ビースボートの船旅であちこち迷走したHinataの旅物語、「Peace on the Boat trip」。
笑いありハプニングあり、ちょっと不思議でほんわか緩まるHinataワールドへようこそ。
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「隠しきれない躍動感・大地と共にあるという生き方」
マダガスカルの良さって、旅から帰ってから分かったことが多いっていうか。撮った写真見てて気づいたんだよね、ああ、とてもいい時間を過ごさせてもらっていたんだなあって。
他の国ってどこか日本と近い部分があるというか、驚くことや面白いなって思うことはたくさんありはするけど…生活の感覚もそこまでかけ離れてる感じがないから、なんとなく想像つく部分もあったその上で面白い感じなんだけどさ。マダガスカルは根底から違ったな。たぶん、人間自体から感じることが多かったからかも。ダイナミックな自然や野性味溢れる市場の様子、そんな風景も素敵なんだけど、そこから切って離せないのが人々の存在。なんか、躍動感がどこかあるんだよね。生きてる感じっていうのかな。
別にマダガスカルの人々がシャキッと動いてるってわけじゃあないよ、どっちかっていうとのんびりしてる、寝転んで店番してる風景もよく見たし。ゆっくりと動いてるんだけどね、体の奥にあるものっていうか。その渦巻くエネルギーみたいなものを感じるんだ。彼らとダイナミックな風景、そこから感じとれるものがとても似ている。そこで暮らしているということは、その土地のものを食べ、その土地の波動を受けている。人間って暮らしているその場所そのものなんだ。
それは、例えば写真を見ると一目瞭然でよく分かる。私たちが日本で、暮らしている街や自分のおうちの前で写真を撮ると違和感ないよね。だけど例えば、私たちがアフリカで彼らのおうちの前で写真を撮るとなんだか違和感がある。それは場所と自分の波動が違うからだと思うんだ。分かりやすく言うと、そこで暮らすとそこの空気感と自分が同じになる。
だからかな、マダガスカルに住む彼らの存在は内側からダイナミックで。こどもたちも元気いっぱいで純粋なエネルギーが体に溢れてる。何も話さなくてもその場で一緒に時間を過ごしていると、色んなエネルギーをいっぱいもらう感じがしてさ。あまりの暑さに頭では何も考えられないような状態だったけど、考えて分かることなんてここにはあまりない気がする。見て、感じて、受け入れて。じっくりと時間をかけてそこの場所と同調していく。そうしているうちに、写真に写る自分も少しだけ変化しているかも知れないね。