ピースボート第93回クルーズ、2番目の寄港地は多民族国家シンガポール。
公用語が4つもある多民族国家ですが、地下鉄を駆使して町歩きをしてみると、その意味するところを思う存分体感できます。
チャイナタウン、リトルインディア、アラブストリートのローカルエリアや、近代的な高層ビルの間をスラっとした金融マンが闊歩するマリーナベイ周辺エリア。「東京23区と同じ広さによくぞここまで」と、その多様性に圧倒されます。なお、人口は600万人で23区の936万人と比べて人口密度は低く、満員電車は見かけませんでした。
今回は、20代で世界一周中のピースボートの旅人たちがシンガポールのあちこちで買い集めたお土産を、購入エリア&値切る前後の実値段付きで紹介します。為替は1シンガポールドル(以降、S$)80円で計算しました。
リトルインディア
リトルインディアは、その名の通り街並みや歩く人びと、漂う香りもインドそのもの。シンガポールにいることを忘れるほどです。
ゾウ柄のサルエルパンツ
10S$
同じものが1軒目は28S$、2軒目は18S$だった。3軒目で10S$で購入。
シャツ
10S$
ワンピース
3着で15S$
ストール&タイガーバーム
ストール 35S$→18S$、タイガーバーム 2S$
ヘナタトゥーペン
1個 2S$
リトルインディアでは、ヘナタトゥーのボディペインティングをしてもらえます。シンガポール寄港後のピースボート船内には、それぞれ好みで選んだ柄のヘナタトゥーをした若者たちがたくさん。
チャイナタウン
中国一色の日本の中華街とは異なり、国際色豊かなローカルフードショップとお土産が軒を連ねているのがシンガポールのチャイナタウン。地下鉄ChinaTown駅の真上なのでアクセスしやすいです。
シンガポール航空のキャビンアテンダントが着る制服のテキスタイルは、15世紀後半にマレー半島にやってきた中華系移民の子孫が築いたプラナカン文化でニョニャと呼ばれる女性たちが着る伝統衣装のもの。サロンケバヤと呼ばれ、その美しさからさまざまなお土産になっています。
サロンケバヤのワンピース
30S$→24S$
アラブストリート
アラブストリートエリアには、Sultan mosqueに向かって数本の道にカフェやレストラン、お土産ショップが軒を連ねています。洗練されたおしゃれなカフェのテラス席でパソコンを開く地元っ子の姿やストリートアートもあり、アーバンな雰囲気。
サロンケバヤのセットアップ
28S$→26S$
雑貨
2.9S$×4
バッグ&えんぴつ
バッグ(大)10S$、バッグ(小)4.9S$、えんぴつ 2.9S$
マリーナベイ
ウォーターフロントにマーライオンやマリーナベイサンズ、フラートンホテルの建物群が立ち並ぶマリーナベイは、シンガポール観光の一丁目一番地。観覧車「シンガポールフライヤー」でもショッピングが楽しめます。
紅茶
ひとつ 10.7S$、ミニセット 17.8S$
オーチャードロード
オーチャードホテルからプラザ・シンガプーラまで全長3kmに渡る繁華街。オーチャードセントラル、313@サマセット、マンダリンギャラリー、ロビンソン・ザ・ヒーレン、高島屋、パラゴン、ラッキープラザ、アイオン・オーチャード、ウィーロックプレイス、フォーラム、ファーイーストプラザ、マークス・アンド・スペンサーと、数多くのショッピングセンターが軒を連ねるショッピングストリートです。
サンダル&パンツ
サンダル8S$ パンツ7S$ @ラッキープラザ
プラナカン・ミュージアム
サロンケバヤを生み出したプラナカンたちのカルチャーやアートを紹介するプラナカン博物館。ミュージアムショップでは、独特の色彩感覚で生み出される鮮やかなもようの食器や雑貨が手に入ります。
プラナカン柄のノート
1冊 15S$
いかがだったでしょうか。シンガポールでは、さまざまな文化から生まれたバリエーション豊かなお土産がリーズナブルな価格で手に入り、思い思いにショッピングを楽しめたようです。シンガポールを最後にアジアを離れたオーシャンドリーム号は、赤道を通過し、インド洋に浮かぶ島へと航路を取って進みます。
(取材・写真・文/浅倉彩)