そして街を満喫しているうちに夕方になり、今日のメインイベントとなっている会場へと向かう。バルパライソと日本の交流イベントとなっているその大きな会場は、驚くことに、人を避けて歩かないといけないほどの人、人、人。お土産屋さんや特産品のブースも並んでいる。数々の展示に混じって日本のアニメのブースまであって驚いた、思わず二度見してしまったよ。
大きなステージが正面に設けられ、そこではそれぞれの国の文化を披露し合い盛り上がっている。バルパライソはかなりの親日らしい。彼らが演奏する和太鼓と三味線のユニットもとっても素晴らしかったし、日本のアニメが大好きなコスプレ若者もいてホント驚き。
そんななかステージも後半、おじいさんとおばあさんたちによるチリの歌や踊りが披露されたり、日本の若者たちからの「ヨサコイソーラン」の踊りが登場するシーンも。会場も盛り上がりがピークになってきて、気がつけばステージ前はバルパライソの人たちの笑顔で溢れかえっていた。
みんな興味津々の表情で、拍手や歓声が飛び交ってとってもいい雰囲気。こちら側が用意した演目ひとつひとつに心地よい反応を返してくれている…こんなにも日本に関心を持ってくれていることに驚いたし、受け入れて大切にしてくれていることに喜びを感じたよ。
日本からの移民も多いチリ、そういった歴史的な背景もきっと大きく影響してるんだろう。そんなことを考えてたら、目の前の景色に何かを思い出しそうになった。何だろう…そうだ、昼間見たバルパライソの絵だ!カラフルでポップなバルパライソの街、活気で溢れる人々の笑顔…そんな風景を見れたらいいなと思っていたら、今まさに、ここにあったよ。
出会えてよかった、やっぱりここは「パラダイス・バルパライソ!」