ピースボートデッキ > COLUMN > SDGsを世界に広める!ピースボートで旅をしながら学ぼう!世界を変えるための17の目標
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コラム
2020/05/11
SDGsを世界に広める!ピースボートで旅をしながら学ぼう!世界を変えるための17の目標

ピースボートの船体に描かれているこのカラフルなマーク!何を意味するかご存じですか?
実はこれ、SDGsの公式マーク。ピースボートはSDGsのキャンペーンシップを務めているんです!

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SDGsとは??
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略で、2015年に国連サミットで採択された。環境や開発に関する17の国際目標(ゴール)とそれを達成するための169個の具体的なターゲットから出来ている。このゴールやターゲットは、世界共通で、身近にあるものから、世界規模なものまで様々。SDGsのスローガンは、「誰一人として取り残さない」こと。国や個人が、それぞれの課題に取り組み、それぞれのターゲット、そしてゴールを達成することで、「持続可能な社会」を作ろうとしています。
1983年の設立以来『国際交流の旅』を続けているピースボートは、国連との特別協議資格を2002年に取得。最近では、世界で唯一のSDGs公式キャンペーン船として認定され、世界を旅しながらSDGsの達成を目指すために様々なプロジェクトに取り組んでいます。

巷で流行っている「SDGs」という言葉。大学生の私は色々な授業や調べ物をする中でよく聞いていたので、知識としては知っていました。ただ、世界共通の目標…持続可能な社会…169個もある…どこから手を付ければ…と規模感の大きさに圧倒されていて、いまいちピンと来ていませんでした。そんな私がSDGsを深く知ったのは、ピースボート地球一周の船旅に参加したことがきっかけ!ただ知識を得るだけでなく、自分の目で現状を見て実際に身体を動かしたことで、具体的に自分が・社会が何をすればいいのかを落とし込めるようになりました。

そこで!今回の記事では、ピースボートが行っているSDGsキャンペーン関連の活動の一部をご紹介します!乗船前の私のように「SDGsは知っているけど、よく分からない…」という方必見です。

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1、貧困をなくそう


〇旅で訪れる地域に支援物資を届ける
ピースボートは旅の中で訪れる地域に支援物資を届けるUPA(United Peoples Alliance)プロジェクトを行っています。出航前までに全国から集めた文房具・スポーツ用品・書籍・農具・楽器・自転車などの支援物資を船に積み込み、世界一周の旅は始まります。物資を必要としている人に自分の手で渡したり、自分の届けた物資が人を笑顔にするところを見たりできるのは、ピースボートならではですね。
私も支援物資を届けるツアーに参加したのですが、スポーツ用品を届けた子どもたちがキラキラした目で「ありがとう!大事にするね!!」と言ってくれたのがとても嬉しかったです。
>クルーズレポート:UPA国際協力プロジェクト

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2、飢餓をゼロに


〇シンガポールでフードバンクの活動を体験
世界一周の船旅の醍醐味は訪れる港でどう過ごすか!ピースボートの船旅での寄港地の過ごし方は、全て自分で計画をたてる自由行動とオプショナルツアーに参加するかのどちらかです。オプショナルツアーは、世界遺産や建造物を回る観光ツアーの他に、検証・見聞・交流といったピースボートならではのツアーがあります。シンガポールで訪れたのは、フードバンクのNGO「フード・フロム・ザ・ハート(FFTH)」。実際に食料の配給作業を手伝い食料受給者の声を聞くことで、順調な経済成長の裏にある食料問題への理解を深めました。
>必要な人に食料を!フードバンクの活動を体験−シンガポール

 

3、全ての人に健康と福祉を


〇専門家から直接学ぶ機会を
ピースボートの船旅には、旅をより豊かに・充実したものにするために「水先案内人」として国内外から様々なジャンルの専門家が乗船します。
健康と福祉に関しては、アフリカのHIV/AIDSについて活動されている日本国際ボランティアセンター(JVC)の南アフリカ・プロジェクトのメンバーの方が乗船して、HIVとの闘いの現場や差別について学ぶ機会があります。
>南アフリカ HIV/AIDSとの闘いー冨田沓子さん、ドゥドゥジレ・ンカビンデさんが挑む

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この他にも、糖尿病、痛風、肥満などの生活習慣による代謝性疾患を専門に扱い、自然と人間の結びつきを総合的に考え日常生活を調整しながら治療を行っている医師の方の講座など。ピースボートでは、世界規模の大きな問題から自分の問題まで幅広く学ぶ事が出来ます。
>クルーズレポート:船旅の健康法

 

4、質の高い教育をみんなに


〇モンテッソーリ教育を受けながら世界中を旅する
ピースボートの中にはなんと!保育園があります!子どもたちは、船内でモンテッソーリ教育を受けながら世界一周の間に異文化やたくさんの人と関わります。

モンテッソーリ教育の目的は、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」。子ども達が個々で自由に興味のある事に取り組む中で能力を伸ばしていきます。国際モンテッソーリ協会の教師養成者であジュディ・オライオンさんは「自分が訪れる場所やそこで出会う人、家屋、食事、衣服などそれぞれの文化が持つ多様性すべてを五感を通して自分に取り込み、平和の基礎となる異なる人や物に対する豊かな感受性や幅広い受容力の裾野をつくってくれる」と言います。

モンテッソーリ教育を受けながら、船旅をして世界の多様さを直に体験できる環境は、子ども達の可能性を無限に広げます。また、モンテッソーリ教育の第一人者が水先案内人としてその教育方針を教えてくれる講座が開かれることもあります。
>ピースボート「子どもの家」プロジェクト


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〇世界の問題を学びながら旅をする
地球一周の船旅を活用した国際教育・平和教育プログラム「地球大学」。普通に参加しているだけでもたくさんの学びがあるピースボートの船旅ですが、より学びにフォーカスした旅にするためのプログラムです。ピースボートの船旅に参加した人から「知識として知っているのと、体感するのは理解の深さが全然違う!」という感想を聞きます。世界中の問題をその土地に訪れながら学ぶことで、自分事として考えられるようになるからです。
>ピースボート「地球大学」について

 

5、ジェンダー平等を実現しよう


〇当事者の声を届ける
ジェンダー平等はピースボートでも注目度の高いイシュー。
女性の権利獲得のために活動している世界中のアクティビストが乗船して講座を行ったり、スタッフによるワークショップが行われ、毎回人気の企画となっています。たとえば過去にこんな企画が行われています。
>クルーズレポート:マダガスカルの女性が語るジェンダー
>クルーズレポート:内戦後の社会づくりと女性の権利
>クルーズレポート:ふつうって何?~多様な性を生きる~

7、エネルギーをみんなに そしてクリーンに


〇電気のない地域に明かりを届ける
ピースボートの第100回記念クルーズでは、フィリピンのNGO「Liter of Light(リッター・オブ・ライト)」との共同プロジェクトとして、「ボヤージ・オブ・ライト」を実施しました。ペットボトルなどの廃材や入手しやすい材料、そして太陽光エネルギーを使った照明システムを電気のない地域へ届ける取り組みです。訪れた国のうち、8寄港地へ約500個のライトを届けました。
>クルーズレポート:電気のない地域に太陽の光を!〜「ボヤージ・オブ・ライト」活動報告〜
>クルーズレポート:ボヤージ・オブ・ライト活動報告会

 

10、人や国の不平等をなくそう


〇カンボジアの土地から地雷をなくし、教育や生活のための支援をする
戦争が終わった今もなお、地雷によって苦しめられている人たちを支援するために地雷廃絶キャンペーン(P-MAC)に取り組んでいます。出航前に街頭で募金活動を行い、集まったお金をカンボジアに届けて地雷除去を行っている政府機関やNGOの支援支援したり、地雷被害者や障害者の就労支援を行う現地のNGO団体へのサポート、地雷を除去した地域に小学校や地域の保健所の建設などを行っています。また、カンボジアを訪れる「地雷検証ツアー」を行っています。参加者の多くが世界一周の中で一番印象に残っているのがこのツアーだと語るこのツアー。体験談をぜひリンクから読んでみてください。
>【体験談】カンボジア地雷検証ツアーには、絶対に行って欲しい
>ピースボート地雷廃絶キャンペーンについて

11、住み続けられるまちづくりを


〇災害支援の実施
ピースボート災害支援センター(PBV)は日本各地の自然災害の被災地へボランティアを派遣して緊急支援を行っているだけでなく、災害に強い社会づくりに取り組んでいます。
>ピースボート災害支援センター

 

12、つくる責任 つかう責任


〇環境に配慮した製品を使う
ここまで、世界を旅するからこそ身近に感じるゴール・ターゲットを解説してきましたが、正直あんまりピンとこない・・という方も多いのではないでしょうか。それらと比べると、12番のゴールは個人として取り組みやすいゴール・ターゲットではないでしょうか。
ピースボートの船内では、テイクアウト用のドリンクカップやそのフタ、フォーク、スプーン、ストローなど、プラスチック製品を使っていません。
また、船内売店にはフェアトレード商品や環境に配慮された商品もたくさん扱っています。もちろん、買い物袋は持参で!

 

13、気候変動に具体的な対策を


〇寄港地での交流プログラムを実施
気候変動による海面上昇で影響を受けているフィジー。寄港した際に、現地の環境問題に取り組む団体とビーチのゴミ拾いを行ったり、マングローブの植林を行いました!
>ラウトカのビーチを守るために気候変動と向き合う(第101回ピースボート・フィジー)

 

14、海の豊かさを守ろう


〇海洋環境の危機を訴える
ピースボートでは、気候変動や海洋汚染の危機を訴える「オーシャンユース・プログラム」も実施しています。気候変動によって深刻な影響を受けている島嶼 ・沿岸諸国出身で、海洋保護・気候変動問題に精力的に取り組む、若手の活動家や研究者、政府機関職員を招待し、船内や寄港地で学びを深めたり、クルーズ参加者に母国の海洋問題の現状を伝えます。
>気候変動に取り組む島嶼国の若者たちが乗船、洋上で国連COP23の公認プログラムを実施
>クルーズレポート:オーシャンユース

 

〇船内で国連公式イベントの開催
101回クルーズがニューヨークに入港した6月8日は、国連が定めた海洋の環境問題について考える「世界海洋デー」でした。ピースボートの船上で世界海洋デーを記念する国連の公式レセプションが行われ、海洋保護への強いメッセージを訴えました。
>「世界海洋デー」に、ニューヨーク停泊中のピースボート船上にて国連公式イベントを開催しました!

15、陸の豊かさも守ろう


〇タスマニアの原生林で森林保護を学ぶ
103回クルーズで訪れたオーストラリア・タスマニア島は豊かな自然で有名ですが、森林伐採が進み危機に瀕しています。原生林へと足を運び、何が起こっているのかを体感しながら学ぶオプショナルツアーも実施されました。
>クルーズレポート:ホバート(タスマニア島)寄港 -タスマニアの原生林を歩き、森林保護を学ぶ-

 

16、平和と公正をすべての人に


〇核兵器廃絶国際キャンペーンICANへの賛同
ピースボートは、2017年にノーベル平和賞を受賞したICANの国際運営団体です。世界中のNGOや核兵器の被害者たちと共に、核兵器の廃絶を求める活動を続けています。被爆者の平均年齢が81歳をこえ、戦争体験の風化も一層深刻になる今、被爆者の方々と共に旅をすることは貴重な経験です。
>クルーズレポート:ICANとピースボートの歩み
>クルーズレポート:先住民族と土地、そしてウラン採掘

 

17、パートナーシップで目標を達成しよう


ピースボートが旅を続けられるのは寄港地で私たちの事を待っている人たちがいるからです。水先案内人の方からたくさんのことを学べるのも、交流・見聞ツアーなどを実施できるのも、ここまでに紹介した活動が行えるのも、すべてこれまでに築き上げた「つながり」の賜物です。

終わりに


いかがでしたでしょうか?ここまでたくさんのピースボートの活動を紹介して来ましたが、これらはピースボートの活動のほんの一部…。ピースボートは毎日様々な活動に取り組んでいます。

私もピースボートに乗船する前は、地球の未来をよりよくするための目標…と規模感が大きすぎてSDGsのことはいまいちピンときていませんでした。しかし、自分の目で世界を見ることや、その社会問題の影響を受けている人たちと旅の中で出会うことで、世界のどこかで起きている誰かの問題が自分事として考えられるようになりました。また、自分が何について興味を持っているのかに気づくことも出来ました。

乗船前の私のように「SDGsは知っているけど何をしたらいいか分からない…」という方は、思い切って何かの活動に参加してみてください。ただ本を読んだり頭で考えたりするよりずっと自分の理解が深まるのを実感できると思います!

(文/鷲見萌夏 写真/PEACEBOAT、磯貝美輝、水本俊也、汰木志保)
PROFILE
sumimoeka
鷲見 萌夏(ピースボートデッキ学生インターン)
1999年北海道札幌市生まれ。上智大学新聞学科在学中。
メディア・ジャーナリズムの勉強をしながら「表現」することを研究中。
ライターとして活動する中で、もっと自分の世界を広げたいと思いピースボート101回クルーズに参加。


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