選んでいて楽しいポイントです。
ムーミングッズ
フィンランドと言えばやっぱりコレですよね。クッキー缶、ペーパーナプキン、紅茶、コーヒーなど様々なところにムーミンデザインの商品があります。ファンにはたまりません。
サルミアッキ
日本では世界一不味い飴として有名なサルミアッキ。「タイヤのゴム味」なんて言われていますよね。日本人には苦手な味ですが、北欧では人気の味ということで話のネタに買ってみるのはいかがでしょう。
ベリーのドライフルーツ
ミートボールにベリーソースをかけるなど、フィンランドの料理にも欠かせないベリー類。生のフルーツは日本に持ち込むことはできませんがドライフルーツならお土産として買って帰ることができます。ブルーベリーやラズベリーなどはもちろん、リンゴンベリー(コケモモ)、ビルベリーなど日本ではなかなか見ない種類もおすすめです。
フィンランドと言えばサウナ
数年前からブームになっているサウナ。そもそも「サウナ」がフィンランド語であることからも分かるように、サウナの発祥地はここフィンランドなんです。現在もフィンランドの人たちはサウナが大好き!各家の中はもちろん、ヨットやバー、バーガーキングの店内、国会議事堂の中など町中いたるところにサウナがあります。フィンランドの人口550万人が同時に入れるとも言われるほどで、その数はなんと300万個以上!この記事ではそのなかからおすすめのサウナを3つご紹介します!
コティハルユサウナ(Kotiharjun Sauna)
コティハルユサウナは1928年にオープンした現存するヘルシンキ最古のサウナ!1999年にリニューアルされていますが、同じ場所で100年近くサウナを提供しています。
入口には火照った身体を冷やすクーリングをしている最中の男性たちが、腰巻タオル姿で会話を楽しみながらビールを飲んでいるのもこのサウナの名物。フィンランドではサウナは社交場としての役割もあるそうで、生活に溶け込んだサウナを体験したい方にはイチオシのスポットです。さらに、コティハルユサウナはヘルシンキ市内にありアクセスも抜群。「ソルナイネン(Sornainen)」駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
入口には火照った身体を冷やすクーリングをしている最中の男性たちが、腰巻タオル姿で会話を楽しみながらビールを飲んでいるのもこのサウナの名物。フィンランドではサウナは社交場としての役割もあるそうで、生活に溶け込んだサウナを体験したい方にはイチオシのスポットです。さらに、コティハルユサウナはヘルシンキ市内にありアクセスも抜群。「ソルナイネン(Sornainen)」駅から徒歩5分ほどの場所にあります。
スカイサウナ・ヘルシンキ
2016年にオープンしたこのサウナは「スカイ」という名の通り、空中に浮かんでいます。ヘルシンキ市内を空から楽しむことのできる観覧車SkyWheelの内の一つがサウナになっているんです。サウナが楽しめる観覧車は全世界でここだけなんだとか。料金は一時間単位となっているので、観覧車で何周かして身体を温めたら一度地上に降りて身体を冷やしたり汗を流したりして、また観覧車に乗るというのがおすすめの入り方だそう。ヘルシンキ大聖堂やウスペンスキー寺院などヘルシンキの観光名所が空から綺麗に見られるので、サウナに入らずとも観覧車だけでもおすすめのスポットです。アクセスはトラム4、5番の「トーベ・ヤンソンプイスト(Tove Janssonin Puisto)」駅下車、徒歩3分ほど。
ロウリュ(LÖYLY)
ロウリュはヘルシンキ市内の中心部からは2㎞ほど、歩くと30分ほどの場所にあるのですが、国内外から注目が集まっている話題のサウナです。最近主流になっている電気式だけでなく、伝統的な薪式のサウナがあることもおすすめの理由なのですが、ロウリュをおすすめする最大の理由はクーリングでバルト海に飛び込むことができること!凍った湖に飛び込んだり、雪で身体を冷やしたりとフィンランドのクーリングの仕方はユニークですが、ロウリュは海沿いに建てられているためクーリング場所がバルト海という贅沢ができるんです。
有名な建築事務所が設計したモダンでスタイリッシュな建築が特徴的なロウリュは、地域コミュニティとしての役割が大きいため、サウナ自体のサイズは小さめ。予約をしていくのがおすすめです。
有名な建築事務所が設計したモダンでスタイリッシュな建築が特徴的なロウリュは、地域コミュニティとしての役割が大きいため、サウナ自体のサイズは小さめ。予約をしていくのがおすすめです。
終わりに
おすすめ観光スポット、スーパーマーケットで買えるお土産、訪れておきたいサウナなど、フィンランドの首都ヘルシンキに関わる観光情報をお届けしましたがいかがでしたか?
街並みの美しさから「バルト海の乙女」とも呼ばれるヘルシンキの街歩き、ぜひお楽しみください!
街並みの美しさから「バルト海の乙女」とも呼ばれるヘルシンキの街歩き、ぜひお楽しみください!
ピースボートクルーズでは2024年4月出航のVoyage117でヘルシンキを訪れます!
クルーズの詳細はこちらのサイトから↓
>ピースボート地球一周の船旅 2024年 4月 Voyage117(北欧&アラスカコース)
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(文/鷲見萌夏 写真/PEACEBOAT、河野桃子、shutterstock.com)