現在ハワイイへ向けて太平洋を航行中の第92回クルーズからはじまった、世界一周団体TABIPPOとピースボートのコラボ船上プログラム「TRAVELERS BOAT」。一般乗船者でもあるトラベルライターが、フレッシュな旅のレポートをお届けします。旅の最中にしか書けない「リアルパッセンジャーレポート」をどうぞご覧ください!
リアルパッセンジャーレポート第7回は、ななちゃん こと安田菜々恵さんからのレポートです。クルーズ中に誕生日を迎え、今26歳のななちゃんは、高校卒業後、クラシックバレエダンサーとして4年間舞台に立っていました。船上では、ダンサーの血が騒ぐままに、サルサダンス、フラ、社交ダンス、太極舞など、ダンスの講座を片っ端から受けているそうです。
そんなななちゃんは、寄港地でも各国のダンスを追いかけたようで。ななちゃんの目に映った、世界中の踊る人々をご覧ください。
ダンスを見ると、土地の人々のパワーをダイレクトに感じる
元々クラシックバレエを長く続けていてダンスが好きなこともあり、地球一周の船旅では様々な国のダンスを見て回りました。
ジャンルは様々、どの国も個性があり、とても魅力的。音楽に合わせて踊る姿を通して、その土地の雰囲気や人々のパワーをダイレクトに感じ、とても感動しました。
インド(コーチン) Martial art
YMCAの子供達が披露してくれたインドの伝統的なMartial art(武術)。キレがあってかっこいいパフォーマンスに魅了されました。
スペイン(バルセロナ) フラメンコ
スペインといえばフラメンコ。フラメンコはリズムが命で、魂の歌と踊りとギターの音色、この3つの総合芸術と言われています。全身の血がうずくような、ダイナミックで情熱的な踊りでした。
フランス(パリ) クラシックバレエ
憧れのパリ オペラ座で観たクラシックバレエは、伝統と格式を感じる素敵な舞台。わたしにとっては、ずっと訪れることを夢見ていた特別な場所だったこともあり、感動しました。芸術的で、ただただ美しかったのと、ダンサー達が観客の方々からとても愛されていることを感じました。
フランス(パリ) カンカン
パリ市内、モンマルトルにあるキャバレー「ムーランルージュ」でナイトショーを鑑賞しました。1889年創業と、長い歴史を持つ舞台。妖艶で大人な世界に酔いしれ、エンターテインメント要素満載のステージを楽しみました。名物のフレンチカンカンは圧巻のひとこと。一番刺激的な夜となりました。
アメリカ(ニューヨーク)ブロードウェイミュージカル
ずっと見たかったブロードウェイミュージカル。ここぞとばかりに2作品見ましたが、1つは日本でも上映された「キンキーブーツ」という作品。とにかくにぎやか、みんながケラケラ笑うようなキラキラでコミカルな楽しい舞台でした。
もう1つは大好きな作品「オペラ座の怪人」。こちらはオペラやバレエ要素も組み込まれ、生演奏も入ってとても豪華。歌も踊りも素晴らしく、仮面をつけて大勢で踊るマスカレードのシーンが特に印象的でした。
キューバ(ハバナ) サルサ
キューバといえばサルサ!!街中で踊っている人を何回も見かけました。夜はサルサフェスティバルに参加して一緒にダンス!!キューバの人達は流石リズミカルで、かっこいいダンサーがたくさんいました。
メキシコ(マンサニージョ)
港で紳士淑女が踊っていました。落ち着いた大人な感じ。市井の人々が、時間を忘れたように踊っている様子が、とても微笑ましかったです。
大切なのは、シンプルに楽しむこと!
スペインは情熱的、フランスは伝統的、アメリカは自由…国や踊りによって雰囲気は多種多様。
世界じゅうどこへ行ってもそれぞれに踊りがあり、人々は、自然に気の赴くままに歌って踊って、心から楽しんでいるように感じました。音楽が聞こえたらリズムをとって踊り出す…そんな光景を何度も見ました。
日本では、どちらかというと上手に踊らなきゃという気持ちが先行することが多いように思うけれど、大切なのは、楽しむこと。もっとシンプルに楽しめばいいんだ!と感じました。
ピースボートの船内でも、フラやサルサダンス、社交ダンスなど色々な踊りを習うことができ、わたしはとにかくチャレンジしてみています。それぞれ、リズムや魅せ方、ルールが違いますが、その違いを楽しみながら身につけていきたいと思っています。
(文/安田菜々恵 編集/浅倉彩 写真/安田菜々恵)