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タピオカミルクティ
コラム
2025/02/08
【台湾旅行】魅惑の港町基隆(キールン)と九份(キュウフン)を堪能する

 


山に囲まれた海の街、台湾本島の最北端に位置する基隆(キールン)。風景やグルメ、自然いっぱいの魅力溢れる美しい港町を中心に、台湾の隠れた名所散策はいかがでしょうか。街並みがスタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』を思い起こさせる九份(キュウフン)に足を伸ばし、満足間違いなしの基隆の楽しみ方を紹介します。
台湾基隆の魅力とは?
港町である基隆は、淡水(ダンシュイ)と並んで台湾の海の玄関口といわれ、台湾の文化や歴史に触れるのに最適の旅先。海を背に、三方を山に囲まれた独特の地形が織りなす景観は、「ちょっと郊外を観光したい」という人にもぴったりです。台北駅から台湾鉄道の区間車で約30分の距離ですが、バスでのアクセスが便利で直通バスが頻繁に運行しています。
台湾基隆にはどんな魅力的な観光スポットがあるのでしょうか。
ライトアップされる夜の港と美しい景観
基隆は夜景の美しさで有名です。夜になると港に停まる船と建物に光が灯り、港全体が艶やかにライトアップされます。

基隆港の夜景

美しくライトアップされる基隆港

 

カラフルに彩られた船舶スペースの建物群「正濱漁港彩色屋」は、台湾のベニスと称される人気写真スポット。ライトアップがない時間帯に訪れても、十二分に目を楽しませることができます。

正濱漁港彩色屋

台湾のベニスと呼ばれる基隆の正濱漁港彩色屋

 

地元の食材を使った屋台料理が並ぶナイトマーケット廟口夜市(ミャオコウ イエスー)は台湾の食文化に触れるのにうってつけの場所。一部のお店は昼間から営業しているので、食べ歩きランチにもおすすめです。

廟口夜市

食べ歩きにおすすめ、台湾基隆の廟口夜市

 

新鮮な海鮮料理はもちろん、「天婦羅(テンプラ)」と呼ばれている台湾風さつま揚げや、ふわりとなめらかな台湾シャーベット「泡泡冰(パオパオピン)」、台湾で食べられる中で一番美味しいと噂される「魯肉飯(ルーローハン)」などの、台湾名物が揃っています。

ルーローハン

魯肉飯(ルーローハン)

 

和平島公園と中正公園
自然の美しさを楽しみたいなら、基隆港の東側に位置する和平島公園がおすすめ。波の侵食作用で削り出されたキノコのような奇岩群や、神秘的な岩石海岸が織りなす素晴らしい景観を楽しむことができます。

和平島公園

台湾基隆港の東に位置する和平島公園

 

山頂の巨大な白亜の観音像が目印の中正公園からは、基隆市内を一望することができます。地元の人々もピクニックや散策に訪れる憩いの場所です。休日は混雑しているかもしれませんのでご注意を。

中正公園

白亜の観音像がシンボル、台湾基隆の人気スポット中正公園

 

九份へと足をのばす
台湾北部の山間に佇む九份(キュウフン、ジョウフェン)は、19世紀末から20世紀初頭に金鉱が発見され、一攫千金を夢見て集まる人々で栄えた町。基隆からは、直通バスで約1時間〜1時間半くらいで訪れることができます。
映画『千と千尋の神隠し』を彷彿とさせる建物やスポットがあることで有名な九份ですが、映画のファンでなくても一目見れば忘れられない幻想的な街並みが魅力です。
幻想的な九份の路地を歩く
山に沿って細い路地が走り、古びた民家が建ち並ぶどこか懐かしい町並。夜になって赤いちょうちんに灯が入ると、まるで『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のよう。

九份の夜景

「一目見たい」と世界的に人気が高い台湾九份の夜景

 

九份のメインストリート基山街や、情緒ある坂路地、豎崎路で食べ歩きをしたり、お土産を買ったり、伝統的な台湾茶で一服するのもいいですね。

キサンガイ

石階段の路地に沿って情緒あるお店が並ぶ台湾基隆の豎崎路

 

九份で台湾スイーツを味わいつくす
九份は、タロイモを原材料とする台湾の伝統甘味「芋圓(ユーエン、ユーユェン)」のお店がとても多いです。もっちりむちむちとした食感と、コロンとしたフォルムがやみつきになる芋圓は必ず食べておきたい。

ユーユェン

台湾の伝統的スイーツ「芋圓(ユーエン)」

 

九份老街(ジョウフェンラオジエ)では、芋圓以外にも、タピオカミルクティー、豆花(トウファ)パイナップルケーキといった台湾スイーツの定番を食べ歩くことができます。ノスタルジックな街並みとそそり立つ山々のコントラストを楽しみながら台湾スイーツを制覇!

タピオカミルクティ

タピオカミルクティー

 

船旅で訪れる台湾
基隆はクルーズ船の出発地としてもよく知られています。海側から一望する基隆港の絶景は、クルーズツアーで訪れなければなかなか見ることができません。どこかノスタルジックな港がゆっくりと遠ざかる瞬間は、船旅ならではの贅沢な醍醐味の一つです。

ピースボートから臨む台湾基隆の港

ピースボートから臨む台湾基隆の港

 

2025年12月出発のピースボート地球一周の船旅 2025年12月 Voyage122は、南太平洋の島々、イースター島、ペルー、パタゴニアフィヨルド遊覧、ナミビアや南アフリカを経て、最終寄港地として台湾基隆を訪れます。
近年、特に旅先として人気が高まっている台湾。首都台北からのアクセスも良好で、初めて台湾を訪れる方にもリピーターにもおすすめの観光地、基隆と九份を紹介しました。ぜひその魅力を現地で体感してみてください。
(文/山根那津子 写真/PEACEBOAT、岡田圭太、奥平啓太、AdobeStock)
PROFILE
NatsukoYamaneプロフィール写真
山根 那津子(フリーランスライター)
フリーランスコンテンツライター、エディター。
ピースボート第55回クルーズ乗船。読書、スイミング、テニスが好き。人権について真剣に考えています。
友達と笑ってビールを飲んでよく寝ればだいたい元気。


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