インターネット環境は、街中の大きな広場にある現代風の店にさえなかった。いろんな国で友達になった子たちとFacebookで繋がったけど、キューバ人でFacebookをやっている人は余りいないのかも。少なくとも私が仲良くなった甥っ子君や、レストランのウエイターさんもFacebookはやっていなかった。
後で聞いたら、街中にインターネットのカードを売っているお店があって、それを買ってネットをやる仕組みになっているという話。1時間3兌換ペソ(1枚3時間分)で売っているカードは決して安くはない。
現在(2016年)のキューバ人の平均的月給は25兌換ペソぐらいらしいんだ、日本円で大まかに言って2500円くらいかな、だからカードは観光客向けに販売しているようなものだろう。情報化社会の時代に突入はしても、地元民はそこに余り関わっていないように思えた。というか、関わりたくても関われない経済的現状があるのかも。
レストランを見ると特に格差が凄い。安い店は「ペソ&兌換ペソ」両方の表記がしてあり、高い店は完全に観光客向けで「兌換ペソ&ドル」表記になっていて、とにかく高い。日本の観光地料金と近いような金額だから、キューバの地元民の相場からは相当かけ離れているんだ。
ちなみに、昼間私がサルサを踊った店のキューバサンドとキューバリブレは、合わせて17ドルほどした。その広場の向かいにあったカフェでは、ハムチーズサンドとサングリアで3.75ドルほどしかしなかった。この差って一体何なんだろう。