KOIKE yujiro
インタビュー
2019/12/16
INTERVIEW Vol.18
古池祐二郎
KOIKE yujiro

面白いことが大好きな現役大学生がピースボートに乗って気づいたこと

PROFILE
koike
古池祐二郎
SFC(慶応大学湘南藤沢キャンパス)に通う大学2年生。2018年秋学期から1年休学して、2019年4月出航のピースボート101回クルーズに乗船していた。今は大学に通いながら、このピースボートデッキの編集員としても活動している。
面白いことが大好きでアイデアマンになるのが夢という古池さん。そんな彼はピースボートに乗船して人生の軸が決まったとのこと。旅の中で何を体験し、何を感じたのでしょうか。

「人とは違う経験」を求めて

―ピースボートとはどこで出会いましたか?
古池 大学に通うために大分から上京して一人暮らしをしてるんですけど、家の近くにある居酒屋に貼ってあったポスターを見たのがきっかけかな。
ピースボートに乗る前にフィリピンに留学していたので、そこで身に着けた自分の英語が通じるのか試してみたかったのと、人と違うことをしてみたいと思ったので101回クルーズへの乗船を決めました。
―大学では何を専攻していますか?
古池 専攻は環境情報学です。一応プログラミングが必修だったりするんですけど、うちの大学は学部の枠に縛られることなく授業を取ることができるので、今は興味のある労働法などの講義を中心に受講しています。

自分の考えたことで誰かを楽しませることができる。これが仕事になったら最高。

―ピースボートに乗ってよかったと思うことは?
古池 人生の軸が決まったことかな。
僕、将来アイデアマンになるって決めてるんです。船に乗る前は、面白いことを企画するのは好きだけど、ただ好きっていうだけでそれが人生の軸になるとは全然思ってませんでした。でも船内は企画をする場も時間も山ほどあって、自分が考えたことにどんどん人を巻き込んでいくっていう経験をたくさん積みました。今やってることを仕事にできたら、自分が考えたことでみんなが楽しい気持ちになる。それで自分はお金がもらえるって最高じゃん!!ってことに気がつきました。

船の上なら誘ってもらえたことを全部やることも可能

―船内はどのように過ごしていましたか?
古池 自主企画をたくさん考えて実行してました。後は「これ面白かったからおすすめ!」とか「やってみない?」って誰かから誘われたことは全部やりました。陸だと、誘ってもらったことを全部やるのはなかなか難しいと思うけど、船の上ならそれができる!今までの自分だったら絶対にやらないんだろうなってことにもたくさん挑戦して、チャンスは本当にどこにでもあるんだなと感じました。
自主企画って?
クルーズ中の船内にはピースボートがコーディネートする企画のほかに、参加者自身が企画・運営を行う自主企画がある。同郷の人や同じ趣味を持つ人たちを集めて交流する企画や、手話教室など内容は多岐にわたる。

―たくさんのことに挑戦した中で、特に印象に残っていることは?
古池 ピースボートの船上にある新聞チームに入ったことかな。船内で発行されるイベントガイドっていう読み物の中で記事を書いてみない?って誘ってもらったんだけど、今まで記事なんて書いたことなかったから(笑)でも、今こうしてデッキで文章を書いているのも、新聞チームに入って文章を書く楽しさに気づいたからです。
あと、そのイベントガイドの記事にするために、水先案内人の海堂尊さんにインタビューさせてもらったことがすごく印象に残っています。講義も全部聞きに行っていたんですけど、インタビューっていう場で直接話を聞いたら、講義を聞いている時よりさらに話が自分に響いたのと、海堂さん本人や、書籍にものにすごく興味が湧いてきて。その時の海堂さんの言葉は今でも印象に残っているし、それから海堂さんの本も読み始めました。
―印象に残っている寄港地はありますか?
古池 良かった場所はランキング形式で記事にしているからそっちを読んでほしいんですけど、印象に残っているのはギリシャのピレウスです。一見、これぞヨーロッパ!と思う街だったんだけど、経済破綻をしたっていうことを思い出してから街を見たら、他の国に比べて物乞いが多くて。日本でも知識を得ることはできるけど、実際目で見て感じることが大事だっていうことを体感したので印象に残ってます。余談なんですけど帰ってきてから、すごく勉強意欲が湧いて、講義をまじめに受けるようになったり、以前の授業でもらった資料とかめちゃくちゃ読み返しました(笑)
-現役大学生が選ぶ!世界一周、寄港地ベスト5!!

自分ができることは自分が思っているよりもたくさんあることに気づいた

―乗船前と下船後で変わったと思うことはありますか?
古池 偏見が無くなりました。他人に対しても自分に対しても。
ピースボートに乗っていたらLGBTQの当事者の人や、事情を抱えている人、いろんな文化、バックグラウンド、価値観の人に出会います。いろんな人がいて当たり前っていうことが頭だけじゃなくて心でも実感できるようになりました。自分に対する偏見というのは、今まで自分ができるって分かっていることにだけ取り組んでいたけど、様々なことに挑戦したことで、自分ができることは想像以上にたくさんあることが分かりました。意外と頑張れば何でもできるんだなぁと。
LGBTQって?
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーをはじめ、多様な性を生きる人の総称


―今後は何をする予定ですか?

古池 この間、居酒屋でバイトしていた時に、たまたまジャマイカの話をしているお客さんがいて、「僕この間ジャマイカ行ってきましたよー」っていったらものすごく話が弾んだんです。こんな風に、地球一周で培った視点や経験を日常生活に生かしていきたいです。
後は、乗船して気がついた僕の感じたピースボートの魅力をアウトプットしていきたいです。ピースボートデッキの編集員の活動もそのうちの一つですね。これからたくさん記事をアップしていくのでチェックしてもらえると嬉しいです!
(取材・文・写真/鷲見萌夏  写真提供/古池祐二郎)
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