中学最後の思い出に親友とピースボートへ
倉沢 もともと世界一周がしたくて、そのことをWEBで調べていたら、ピースボートの春のショートクルーズを見つけたの。いつかピースボートで世界一周するのであれば、その前に一度ショートクルーズに乗ってみたいなと思って今回乗ったんです。
岸 私は麻里江からLINEでショートクルーズに乗ろうと誘われました。
――二人の関係は?
岸 同じ中学校のダンス部に入っていて、一年生のときにはクラスも同じでした。家も近いから、学校の後に麻里江ちゃんの家でテスト勉強することもあるし、ずっと仲良し!
倉沢 海外の寄港地のときは気を付けてね、ということを言われました。母親が心配していたから、高田馬場のピースボートセンターの説明会に連れていったら、話を聞いて安心してくれたようでした。
岸 私はお金を自分で払えるならいいよと言われて、貯金していたお年玉を使うことにしました。あとはピースボートのLINEアカウントで、スタッフの人が相談に乗ってくれることもあって、それを見て親も安心してくれたようです。

初めての船旅は、楽しいことばかり
倉沢 4人部屋には20代のお姉ちゃんたちもいてすごく楽しい。
岸 クルーズ船には今まで乗ったことがなかったけど、思っていた以上に船内が豪華だった。みんな仲良くコミュニケーションしていて、すぐに友達ができるの。お昼ごはんや船内の企画で隣に座っただけで、すぐに友達になれるのはびっくりしたかな。
岸 昨日「若者しゃべり場」という企画に出たんです。そこでは「子どもに携帯電話を持たせるべきかどうか」についてみんなでお話したの。いろんな考え方があってすごく勉強になりました。
あと社交ダンスの企画をやっている人たちを横で見ていたら、声をかけてもらって社交ダンスを教えてもらったんです。今日もまた教えてもらったし、おもしろかったよね。デッキに集まって、他の部屋の子たちと女子会もやっています。船の上では、本当にいろんなことができるよね。
倉沢 そこまで得意な方ではなかったけど、初日の夜に「スピードトーク」という企画に参加したの。そこでは、みんなが向かい合って、出されたお題について話すんだけど、2分ごとに席を移動するんです。それで15人くらいの人と話をして、船内の友達づくりがすごく楽になりました。
岸 私は「船内家族」という企画に参加したんです。船の中の疑似家族を作ろうという内容なんですが、その家族と今日もお昼を食べました。でもお父さん役が17歳なんですけどね(笑)。
船を下りると、高校生活が待っている
倉沢 ちょうど、そよぎとその話をしていたんです。4月から高校が始まるもんね。いろんな人と話すことは、今回の船旅で自信がついた部分でもあります。
岸 「フレンドリー」だね(笑)。乗っている人だけじゃなくて、スタッフの人たちもすごくフレンドリーなんです。
――友達にはこの船旅をどう伝えたい?
岸 友達と乗るのも楽しいし、一人なら一人の楽しみ方があるのがこの船旅の良さだと思いました。乗ると友達もたくさんできます。とにかく楽しいから、乗ってみたらいいよ、と言いたいです!
――家族や友達も楽しみに二人のことを待っているだろうね。
岸 きっと帰ったら何時間もお話しちゃうんだろうなあ(笑)。
倉沢 私はお金を出してくれたおじいちゃんおばあちゃんに手紙を書いて、次会ったときにお土産を渡します。
倉沢 私は翻訳家になりたいと思っています。だから海外の人たちと触れ合える今回の船旅は、とってもいい機会でした。
岸 私はちゃんと決めてないけど、時間にゆとりを持って、好きなことをして幸せになれたらいいなって思います。この船旅で出会った友達とデッキで将来の夢について語ったこともあるんですよ。
――ショートクルーズの残りの数日間でがんばりたいことはある?
倉沢 もっともっとたくさん友達を作ることかな。
岸 いろんな経験をしてキラキラしている人がいっぱいいるし、そういう人の話を吸収したいなと思います!