そうそう、この後に行ったアイス屋さんもかなりヤバかったんだ。アイスのショーケースを覗くとそこには何とも鮮やかなブルー、ピンク、グリーンのまるでペンキを混ぜたような色のアイス。あの~これ食べたことあるんですかって店員さんに聞いてみたくなる感じ。さすがにどギツイのにはチャレンジする勇気はなかったから、中でも比較的色の薄いアイスを食べてみた。味はまあまあ美味しかったかな。めっちゃ気にはなったけどね~ショッキングピンクとか。造花だらけの公園といい、このアイス屋さんといい、モルディブってある意味で最先端を突っ走っていってる感あるわ。
そしてベトナムに続き、モルディブでも体験したのがバイクツーリング。ツーリングといっても原付バイクのふたり乗りで、街中をウロウロといった具合なんだけどね。だけど車と違ってこの爽快感は何なんだってくらいに180度の視界な上に、目線も高いから写真やムービー撮るのはやっぱ楽しい!
最初は怖かったけど慣れてくるともうバイクは足でなんとか固定して、あとは右手にビデオ、左手にカメラといった具合に、バイクの後部座席から写真とムービーを交互にひたすら撮り続けてみた。とにかくピントより雰囲気重視、この街全体のイメージを短時間であちこち撮れたのはバイクのおかげかな。日本みたいにスピード出して飛ばさないから、きっとこうやってバイクの上から撮ることが可能なんだろうね。
とにかくベトナムとも共通して言えるのは、街中のどの道を走ってもバイクだらけってこと。特にモルディブに関しては夕方ごろ、これだけのバイク渋滞は見たことないってくらいに見事に渋滞してたなぁ。っていうかバイクで渋滞ってあるんだね。もちろん細い通路もどこもかしこも路駐だらけ、そんな狭い路地道をみんなスルスルとバイクで通り抜けていくから面白い。
外国でツーリングするとして、バイクの運転手は誰がやるのって?もちろん私が運転する訳じゃあないよ。地元の人が乗るバイクの、後ろのシートに乗せてもらうんだ。ベトナムでは交流会で友だちになった子が乗せてくれて、モルディブでは何とナンパされたんだよ。「バイク乗せてあげるから一緒に観光しよう」ってね。だけどちょっとした裏はあったんだ、後ろに乗せる代わりにお金はいらないけど、最後にお勧めの店に寄るからお土産とかどう?みたいな。
よく分からないけどまあいっかぁ、とりあえずマーレ一周ツアーに行ってみようよレッツゴー!ってなって、バイクの後ろにまたがってとにかく島の端から端のその裏側まで、路地という路地をすり抜けながらの撮影タイム。その日はとにかく暑い日だったから歩くの嫌だったんだよね。バイクで心地よい風を感じながら、同時に観光も撮影もできちゃうなんてホントにラッキーだよ。真夏の日差しが降り注ぐ常夏の島を、バイクであちこち駆け抜けてった。
(取材・文・写真/Hinata)