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コラム
2021/07/02
ベトナム・ダナンおすすめの観光スポット、ローカルフード(地元料理)紹介

 

 

2015年頃から人気が爆発しているベトナム中部に位置する街「ダナン」。実はピースボートの世界一周クルーズでは、1994年以降ベトナムを訪れる時には度々訪れています。まだ日本ではそこまでの認知度はありませんが、実は近年世界的に注目の高まっている観光地なんです!

そこで、今回の記事ではダナンの街の観光スポットをはじめ、ダナンから1時間程度で行くことのできる世界遺産「ホイアン」について、そしてベトナム出身者がおすすめするローカルフード(地元料理)をご紹介します!

ダナンの新観光名所!?サンワールド・バーナーヒルズ

ダナン市内から車で40分ほどの所にあるバーナーヒルズは、いくつかの山が集まって一つのテーマパークになっているという珍しい構造のテーマパーク。ダナンの新たな観光名所として、近年大きな注目を集めています。施設に向かうために乗るロープウェーからもダナンの街が一望できるのでおすすめです。
その中でも必ず訪れておきたい観光名所がこの「ゴールデンブリッジ」。まるでCGのような巨大な手が橋を支えているのが特徴です。メディアなどで取り上げられて大人気になったこのスポットで、写真を撮ってみるのはいかがでしょうか?
バーナーヒルズ内には他にも、屋内テーマパークの「ファンタジーパーク」や、中世のフランスを模した「フランス村」、9つの庭園とそれぞれの庭に配された9つの巨大な建築物がおもしろい「ル・ジャルダン・ダムール・ガーデンズ」など、バーナーヒルズは見どころ満載です!

サンワールド・アジアパークもダナン観光地として有名に!


先ほどご紹介したバーナーヒルズと同じ系列のテーマパークで、こちらはダナン市内の中心にあります。名前に「アジア」と書いてある通り、中国や日本、インド、ネパール、カンボジアなどアジア各国をモチーフにしたエリアがあり、各地を旅行しているような雰囲気を味わうことができます。ジェットコースター、メリーゴーランド、ゴーカートやフリーフォールなど一般的なアトラクションもあるのですが、一番の目玉は観覧車!実はこの観覧車は日本の滋賀県からやってきたものなんです!115mの高さから見るダナン市内のパノラマは感動すること間違いなし!

ダナン観光で外せない不思議なカフェ「UPSIDE DOWN HOUSE」

ダナン市内にあるこのカフェは、一階は一見普通のカフェ。ですが2階に上がってみると、なんとびっくり!家具などが逆さまになっている!?
カフェの中には、部屋、キッチン、バスルームをイメージした部屋があり、不思議の国に迷い込んだような気分になります。また、カフェのスタッフさんが写真を撮るためのアドバイスをくれるので、面白い写真が撮れること間違いなし!

ダナンの新観光名所、ロン橋(ドラゴンブリッジ)

その名の通り、ドラゴンの形をしている橋。ダナンの街の中心にかかっており、ミーケービーチと市街地を繋いでいます。お昼に行くのもよいのですが、夕方以降のライトアップされている橋は見ごたえ抜群。土日に行われるナイトショーでは、ドラゴンが口から炎や水を吹くそうです!

ダナンで行われる注目のツアー「ベトナムの若者と大交流」

ダナンに最近できた新名所も気になりますが、ピースボートでダナンと言えば大交流!
ピースボートではたびたびダナンに訪れていますが、実はベトナム戦争終結後に初めてダナンに入港した客船がピースボートだったんです。その頃から回数を重ねてきた歴史ある交流プログラムが「ベトナムの若者と大交流」。現地の若者と一緒に街歩きや食事、買い物をして親交を深めます。一般的な旅行ではなかなか体験できない現地の若者たちとの交流は、ピースボートならでは。国際交流に興味がある、より深く現地を楽しみたい、という人には特におすすめのプログラムです。
観光地を巡るのもおすすめですが、旅の中での人との出会いはまた格別な思い出になること間違いなし!

ダナン観光とあわせて行きたい!世界遺産ホイアン

次に、ダナンから車で45分ほどで行くことのできる世界遺産「古都ホイアン」をご紹介します。ホイアンは16~17世紀にシルクロード貿易の中継点として栄えた街。現在でも歴史的な建造物が建ち並び、ノスタルジックな雰囲気の中でゆったりとした時間が流れています。

来遠橋

日本橋とも言われる来遠橋は16世紀に当時ホイアンに住んでいた日本人が現地の人と一緒に作ったと言われている橋です。実は、16世紀に日本人街があったほど、日本とのつながりが強いホイアン。ちなみにこの来遠橋はベトナム紙幣(2万ドン札の裏面)にも描かれているんです。

ナイトマーケット

昼間は歴史的な建物が街の雰囲気を作っていますが、夜のホイアンは色鮮やかなランタンが町中で灯り、いっそう幻想的な雰囲気に変わります。ナイトマーケットではランタンだけでなく、アパレルグッズ、伝統工芸品、アクセサリーなどさまざまなお店があるので、お土産をここで買うのもおすすめです。
また、バクダン通りに面したトゥボン川では、毎日灯篭が流されています。1つ100円前後で買って流すことができるので、ぜひ自分の手で灯篭を流してみてはいかがでしょうか?

ベトナムのローカルフード(地元料理)

旅の楽しみと言ったらやっぱり食事!ベトナム料理といえばフォーが有名ですが、美味しいベトナムグルメはフォーだけじゃない!ということで、この記事ではベトナム出身の友人に教えてもらった、ベトナムのソウルフードをご紹介します!

コムタムスンヌン(cơm tắm sườn nướng)

コムタムとは「小さいお米」という意味で、砕いて細かくなったお米のことを指します。クスクスのお米版のような感じ。甘じょっぱいタレに豚肉をつけて焼いたものと一緒に食べるのがコムタムスンヌン。屋台などでよく売られているとのことなので、お肉の焼けるいい匂いをたどっていくと美味しいコムタムが食べられるかも!?

ソイ(xôi)

ソイとはもち米のことで、調理の仕方や一緒に食べる具材などでソイを使った料理はたくさんあります。大きく分けると、焼き肉や、チキン、レバーペーストなどしょっぱい具材と一緒に食べる「ソイマン(xôi mặn)」と、ココナッツミルク、フルーツなどと一緒に食べる「ソイゴット(xôi ngọt)」の2種類。甘いもち米……日本ではなかなか食べる機会がなさそうです……!

オック(ốc)

オックは貝料理のこと。なんとベトナムではカタツムリも貝料理に含まれるそう……!畑の隅や海など身近な場所で見つけられる食材として、現地では人気のあるストリートフードなんだとか。レモングラスで炒めたもの、ココナッツミルクで煮たもの、チーズをのせて焼いたものなど調理方法も色々あります。

チェー(chè)

チェーはベトナムの伝統的なスイーツ。甘く煮た豆類やタピオカ、寒天、果物など、複数の具材が合わさっています。日本の食べ物で例えるなら、かき氷とぜんざいが合わさったもの、という感じでしょうか。温かいチェーと冷たいチェーの2種類があるそうです。

カーフェースアダー(Cà phê sữa đá)

実はベトナムはコーヒー豆の生産量国別ランキングで、ブラジルについで世界2位というコーヒー生産量の多い国なんです。ベトナムではコーヒーをとても濃く抽出するため、コンデンスミルク(練乳)を入れて飲むのが一般的なんだそう。ベトナムスタイルの甘くて濃厚なコーヒーは、熱帯の暑さを乗り切るためには欠かせない1杯です!

チャイカイ(trái cây)

チャイカイはベトナム語でフルーツのこと。東南アジアのベトナムではマンゴー、ライチ、パパイヤなどの南国フルーツが安く美味しく食べられます!
生のフルーツを買って食べるのも良いですが、今回おすすめするのはシントー(sinh tố)とヌクエプ(Nước ép)。シントーはスムージーのことで、果物と氷、コンデンスミルクをミキサーで混ぜて作ります。ヌクエプはフレッシュジュースのことで、果物そのものの味を楽しむことができます。シントーもヌクエプも、道端の屋台で売っていることが多く、目の前で作ってくれるのを見ることができます。

終わりに

新観光名所に、現地の若者との大交流、少し足を伸ばした所には世界遺産、美味しいものが至る所に……と見どころが盛りだくさんのダナンから目を離せません!もともとのローカルな雰囲気と、リゾートとしてのラグジュアリーな雰囲気が両立しているダナンはピースボートのおすすめの観光地のひとつです!

おまけ(少しだけ閲覧注意!!)・孵化寸前のゆで卵「チュンロン(trứng lộn)」

日本では見かけないタイプの食べ物なので、見慣れずびっくりする方もいると思ったのでおまけとして紹介します。チュンロンは孵化直前の卵で作ったゆで卵。食べている時に「あ、くちばしっぽい……こっちは頭だ……」と食感が楽しめるんだとか。アヒルの卵で作ったチュンヴィロン(Trứng vịt lộn)の他に、鶏の卵のチュンガ(Trứng gà)や、うずらの卵のチュンコット(Trứng cút)があります。旅をしている時には、日本ではお目にかかれないその土地でならではの食べ物にもぜひチャレンジしてみてください!
(文/鷲見萌夏 写真/PEACEBOAT、亀田麗)
PROFILE
sumimoeka
鷲見萌夏(ピースボートデッキ学生インターン)
1999年北海道札幌市生まれ。上智大学新聞学科在学中。
メディア・ジャーナリズムの勉強をしながら「表現」することを研究中。
ライターとして活動する中で、もっと自分の世界を広げたいと思いピースボート101回クルーズに参加。


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