もちろん何がベストかなんて、私には分からない。そして誰にでも当てはまるベストもないと思う。場所や環境、時代によっても変化していくものだしね。だからこそいつも、それぞれに考えてひとつづつ選んでいく必要があると思うんだ。
教育も、生きていく上での道具の一つ。使い方によっては人を生かしもし、殺しもする。両手放しに「教育が必要だ」と言ってしまうことに違和感を感じたんだけど、もちろん、学び方をしっかり選びさえすれば素晴らしいものにも当然なりうる。
だけど何を基準にどうやって選ぶの?こどもたちはその選択方法のヒントを、一番近くにいる私たちの背中を見て知ることとなるんだろうね。
「自分にこどもができたらどうしたい?あなたのこどもは大きくなったその時、一体どんな生き方を望むんだろう。あなたが未来を作って、こどもたちがそのまた次の未来を作る。未来は勝手にやって来るものではなく、あなたの生き方そのものが形になって続いているんだよ…」
私の心の物語に刻まれた、グアテマラの純朴な笑顔はそう言っているかのようだった。