ピースボートデッキ > COLUMN > 楽しみ方いっぱい!私なりのインド洋上生活12日間の過ごし方〜元OLがいく!地球2周目の船旅日記〜
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コラム
COLUMN Vol.21
2017/06/01
楽しみ方いっぱい!私なりのインド洋上生活12日間の過ごし方〜元OLがいく!地球2周目の船旅日記〜

 

アジア地域最後の寄港地、コロンボ(スリランカ)を後にした船は、インド洋を渡り、スエズ運河を通過、そしてギリシャへと向かいました。
この間、なんと12日の洋上生活。「12日間も船で何をするの?」「暇じゃないの?」と聞きたくなったりしませんか?実際に乗船した人からお話を聞かない限り、なかなかイメージしづらいもの。
そこで今回は、地球2周目となる私なりの12日間の過ごし方をご紹介します!

 

1.水先案内人パートナーになる

ピースボートでは、「水先案内人(通称:水案【みずあん】)」と呼ばれる、ジャーナリスト、エンターテイナー、作家、NGO活動家など、国内外の各分野の専門家がクルーズの様々な区間で乗船されます。
水案の方々は、乗船者に訪問する国々の文化や社会問題などについて講座やイベントなどを行ってくれます。
そして、私たち乗船者は、こうした水案の企画を一緒に考えたり、お手伝いする「水先案内人パートナー(通称:水パ【みずぱ】)」になることができるんです。
今回、私は水案の一人であるエリス・ブルックスさんの水パになりました。
彼は、イギリスで平和教育コーディーネーターを行なっていて、私たちに遠隔操作可能な「武装ドローン」の問題性や、紛争などの問題解決に向けての仲裁方法について教えてくれました。
学生時代から「紛争はなぜなくならないのか?」と疑問を持って学んでいた私は、彼の講座やワークショップに興味津々。

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水パとして、講座やワークショップの中で紛争を仲裁する様子を実演してみせることに挑戦。

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こうしてエリスさんと一緒に講座を作っていくことで、「彼が私たち乗船者に何を伝えようとしているのか」を自分でも考え、より深く学べた気がします。
講座以外でも、エリスさんと一緒にご飯を食べたり、お酒を飲んだり、一緒にカラオケをしたりと、とても仲良しに。

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日本にいるだけだったら彼に出会うことも、学びを深めることも、そしてここまで仲良くなることもないと思うと、ピースボートならではの魅力だとしみじみ感じます。

 

2.船上でできるBBQやたこ焼きパーティーを思いっきり楽しむ

船の上では、なんと洋上BBQやたこ焼きパーティーができるんです!
105日間の船旅において、何度か洋上BBQが行われる日があり、12日間の洋上生活中にも開催されました。
飲み放題付きで一人3,500円(※価格が異なることもあります)。そしてなんと、専属バンドによる生演奏付き!
食材も、お肉や魚介・お野菜・おにぎり・枝豆と盛り沢山。

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青い海と空に囲まれながらするBBQは、開放感もあって格別な時間。もし乗船されたらぜひ一度はやってみてほしい!と声を大にして言いたいほどです。

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そしてなんと、たこ焼きパーティもできるんです!
一人1,500円で2時間食べ放題(飲み放題は別途料金)。
たこ焼き機が用意され、具材はお代わり自由。まさか船の上でたこ焼きパーティーができるなんて思っておらず、心が踊ります!

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大阪出身の私にとって、たこ焼きとなると血が騒ぎます!「くる」っと回すのが楽しくてたまりませんでした!

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3.星空を眺めて過ごす

スエズ運河に向けて航行する間、数日だけですが、船の外の灯りも全て消して、星空を眺めることができる期間がありました。
あたりを真っ暗にすることで、夜空に満天の星が「こんばんは」と姿を現してくれるのです。星を眺めることが出来る場所は、9階のリドデッキのみと限られているけれど、今にも落ちてきそうなほどの星たちや、流れ星を見ることができる最高のひと時。数日間だけ味わうことのできる、貴重な夜の過ごし方です。

 

4.船内のイベントに参加する

この洋上区間に、大きなイベントも二つ開催されました。
洋上ファッションショー
シンガポールやインドで購入した民族衣装や、あらかじめ持ってきていた民族衣装などを披露するとっておきの機会。前回のクルーズでファッションショーに参加しなかった私は、「今回こそは参加するぞ!」とシンガポールにて、民族衣装のサロンゲバヤを購入していました。
満員御礼の会場では、サリーやチャイナドレスに身を包んだモデルたちが颯爽と舞台を歩きます。

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それに続き、私も気合いを入れて、舞台へと上がります。舞台中央ではしっかりと。「はいっ、ポーズ!」

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ドキドキ・ワクワクの、初めてのファッションショー。参加したことで、前回の船旅の心残りを解消することができました。
洋上夏祭り
この日ばかりは、船内も浴衣や甚平を着た人で溢れ、とても華やかな雰囲気に。
会場となる9階のリドデッキは、夏祭り実行委員のみんなが作ってくれた装飾で飾られ、夏祭りらしく、かき氷や綿あめ、ラムネなどが販売されていました。

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私も、大好きな綿あめを買ってみんなでシェア。

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小倉祇園太鼓演奏や、ソーラン節で会場を盛り上げてくれます。出演者のみんなはこの日のために、毎日練習を重ねていたようです。

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そして最後は盆踊りで締めくくり。
94回クルーズでは、中国・韓国・シンガポール・マレーシアなど、日本以外の国の乗船者も多数いるので、盆踊りも各国のものを取り入れ、みんなで輪になって踊ります。

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日本よりも、一足お先に夏祭りを味わったのでした。

 

5.スエズ運河を朝日から味わう

この洋上期間のハイライトはなんと言ってもスエズ運河航行!運河は船旅でしか味わうことができません。
この日ばかりは、スエズ運河に登る朝日を見ようと、朝5時半に起床。
こうした特別な日は、船長の計らいで通常は立入禁止エリアとなっている船首デッキもオープンしてくれるので、ベッドから飛び出して急いでデッキへ。そこから見えるシナイ半島から顔を出した朝日はため息が出るほど美しく、見惚れる他ありませんでした。

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この日ばかりは日中はほとんど外にいて、この区間でしか見ることができない景色を眺めながら、スエズ運河を堪能しました。

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洋上生活12日間のまとめ

こうした日々を送っていると、12日間の洋上生活は暇することなく「あっ」という間に過ぎ去って行きました。
時には真面目に学び、考え、時には船でできることを思い切り楽しみ、時にはこの洋上区間でしか味わえない船旅を満喫する。そんな12日間。
私の過ごし方は、ほんの一例にしか過ぎません。
楽しみ方、過ごし方は人それぞれありますが、今回紹介したように、船の中には自分なりの楽しみを見つけるチャンスが沢山転がっています。
12日間の洋上を充実したものにするには、自分の好きな過ごし方を探して、行動していくことが一番のポイントかもしれませんね。
(文・写真/原田ゆみ 写真提供/山門千夏)
PROFILE
YUMI Haradaプロフィール
原田 ゆみ(トラベルライター)
司会、アナウンス、ナレーションを得意とするトラベルライター。OL、関西ベースLCCの客室乗務員のキャリアを経て、第92回クルーズにTABIPPO×PEACE BOATのコラボ企画「TRAVELERS BOAT」の1期生として乗船。トラベルライターの経験を積み、第94回クルーズにTRAVELERS BOATのOGサポーターとして乗船。


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