ビースボートの船旅であちこち迷走したHinataの旅物語、「Peace on the Boat trip」。
笑いありハプニングあり、ちょっと不思議でほんわか緩まるHinataワールドへようこそ。
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「密度はマックス!幸せに向かうはずの発展と伏せ祈る姿」
マーレの街は小ぶりで可愛い。徒歩でも一日あればなんとかまわりきれる程の小ささだから、バイクだとホントにあっという間にまわれてしまうんだ。おそらく世界で最も小さな都市と言われているモルディブのマーレは、人口密度がとにかく高い過密都市なんだって。だからバイクが多いのか、これが全部車だったら渋滞も動かないくらいだよ。
モルディブの海の綺麗さは噂通りだった。空港のある島にも小船で行ってみたんだけど、透明度が高く奥の方まで透き通っていてホントに美しい。街の裏側の海でシュノーケルしている人がいたよ、上から見ても小さい熱帯魚みたいなのがたくさん見えるくらいなんだ。
港の近くにあるマーケットでは色鮮やかな野菜やフルーツ、ナッツ類などが所狭しと溢れかえっていて、地元の人たちが集まり大賑わいだった。バナナが大きなフサのまま吊り下げられて売られていたり、ココナッツや南国のフルーツもじっくり熟れて甘い匂いを漂わせている。大きな倉庫のような空間にぎっしりと詰まったお店たち。初めて見るものもいっぱいで、狭い通路をあれこれ試食しながら歩くのが何とも楽しい。
魚も、その日に採られた新鮮なものが全部ここに集まってくるんだ。日本のスーパーマーケットに並ぶような切り身の姿ではなくって、丸ごと一匹の大きな姿のままにドサドサッとバケツから流れ出てきては、縦に一列にお行儀よく並べられていくお魚さんたち。日本のこどもは魚が切り身で泳いでいると思ってるという都市伝説を聞いたことがあるけど、ホントかどうかはさておきここの風景を見せてあげたいって思うよ。
マーケット前にずらりと並ぶ釣り船。魚が獲れるとみんなここに戻ってくるから、魚がどうやって海から食卓へやってくるかのそのプロセスが凝縮して見られるんだ。獲りたてが綺麗にさばかれていくのを見ていると、新鮮な魚がいかに美味しそうかってのがとてもよく分かる。