船に乗ろうと考えている人の中には、4人部屋での共同生活に不安を抱えている人も少なからずいると思います。
そんな不安を少しでも無くすため、今回は101回クルーズの中でも随一を誇る仲良し部屋、7083の部屋メンバー「菊地純平(写真左)、中原龍太(写真左から2番目)、和田莞太朗(写真1番右)」にインタビューをしてみました!
あれ、1人足りない、、、??
そうです、この7083号室。実は私ドゥージロー(筆者)の部屋なんです!
4人揃ったところで、早速質問に移っていきましょう!
船に乗る前に4人部屋であることに対して不安はなかった?
中原 俺は全然。むしろ、地球一周に行くって人たちが面白くないわけがない!と思ってワクワクしてた!
菊地 俺も。3年間自衛隊で共同生活していたこともあって、4人部屋というのに抵抗はあまりなかったような気がする。
和田 俺は2人と比べたら割と不安だったかも。横浜から乗ってくる人たちも多いと聞いていたから、先に乗った人たちで仲良くなっていたらどうしようというのも、不安の1つだったかな。(和田は大阪港からの乗船)
実際会ってみてどうだった?
中原 まず年齢が近くて安心した!
菊地 それはあるね。同年代って言う安心感は強かったね。でも今だから言えるけど、最初は、そこまで部屋のメンバーに関心はなかったかも。
和田 俺は1人だけ大阪港から乗船したから遅れて入ったけど、その日は誰も部屋に帰ってこなくて、全然部屋メンバーに会えへんかった記憶があるな~。ただ、みんなフレンドリーですぐに仲良くなれそうやなとは思った。ペーヤン(菊地)がすごく太い声で「よろしく」って言ってきたのはインパクト強かった(笑)
ベッドの位置はどうやって決めた?
和田 俺が入ってきた時には、もう左上しか空いてなくて「みんな揃った時に話そう」って言ってたんだけど、全員揃うことがなかなかなくて、結局最初に荷物を置いた場所になったんだよね。
菊地 他の部屋だと、じゃんけんしたり話し合ったりしてた部屋もあったみたいだけど、うちの部屋はあんまり位置にこだわらないメンバーだったから特にトラブルにはならなかったよね。
中原 なんで最初あんなに揃わなかったんだろう(笑)
仲良くなったきっかけは??
菊地 俺は運動会が大きかったかな!俺とちかぢか(中原)は運動会の団長、マーティ(和田)は応援団、ドゥージローは実行委員をやっていたんだけど、運動会を成功させるために、部屋メンバー1人1人と熱く語り合ったのがきっかけで仲が深まった気がする。
和田 運動会の前に、4人で「仲良くなろうよ飲み会」もやったけど、あんまりしっくり来なかったもんな。やっぱり何かを一緒に作り上げるのって、絆を深めるんだなと思った!
中原 俺は部屋メンバーでギリシャのピレウスを回った時かも!寄港地って大勢で回りがちだけど、少人数だったら普段とは違う表情を見れたりするから、そこが大きかったなと思う。
菊地 あの時期、俺らの部屋が臭くて、良いにおいにするために、みんなで芳香剤探し回ったもんな〜。良い思い出。
和田 謎の団結力が生まれたよね(笑)
部屋メンバーで思い出に残っている出来事は?
和田 みんなで時差企画に出たり、イベント盛り上げたり、色んな事をしたけど、1番思い出に残ってるのは、音楽祭で披露したアカペラかな!
中原 懐かしい!!「浪漫飛行」をド素人がアカペラでやるっていう無茶苦茶な演出だったけど、全員で真剣に練習して、本番なかなか良い出来だったよね!
和田 あとは、みんな活動的なせいで基本部屋にいないからこそ、「たまたま部屋に4人揃った瞬間」がたまらなく嬉しかったかも。ちょっと気持ち悪いかもしれないけど、4人揃った時、無言でみんなニヤニヤしてたよね(笑)
菊地 あったあった!それだけ仲良しってことだね!
トラブルはあった?
菊地 これといったトラブルはなかったよね。けど、唯一あげるとしたら、俺が間違って「ドゥージローの黒ジーンズを履いてた事件」かな(笑)
和田 皆似たような服持ってるから、たまに間違ったりはあるよね。
中原 ドゥージローが必死に探してたけど見つからなくて「ペーヤン(菊地)の履いてるジーンズパツパツすぎない?」って言ってたの今でも覚えてる(笑)
菊地 あれは本当に申し訳なかった!ごめんドゥージロー!
船を降りてからも連絡は取っている?
中原 めちゃくちゃ取ってるよね!よく4人でテレビ電話とかもするし!
和田 この間なんて、ペーヤン(菊地) とドゥージローが大阪に来てくれて一緒にUSJにも行ったし!
菊地 船降りてからもこんなに仲良くできる友だちがいるって幸せなことだよね。
最後に一言!
和田 個人的には楽しい思い出しかなかったからおすすめです!
菊地 人によると思うけど、俺は4人部屋おすすめだと思う。楽しかった。共同生活とかしたことない人とかは特に、自分と考え方の違う人とか乗ってくると思うから、自分の物差しだけで考えなくなるし、広い心で受け止められるようになると思います!
中原 寄港地は大勢で回りがちになるからこそ、少人数で回る機会を作ると良いかも。あと、船で一生の友だちと言える仲間は(たくさん)できるけど、部屋のメンバーは特にそうなる確率が高いなと思います。そう言った意味でも、共同生活はおすすめです!
今回は私の部屋メンバーにインタビューしてみました。インタビューをしている時にも終始楽しそうに話す彼らを見て、自分も含めて本当に仲良しなメンバーだと改めて思いました!
「一生の友達を作る機会がある」というのも、ピースボートの大きな魅力なのではないかと思います。
以上、地球一周クルーズの共同部屋インタビューでした!
(文/古池祐二郎 写真提供/サムネイル:Nakamura Mitsutoshi その他:古池祐二郎)