ピースボートデッキ > COLUMN > 私らしくいられる場所、見つけた!~これからも私は世界を旅し続けて生きる~【ピースボートの旅ブログ】
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レポート
REPORT Vol.062
2018/02/09
私らしくいられる場所、見つけた!~これからも私は世界を旅し続けて生きる~【ピースボートの旅ブログ】

 

ピースボート第94回クルーズは、北欧を周りながら地球一周した105日間の船旅。「ピースボートの旅ブログ」では、世界一周団体TABIPPOとピースボートのコラボ船上プログラム「TRAVELERS BOAT」のメンバーが、寄港地や船旅の様子を感じたままにお伝えします。

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ずっと夢だった世界一周の船に乗った「このみん」こと小川このみさん(28)。

もともと旅行が趣味で、これまでも国内・海外ともに色んな場所に訪れてきたこのみん。いつしか「世界一周をしてみたい」と思うようになり、目に止まったのがピースボートの1枚の写真でした。初めはピースボートのLINEアカウントを登録して、送られてくるメッセージを「世界一周してみたいな」と憧れて見る程度でしたが、行くまでの準備や実際に行った人の経験談をみて「自分も行けるんじゃないか」と思うようになりました。
ある時、ピースボートで世界一周に行きたい、ということを相談した友人に「試しに説明会に行ってみたら?」と言われたことがきっかけで、説明会に足を運び、話を聞いている内に思いはどんどん強くなり、94回クルーズに乗船することを決めたそうです。
世界一周に行くために、仕事を辞め乗船したこのみんは、船に乗ったことで自分らしくいられる場所について深く考えるようになったそうです。

自分らしくいられる場所について考えて見た

皆さんは自分らしくいられる場所ってありますか?私はピースボートに乗って初めて自分らしくいられる場所について深く考えた気がします。
「自分らしくいられる場所ってどんなだろう・・・」
船での毎日を過ごす中で、少なくとも好きな事をやっている時が一番自分らしく感じられると気づきました。

船に乗る前は好きな事を仕事にしておらず、安定やお給料の事だけを考えて仕事をしていました。土日も休みのない生活で毎日が忙しかったです。きっと「働かなくちゃ」と思うのは多くの日本にいる人の特徴なのかもしれません。私もそのうちの一人だったんだと思います。

「世界一周したい」と思う私は受け入れられない?

以前からバックパッカーでの旅や世界一周をしてみたい!という気持ちがあったのですが、それは夢のまた夢だと思っていました。友達に「世界一周したい!」「バックパッカーしたい!」と言うと「海外は危ないよ」と言われたり、「世界一周って何言ってるんだろこの子。笑」って思われたり・・・否定されるのも嫌で、自分のやりたいことをあまり周りに言えずにいました。心配して貰えるのは有難いんですけどね・・・。

「説明会に行ってみたら?」背中を押してくれた一言

そんなある時、とても親しい友達にピースボートに乗りたいんだと相談をしました。友達はとても親身に話を聞いてくれて「まずはピースボートの説明会だけでも行ってみたらいんじゃない?」と背中を押してくれました。それは私にとってピースボートに乗るきっかけとなった大切な一言でした。話を聞くだけならお金もかからないし、試しに行ってみるのもありかなと思い、説明会へ。

説明会はシニアさんばかりで最初は馴染めませんでしたが、ピースボートのスタッフさんが「若い人も沢山いるし私も1度乗ってるけど絶対楽しいからオススメだよ」と、とても丁寧に色々と教えてくれました。私はそのまま申し込みをしてピースボートに乗ることを決断しました。今でもあの時の説明会のスタッフさんにはすごく感謝をしています。

選べる自由がある船の旅

やっと夢だった世界一周に繰り出した私。船の上は旅の仕方、過ごし方も自由に選べます。例えば、船に乗ってからそのままの航路に従わなくても自分が行きたいところに行く「離脱」。これは、船を一旦降りて船では行かないところに自分たちで行き、合流したい港でまた船に戻るいう方法です。わたしは2カ国目のプーケットから次の寄港地コロンボまでの間で初めての離脱をしました。本来は船旅であればプーケットに1日しか滞在できませんが、離脱することによって内陸のバンコクに3泊する事ができました。そこで泊まった日本人宿のゲストハウスには私が夢見ていたバックパッカーの人たちがいて、こんなにもバックパッカーは沢山いるんだと思いました。夜にはゲストハウスの人たちと街に出かけました。お互い初めましての人たちばかりでしたが、一緒に飲みながら色んな旅話をしたり、夢を語りあったり、とても貴重な最高の夜でした。
本来船で寄港地を回る時は帰船リミットというものがあります。帰船リミットとはその時間までに船に帰らないと置いていかれてしまいます。万が一間に合わなかった時は自力で次の船の寄港地で合流するしかありません。離脱中はその帰船リミットを気にせずに沢山の場所を訪れることができました。おそらくそれが離脱の1番のメリットでしょう。

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ずっと行きたかった水上マーケットにメークロン市場にいたっり

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1度は一緒に寝てみたいと思っていたアユタヤのワットローカヤスッター(写真に載ってる寝てる大仏)に行ったりと、とにかく行きたいところに思う存分行くことができました。現地で手配したツアーで行ったため、同じツアー参加者であった日本人の人たちとも仲良くなりました。こんな出会いや交流も楽しく、『自分で旅してる』と感じられました。

自分のしたいように過ごす船内生活

そして船内生活。船の中でも何しても自由です。1日ゴロゴロするのもありだし、企画を見に行ったり、企画をするのもあり(企画とはワークショップ、ダンス、セミナー、茶道体験など色々なジャンルがある)、船内新聞で毎日の企画の時間帯などがわかります。
私は暑い時は昼間はプールやジャグジーに入ったり、夕方から見たい企画があれば行ったりしていました。

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夜は「波へい」という居酒屋で飲む時もあれば、夜更かしをして皆でトランプや人狼ゲームをしたりするのがすごく楽しかったです。

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日本にいたときは大人数で何かをする事がなかったので、大人数で過ごすというのはピースボートならではの良いところだと思います。

自由で好きなことができる自分=ありのままの自分

船に乗って初めて自分と同じように「世界を旅したい」という考えを持った人たちに沢山出会いました。行ってみたいけど夢の話だろうなと思っていた場所に実際に行けたり、船に乗ることによって自由で好きな事が出来ている自分は、ありのままで私らしいと思いました。こんな自分の心地の良い場所、あり方を見つけられてピースボートに乗って本当に良かったです。

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一緒に旅に出てくれる仲間とともに、私はこれからも世界を旅し続けたいと思います。
(文・写真/小川このみ 編集/原田ゆみ)

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