アニメや漫画のモデルになった街や場所を実際に訪れる「聖地巡礼」が人気ですが、海外がモデルになっている日本のアニメ作品の聖地はいくつ知っていますか?
現存する街や建物がアニメ・漫画の中にそのまま出てくる作品や、街自体は架空のものでも実在する街からインスパイアされているアニメ・漫画までさまざまですが、モデルとなったとされる街を訪れればきっといっそうその作品が楽しめるはず……!
ということで、今回の記事ではアニメの中の街のモデルとなったと言われている場所を7ヵ所ご紹介します!
現存する街や建物がアニメ・漫画の中にそのまま出てくる作品や、街自体は架空のものでも実在する街からインスパイアされているアニメ・漫画までさまざまですが、モデルとなったとされる街を訪れればきっといっそうその作品が楽しめるはず……!
ということで、今回の記事ではアニメの中の街のモデルとなったと言われている場所を7ヵ所ご紹介します!
『魔女の宅急便』ドブロブニク(クロアチア)
アドリア海に面したクロアチアのドブロブニクは「アドリア海の真珠」とも称されており、その美しさはアイルランド生まれの劇作家バーナード・ショーが「この世で天国を求めるならドブロブニクへ行かれるがよい」と言ったほど。
スタジオジブリの長編アニメ映画『魔女の宅急便』のモデルとなったと言われているのが、世界遺産にも登録されているドブロブニクの旧市街。白い建物に赤い屋根の建物が、キキが修行をすると決めたコリコの街に似ています。あまりの街の美しさを一目見れば、キキのように「私、この街にする!」と言いたくなってしまうかも?
また、ドブロブニクは同じくジブリ映画の『紅の豚』のモデルになったとも言われています。
スタジオジブリの長編アニメ映画『魔女の宅急便』のモデルとなったと言われているのが、世界遺産にも登録されているドブロブニクの旧市街。白い建物に赤い屋根の建物が、キキが修行をすると決めたコリコの街に似ています。あまりの街の美しさを一目見れば、キキのように「私、この街にする!」と言いたくなってしまうかも?
また、ドブロブニクは同じくジブリ映画の『紅の豚』のモデルになったとも言われています。
『魔女の宅急便』ストックホルム(スウェーデン)
あれ、また『魔女の宅急便』と思われるかもしれませんが、実はこの映画の舞台となった街は明確に「ここ!」と定まっているわけではなく、いくつかの国からインスピレーションを得て作られたと言われています。そして、それが先ほどご紹介したクロアチアのドブロブニクと、スウェーデンのストックホルムなんです。
コリコの街全体の雰囲気はドブロブニクに似ているのですが、ストックホルムには物語のシンボル的な建物である時計台によく似た建物があります。それがストックホルム市庁舎。
また、キキが最初にコリコの街を訪れた際に交通事故を起こしそうになったシーンで登場する石造りのアーチは、ストックホルムの中心街にある大通り「クングスガータン(Kungsgatan)」の道路に架かる陸橋にそっくりです。
『憂国のモリアーティ』ロンドン(イギリス)
『憂国のモリアーティ』は、コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズシリーズ』を原案とした漫画で、2020年にアニメ化・舞台化したことで人気が高まっています。ホームズシリーズが作品のベースにあるので、イギリスのロンドンの各地が作品の中に登場します。ビッグベン、ハロッズ、大英博物館、そしてシャーロック・ホームズの住居のベイカー・ストリート221Bなどを訪れれば、作品の世界観に浸れること間違いなしです。
『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風(第5部)』ナポリ(イタリア)
現在第8部まで発表されているジョジョの奇妙な冒険では、宿敵を追いかけて世界各地を旅しますが、今回はその中でも5部の舞台であるイタリアにスポットを当ててご紹介します。5部の中でもイタリアのさまざまな場所を訪れていますが、物語の始まりはここナポリ。ちなみに物語の中ではナポリのラテン語読み「ネアポリス」が使われています。ネアポリス空港 (カポディキーノ国際空港)やポジリポの丘、作中の刑務所と似た建物のヌオーヴォ城など、市内に作品の舞台となった場所がたくさんあるので、ぜひ聖地巡りをしてみてください。作中で主人公たちが訪れたポンペイ遺跡もナポリ郊外に位置しています。
『ARIA』ヴェネツィア(イタリア)
『ARIA』(アリア)は、2001年から2008年にかけて連載されていた天野こずえさんによる漫画です。アニメ化や映画化するなど、今でもその人気は健在です。作品の舞台はテラフォーミングされて水の惑星となった未来の火星、アクアの観光都市ネオ・ヴェネツィアという架空の都市です。しかし、地球の建築物や風習を移転したという設定になので、異星を舞台にしながらも実在のヴェネツィアの風景がそのまま描かれています。サンタルチア駅、サン・マルコ広場、リアルト橋、イタリア最古とも言われるカフェ フローリアンなどをはじめとする観光地はもちろんですが、絶対にはずせないのがゴンドラ乗船。水上都市ヴェネツィアを心ゆくまで満喫できること間違いなしです。
劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』シンガポール
大人気シリーズの劇場版第23作目の舞台はシンガポール。映画の中の象徴的な建物は、何と言ってもマリーナ・ベイ・サンズですよね。三棟のビルの上に船が載っているように見える造りは、近くで見ると圧巻です。総合リゾートホテルとなっているこの建物はホテル以外にも、カジノやショッピングモール、レストラン、カフェ、プールなどが入っているので、1日中いても退屈しません。ちなみに、映画の中にも登場した屋上のプールが利用できるのはホテルの宿泊者限定なので、利用する際は予約を忘れずに。マリーナ・ベイ・サンズの目の前には近未来的な人工樹スーパーツリー・グローブのあるガーデンズ・バイ・ザ・ベイがあるので、併せて訪れるのがおすすめです。
『進撃の巨人』ネルトリンゲン(ドイツ)
2021年4月に原作の漫画が完結したことで話題となっている進撃の巨人。巨人の侵入を防ぐために街全体が高い壁に囲まれていますが、そんな作中の街のモデルとなったと考えられているのがドイツにあるネルトリンゲンという街。城壁に囲まれたこの街は1500年前に堕ちた隕石のクレーター跡に築かれており、美しい中世の街並みが今も残っています。街の中心には教会が建てられており、その横にある「ダニエル」という名前の塔には上ることができるので、ぜひ上から街を眺めてみてはいかがでしょうか。
終わりに
以上、アニメの舞台となったとされる街の紹介でした。
ぜひ作品の登場人物になったつもりで街歩きを楽しんでくださいね!
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(文/鷲見萌夏 写真/PEACEBOAT、河野桃子、AdobeStock、shutterstock.com、PIXTA)