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インタビュー
2020/05/29
INTERVIEW Vol.22
安井彩香
Yasui Ayaka

知識を持っていると世界が広がる。だから私はもっと知りたい!

PROFILE
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安井彩香
ピースボート第76回クルーズに参加者として乗船。その後、船内の看護師やボランティア通訳としてもピースボートクルーズに参加している。看護師免許を持つ彼女の夢は、海外で看護師として働くこと。
これまでにカナダ、デンマークへの留学、オーストラリアへのワーキングホリデー、ピースボートでの世界一周など、安井さんは海外経験が豊富。今までに訪れたことのある国はなんと70ヵ国を超えるそう!現在はスウェーデンに移住して語学学校に通っているなど、安井さんの「学ぶこと」に対する意欲はとどまることを知りません。そんな彼女に、ピースボートでの学びや海外でこれまで経験したことについて聞きました。

カナダへの留学中にピースボートと出会う

ー大学では看護師になるための勉強をしていたそうですが、大学卒業後すぐ看護師にならずカナダに留学したのはなぜですか?
安井「一度看護師として就職すると『海外に行きたい!』と思ったときに辞めるタイミングを探さないといけない…と、身動きが取れにくいのかなと考えたからです。それなら、看護師になる前に海外に行こう!と思い、一年間カナダに留学しました。」
ーピースボートのことは何で知りましたか?
安井「カナダの語学学校の先生がすごくエネルギッシュな人で『私もこんな人になりたい!』ってインスパイアーされたんです。彼女の授業は、国際的な問題を様々な国からきたクラスメイトと一緒にディスカッションする事が多かったので『色んな国を見たい!』と思うようになりました。その彼女がピースボート経験者だったんです。彼女がよく授業中に『ピースボートでこの国行ったんだけどねー!』と船旅の体験談をしてくれたのがきっかけです。」

「やりたい!」と言えるようになった船内生活

―それで、日本に戻ってきて3年間看護師として働いてから、ピースボート76回クルーズに乗船されたんですね。船内ではどのように過ごしていたんですか?
安井「自分のモットーが『お金と時間を無駄にせず有意義に使う。』なので、せっかく乗船するなら!と思って色々な企画に参加していました。水先案内人の講座はほぼすべて受講しましたね~。今まで学校では看護のことしか勉強していなかったので、元々興味のあった社会学的な事や国際関係について学ぶ事ができたのは良い経験になりました!
 他にも『100人で100日かけてミュージカルをつくる』など、たくさんの企画に参加していたので、毎日本当に忙しくて。朝起きて部屋を出てから寝る時間まで一回も部屋に帰らない、みたいな日がたくさんありました。色々なジャンルの事が経験出来るのでピースボートって総合大学みたいだなと思ってます。」
ーピースボートの船旅には、カルチャースクールの成果や自分が取り組んでいることを披露する発表会の他に、ダンスフェスティバル、音楽祭、合唱祭、ファッションショーなど何かを発表する機会がたくさんありますが、安井さんは何かに参加されましたか?
安井「さっき話したミュージカルの他に、旅の後半でアコースティックギターの弾き語りを100人近い人の前で発表したんです。『3か月旅をする中で新しいことに挑戦しよう!』と思っていたので、船の上ではじめてアコースティックギターに触りました。弾き語りはもちろんギターの発表もはじめての経験だったので、上手い人に隣でサポートしてもらいながらなんとか…って感じの発表だったんですけど、それが出来るのがピースボートの良いところだなって思っています。
 普段の生活だと、上手くないと人前で発表出来ないという雰囲気があるので、発表するまでのハードルがすごく高いじゃないですか。でもピースボートは誰かが『やりたい!』って言ったら『いいね!やろう!』ってなるんです(笑)そうやって応援してくれる人がいるので挑戦することに勇気がもてるし、やってみたら意外と出来るんだっていう成功体験を積むことで次にもつながると思いました。他にダンスや英語劇、ゾンビ映画の撮影などにも挑戦したんですよ~。」
ーすごく色々な活動をされていたんですね…!活動的な印象を受ける安井さんですが、元々アクティブな性格だったのですか?
安井「元々、学生のときから話し合いとかを仕切ったりする事はよくあったので自分の意見は主張するタイプだったんですけど、場の空気を読んでしまうところがあって。私がやりたいことも、他にやりたい人がいなさそうなら私がやるけど、皆がやりたそうな雰囲気ならどうぞって黙ってるタイプ。
 でも、ピースボートで旅をする中で、自分から手を挙げる勇気が身に着きましたね。ピースボートは自分の挑戦を応援してくれる人がたくさんいるんです。見てる側も『チャレンジしている』ことを分かっているので、何か発表して失敗しても笑われないんです。
だから船内で漫才に挑戦したときも、滑るのが嫌だからやるのやめよう…じゃなくて、一生に一回の機会かもしれないし、みんな応援してくれるのもあって実行することができました。『えーい!やらない後悔よりやる後悔だ!』って思っていろんな企画に挑戦出来ましたね。船内でこういう経験を繰り返していたので、自分のやりたいことは『やりたい!』とちゃんと言えるようになったのと、失敗することに対しての免疫がつきました。」

デンマークへの留学

ー下船後は、オーストラリアでのワーキングホリデー、ピースボートの船内看護師としての世界一周などを経験して、デンマークにあるIPC(International People’s College)に半年間留学したとお伺いしました。IPCとはどんな大学なんですか?
安井「IPCはデンマークの中でも珍しく授業を全て英語で行う学校なんですけど、生徒は約100人くらいで世界中から集まっています。英語力があって17歳以上なら誰でも入れるので、年代も国籍もバックグラウンドもバラバラ。半年くらい学びや共同生活など様々な経験を共有にすることで平和を作るという理念の学校です。授業は、ミュージカル・アフリカンダンス・バンド・コーラスみたいな芸術系の授業から、政治哲学・異文化理解・フェミニズム・ジェンダーとセクシュアリティなど様々なジャンルがあります。」
ー安井さんはIPCのことをどこで知ったのですか?
安井「76回クルーズ乗船中に、そんな学校があるんだよっていう話を聞いたのがIPCとの出会いです。その時は『へー』って感じで終わったんですけど、一緒に乗船していた友人が船を降りたあとにIPCに留学していたんです。その友人が『IPCっていう学校に通っていて企画をするから英語の相談にのってほしい』って私に連絡をくれて。そこで彼にIPCのことを色々聞きました。色んなバックグラウンドの人がたくさん集まって、期間限定で共同生活をしながら様々な事を学ぶ…っていうのが、陸にあるピースボートみたいで面白そう!と思ったので留学することにしました。」

憧れだったCCとしてピースボートに乗船

ーIPCの留学後にピースボートの通訳CC(コミュニケーションコーディネーター。以後CC)としても乗船されたんですね。
安井「そうなんです!最初に参加者としてピースボートに乗船したときから、CCはずっと憧れの存在で、私の目標だったんです。2014年のピースボートクルーズのCCに応募したんですけど、その時はダメだったんですね。これはCCとして乗船した後に気づいた事なんですけど、CCに必要なのは語学力だけじゃないんです。広い視野で物事を見れるか、年代・国籍を問わず色々な人と話せるかなど、人間力が必要なんだと思います。
一度落ちてからも『絶対CCとしてピースボートに乗るんだ!』と思っていたので、時間がある時はずっと英語の勉強をしていました。それで2017年のクルーズでCCに合格したんですけど、一度挫折を味わってからの合格だったので本当に嬉しかったです。」
ー安井さんはピースボートでの世界一周・留学・ワーキングホリデー・移住などを経験されていますがどれがおすすめ!みたいなのはありますか?
安井「どれもそれぞれ別の良さがあるので一概に『これがいい!』とは言えないですが、これから海外旅行に行ってみたいと思っている人や、ワーキングホリデーに興味がある人は先にピースボートで経験を積むのがいいんじゃないかなと思っています。例えば、オーストラリアにワーホリに行く人は『オーストラリア人の友達が出来る…!』と想像していると思うんですけど、実際に行ってみるとその土地のローカルコミュニティの中に入っていくのってなかなか難しいんですよね。留学生は留学生、移民は移民同士のコミュニティになりがちなので、ピースボートで色んなバックグラウンドの人たちと出会って関係を作れるようになってから留学などをしたほうが生活を楽しめたり活動が充実するんじゃないかと私は思います。」
ー現在安井さんはスウェーデンに移住されているんですよね。スウェーデンは移民の受け入れが盛んで、人口の約25%が移民というくらい様々なバックグラウンドを持った人たちが生活する国ですが、ピースボートで学んだ知識や考え方が活きているなと思うことはありますか?
安井「ピースボートで学んだ知識や経験は、人間関係を作る時にすごく役に立っていますね。ピースボートで学べることって本当にジャンルの幅が広いんですよ。例えば、クルーズ中にこれから訪れる国の歴史や政治的な問題を取り上げたりするんですけど、その歴史とかを知っているうえでその国に行くのと、ただ観光のために訪れるのでは感じる事とか得るものが全然違うと思うんです。IPCにいる時も世界中から来ている人と友達になった時に、その人の国の背景とかを知っているといろんな話題について話が出来ました。そうやって自分の行く場所だったり住む場所の事を自分事として知っている事はすごく大事だと実感しています。」

「知りたい!」という気持ちは止まらない

ー安井さんが今やりたいことや、これからの目標はなんですか?
安井「高校の時からの夢だった『海外で看護師として働く』を実現させたいです!そのためには今私が持っている日本の看護師免許をスウェーデンで使えるように切り替える必要があります。看護師免許の切り替えにはスウェーデン語の語学力が必要なので、今は語学学校に通っています。スウェーデンは移民の受け入れが盛んなこともあり、第二外国語としてのスウェーデン語習得への支援がすごくしっかりしているので、移民の人は語学学校に無料で通えるんですよ。あとスウェーデンは大学も無料なので、せっかくなら大学院に挑戦して、国際関係学や公衆衛生学などを学びなおそうかなと思っています!」
ー本当に色々な事に挑戦して学び続けている安井さんですが、その探究心は何から生まれているのですか?
安井「なんでしょうね(笑) 知りたい!もっといろんな事を学びたい!っていう気持ちが収まらないんです。やっぱり、色々なことを知ってると毎日が面白い。知識があると普段の会話も深い話ができるようになるので、世界が広がるような気がするんです。なので、これからももっとたくさん色んなことを学んでいきます!
(取材・写真/鷲見萌夏 写真提供/安井彩香)
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