浅瀬で優雅にシュノーケリングするはずが、沖に連れていかれるハプニング
――旅の思い出をこんな小冊子にされているなんてマメですね!
大沢 スマホのアプリで簡単にできるんですよ! けっこうみんなつくってますね
――南回りの航路だったそうですが、海の写真がたくさんありますね!
大沢 この旅では『きれいな海を満喫したい!』と思っていて。それでまずはモルディブのマーレで、船で知り合ったみんなで船をチャーターしてシュノーケリングをする計画を立てたんですよ
――リゾートっぽくて素敵ですね~!
大沢 でもいざ船で行ってみると、シュノーケリングできる浅瀬はホテルなどのプライベートビーチだから近づけないって言われて…。それで、陸からだいぶ離れた深い所に連れて行かれちゃって(笑)
――普通、シュノーケリングするようなところって明るい水色みたいな感じだと思うんですけど、確かにこの写真の海は紺色ですね…。
大沢 底が見えないぐらい深いんですよ! しかも下の方にはサメがいるから気をつけてって言われて…
――えーっ、サメ!? どうやって気をつけろと言うんでしょうか(苦笑)。
大沢 怖くて溺れそうでした~。それに化粧もしてたから顔も守らなくちゃいけないし!
――いやいや、もともとシュノーケリングに行ったのになぜメイクを気にするんですか(笑)。
大沢 それからはスッピンで行くようになりました(笑)。でもこの時も、周りにはイルカも泳いでいるしそんな体験は初めてだったので、なんだかんだと楽しかったですね。その後も仲間と企画して、タヒチのパペーテやマーシャル諸島のマジュロでもシュノーケリングしましたよ!
ヒッチハイクして帰船リミットに間に合った!
大沢 寄港地ではあまりツアーには参加せずほとんど自由行動で、ナミビアではサンドボードをしたんです。その時も大変で…。船に帰ろうと思ってタクシーに乗ったんですけど、別の中国の船が泊まっている港に連れて行かれちゃったんですよ~!
――ええっ、どういうこと!?
大沢 ナミビアは港が点在していて、運転手さんが迷っちゃったみたいで…。もうどうしても見つからなくて。周りは車も走っていない、人もいないようなさびれた場所で、帰船リミットは迫ってくるし…
帰船リミット
帰船リミットとは文字通り、船に帰らなければならない時間。帰船リミットまではツアーに参加したり、自由行動をとったりと、寄港地を楽しむことができる。
大沢 一応、電話連絡はしたんですけど、間に合わなかったらどうしようって不安だし焦るしで…
――大ピンチ!
大沢 でもその時、一本道の向こうからトラックが一台、走ってくるのが見えたんです
――おお~! 救いの手が(笑)!
大沢 もう体を張って止める勢いでヒッチハイクしました(笑)。女3人でちょっと怖かったけど背に腹は代えられないし! もちろん言葉は分からないので携帯でピースボートの写真を見せて『ココに連れて行って~!』って
――スマホって便利ですね~!
大沢 それでなんとか間に合って! リミットの2分前ぐらいでした(笑)。運転手のおじさんも仕事中だったみたいなんですけど一生懸命探してくれて、『お前ら、良かったな~』って感じでハグしてお別れしました
セクシーなだけじゃない、リオのカーニバルに感動!
――次の寄港地はブラジルのリオデジャネイロですが、やっぱりあのサンバカーニバルもご覧になったんですか?
大沢 行きました! 滞在時間は4日間あったんですけど、1日目と3日目がカーニバルで、1日目の方がチケットが安かったんでその日だけ押さえていてたんです
――チケットを買って観覧するシステムなんですね!
大沢 熱気が本当にすごくて面白くて! 1日目は観光客じゃなくて地元の人たちが行って、もう自分たちが踊っちゃうような雰囲気なんです。街自体がお祭り騒ぎでタクシーも進まないから途中で降りて歩いて。現地の人も好きなチームがあって、歌って応援したりしていて、いっしょに踊ったり
――地元の空気を全身で味わったという感じですね。
大沢 これは3日目も観ないと絶対に後悔すると思って、急遽チケットを取りました。そんなにいい席じゃなかったけど、もう本当に感動…! レベルが違うというか、ディズニーランドのパレードをもっと大きくしたみたいで
――露出の多い衣装のイメージが強いですが、実際に観るとそれだけじゃないんですね。
大沢 行ってみると全然違うんですよ。踊っている方の衣装もセクシーな女性だけじゃなくて(笑)、テーマに沿った衣装を着てパレードをしていたりするんです。いろんな飾り付けをした山車が街の中をたくさん進んで行くんですけど、色も綺麗だし、その飾りも電飾や噴水まで仕込んであってすごいんですよ! いっしょに行った子とお揃いの服を買っちゃったりして、ホントに楽しかった!