旅の醍醐味「食べ歩き」を充実させるお得情報!
同じアジアだけに日本人の舌にも優しく、それでいて風土の違い、文化の違いをしっかりと感じさせてくれる「アジアンフード」。その中から「これは絶対ハズせない!」という7品をピースボートスタッフがセレクト。地球を何周もして、世界中の食に触れてきた最強の旅人集団が選んだメニューに間違いナシだ!
ドーサ(インド)
インドは南北で食文化が異なり、ドーサは主に南インドで親しまれている定番の軽食。米粉と豆粉を混ぜた生地を発酵させ、薄く伸ばして焼き上げるインド風クレープだ。スパイスの効いたスープや、チャツネ(ペースト状の調味料)をつけて食べる。マサラドーサと呼ばれる具を巻いて食べることも多い。
「軽食系からスウィーツ系まで、バリエーションがある。沖縄のポーポーみたいな感じ。甘いドーサがおすすめです」by 堀口
レチョン(フィリピン)
見ての通り、豚の丸焼きである。正確には「丸焼き」という調理法のことをレチョンと言うため鶏、牛などにもレチョンはあるが、一般的には豚の丸焼きのことを指す。セブ島のものが有名。
「味は普通に豚ですが、雰囲気が格別」by箕浦
「命をいただくってこういうことかなって思いました」by大和田
「命をいただくってこういうことかなって思いました」by大和田
アーッパ&ロティ(スリランカ)
アーッパ(写真・右)は米粉とココナッツミルクを混ぜて薄く焼いたもの。スリランカでは屋台フードとして庶民に愛される。ロティ(写真・左)は小麦粉から作られる生地で具材を包んだ軽食。ジャガイモを中心に魚や卵などが具材として用いられる。
「さくさく、しっとり、スパイシー! 食べれば食べるほど、やみつきになります」by市塚
チキンライス(シンガポール)
鳥のだしで炊きこんだご飯に蒸鶏を乗せ、チリソースや醤油ベースのタレをかけた料理。アジアを代表する定番メニューのひとつ。美味しいものがたくさんあるシンガポールの中でも、特に評価の高い人気料理だ。ケチャップで味付けされた日本のチキンライスとは全くの別物。
「チキンライスはシンガポールの味です!」byアンジェリー(シンガポール出身)
「ターミナルのフードコートでも、ホーカース(屋台街)でも街中でも、どこでも食べれるし、どこも美味しい」by大畑
「通はスープをライスにかけて食べます。チャイナタウンにあるマックスウェルフードセンターがおすすめです」by畠山
「ターミナルのフードコートでも、ホーカース(屋台街)でも街中でも、どこでも食べれるし、どこも美味しい」by大畑
「通はスープをライスにかけて食べます。チャイナタウンにあるマックスウェルフードセンターがおすすめです」by畠山
ドリアン&ランブータン(シンガポール)
シンガポールはバラエティ豊かな南国フルーツが楽しめる国としても有名。強烈な匂いとクセになる味で「フルーツの王様」と称されるドリアンや、パッと見ではフルーツと思えない変わった姿のランブータンなど、シンガポールに来たら日本ではなかなか手が出ないこうしたフルーツにも果敢に挑むべきだろう。
「一期一会の旅の中で、出会ったのなら絶対食べてみたかったドリアン。強烈なにおいは、口に入れるまでの一瞬。食べると、とろっとしたクリームのような口当たりで甘くて、とっても美味しい!・・・んだけど、食べ終わった後の口の中はやっぱりくさい。それが、ドリアン」by光枝
「南国で食べるからこそおいしい、かな。何事も経験です!」by田村
「南国で食べるからこそおいしい、かな。何事も経験です!」by田村
「マレー語で「ランブ」は髪、その名の通り、毛むくじゃらのグロテスクな見た目ですが、その皮をむくと、つるんとした白くてさわやかなフルーツが表れます。食べ始めるととまらない。おいしーいフルーツ」by塚越
ワッフル(カンボジア)
米粉ベースの焼き菓子で、ココナッツミルクや砂糖によって甘みが加えられている。七輪でじっくり焼き上げるその姿は、日本のせんべいのような風情が漂う。西洋菓子のワッフルとは食感がかなり異なり、また違った味わいがある。
「香ばしくて甘い香りに誘われて近づいてみると、焼きたてのワッフルが並んでいます。米粉の生地は、外はカリカリ、中はモチモチでボリュームもたっぷり。熱々をほおばりながら活気ある市場を散策するのが最高」by森田
アンコールビール(カンボジア)
世界遺産の名を冠した有名なカンボジアビール。ラベルに描かれている絵はもちろんアンコール・ワットだ。遺跡のあるシェムリアップに限らず、カンボジア全域で入手可能。
「ビールはその土地の風土にあわせて作ってあるので、現地で呑むのが一番。蒸し暑いシェムリアップで、日が落ちるのを感じながら旅の友と呑んだあの味は、完璧でした」by恩田
(取材・文/太田史郎 写真/PEACE BOAT、shutterstock)