2016_4_9_0027
【レポート】2日間限定、船内見学会開催!
4月9日、10日の2日間、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで、ピースボートの船旅で使用する「オーシャンドリーム号」の船内見学会が行われた。記者が足を運んでみると、船上は人、人、人。まるでフェスのようなにぎわいだ。このイベントは、客船内を見られる貴重な機会とあり、毎回5,000~6,000人もが訪れるほど人気を呼んでいるとのこと。この日も午前10時の時点で既に1,000人が乗船。本記事では、当日の模様をレポートする。

大使館ブースで知る寄港地の魅力

news_0425_1_1000

船内の生活スペース全域を見ることのできるこの見学会では、終日さまざまなイベントが開催されている。まずは人の波に誘われて「グローバルフェスティバル」が開催されている9Fデッキへ。大きなプールを囲むように、カナダ、キューバ、スリランカ、マレーシアなど各国の大使館がブースを出展し、途切れることなく訪れる人々にその国の魅力を余すところなく伝えていた。

news_0425_2_1000

見学者には親子連れも多く、人気を呼んでいたのが「スタンプラリー」だ。各国のブースを回ってご当地クイズに挑戦し、スタンプをすべて集めれば、素敵なプレゼントが当たるくじ引きにチャレンジできる。

news_0425_3_1000

大使館ブースのほかにも、植物で肌を一時的に染める「ヘナ・タトゥー」や各国の民族衣装体験ができるブースもあり、賑わっていた。ここ9Fデッキには、船内に3つあるうちの最も大きなプールがあり、クルーズ中に企画される船上運動会もこの場所で開かれる。もちろん「走ってはいけない」等の制約はあるが、座って行う玉入れなど船の上ならではの競技で大いに盛り上がるそう。
news_0425_5_1000

記者もブラジルのサンバカーニバル衣装に挑戦!

news_0425_6_1000

パノラマビュッフェ/パノラマバー
9Fにはレストランのひとつ「パノラマビュッフェ/バー」も。夜は居酒屋「波へい」になる船内の交流場所だ。国際色豊かなクルーが笑顔で対応してくれる。

迫力のワールドパフォーマンスステージ

news_0425_4_1000

7Fの「ブロードウェイラウンジ」ではダンスパフォーマンスステージが開催! 躍動感があり異国情緒あふれる圧巻のベリーダンスに見学者の拍手が鳴り響いていた。
ベリーダンスは船旅中のカルチャースクール(カルスク)の中でも人気の高いもののひとつ。ベリーダンスだけでなく、船の上では「この機会にチャレンジしてみよう!」と新たな特技を身につける人も多いのだという。

news_0425_7_1000


スポーツジム/スポーツデッキ
船内には設備の整った無料のジムがあるほか、10Fのスポーツデッキはボールが飛び出さないよう網で囲われ、バスケットボールやフットサルのゴールも設置されている。これなら運動不足の心配もなさそうだ。

news_0425_8_1000

水先案内人の講座を体験!

news_0425_9_1000

次は生活空間のメインのデッキとなる8Fへ。
船の前方にある「スターライトラウンジ」で行われていたのは「水先案内人」の講義。ピースボートの船旅には各界の専門家・著名人が「水先案内人」として参加している。その講義やワークショップからさまざまなことを学べる。
この日開かれたのは、世界遺産マイスター・片岡英夫さんの講義。現在予定されている第92~95回クルーズで訪れることのできる世界遺産の紹介で、92回クルーズではなんと最大64カ所の世界遺産に行けるそう。寄港地の写真を使ってのテンポの良い講義で、参加者の視線を釘付けにしていた。

news_0425_10_1000

同フロアでは「世界一周クルーズ説明会」も開催中。現地ツアーの写真や動画が紹介され、見学者からの質問を受け付けていた。
開催された「バイーアラウンジ」は、夜はバーに変身するラグジュアリーなスペース。メキシコをイメージした内装も雰囲気たっぷりで、船旅の雰囲気の中で聞く説明に見学者は旅への思いを馳せていたようだ。

いつも誰かに会えるメインデッキ

news_0425_11_1000

外の廊下ではピースボート30周年を記念して制作された写真が展示され、国際NGOとしての活動を知ることができる。支援するカンボジアでの地雷撤去活動でこれまでに撤去したのは実に147万㎡にも及ぶという。他にも、サッカーボールを寄付したり、楽器を提供して青少年が一つのことに打ち込めるきっかけを作るプロジェクトなどの支援活動を知ることができる。

news_0425_12_1000

廊下ではアオザイやチャイナドレスなど様々な民族衣装に身を包んだスタッフが、見学者の相談に乗る。これまでの乗船者がスタッフとして参加しているケースも多く、経験者ならではのリアルなアドバイスに見学者も質問に熱が入っていた様子。
船の外壁沿いにテーブルと椅子が設置されたこの廊下は、乗船中も友人と海を眺めながらお茶したり、「GET」(洋上で大人気の語学教室)の宿題をやったりと、乗船者が思い思いに過ごせる場所だ。

news_0425_13_1000

他にも8Fでは「GET」の体験クラス、船内のカルチャースクールで水彩画教室の講師を務める亀崎敏郎さんの世界一周クルーズ・スケッチ展なども開催されており、イベントは盛りだくさん。船旅でも人の往来がいちばん多く、乗船者も「8Fに行けば誰かいるだろう」というメインデッキだけあって、この日も賑わっていた。

バー・カサブランカ
朝から営業しているこのバーでは、落ち着いた雰囲気でコーヒーが飲める、電源もあるということで人気の場所。カップ麺も販売している。夕食を食べ損ねたときや小腹が空いたときにおすすめ。

news_0425_14_1000

実際に船室を見てみると…?

実際に船室(キャビン)に入ることができるのも見学会の魅力だ。4~7Fのキャビンには、さまざまなタイプのキャビンが用意されており、窓の有無やバスタブの有無で料金が変わる。
一番リーズナブルなのは「フレンドリー・エコノミー」。窓のない4人部屋タイプだ。2段ベッドが2つ並び、コンパクトながら清潔感があり、個人用のロッカー、カギ付きの貴重品入れも用意されている。部屋代は節約し、浮いた分を寄港地プログラムに回すなど、賢く倹約する乗船者もいるそう。

news_0425_15_1000

4人部屋には窓のあるタイプもあり、こちらでは朝日とともに目覚める気持ちよさを味わうこともできる。そのほか2人部屋にも窓付き、窓なしがあるほか、最上級とされるのはプライベートバルコニーがある「ペア・バルコニー」キャビン。値段も張るが、このランクの部屋の使用者だけに開放された専用展望デッキもあり、ゆったりと船旅を楽しめる。

news_0425_17_1000

各部屋ともシャワー・トイレは完備だが、バスタブのない船室も多い。そんな中で乗客を癒してくれるのは船内に2カ所あるジャグジーだ。11Fのトップデッキでは、大空を眺めながらジャグジーを楽しめる。もちろん乗客全員に開放されている施設のひとつだ。
news_0425_18_1000

イベントにはピースボートオリジナルキャラクターの「シップリン」も出動!かわいい“出港ポーズ”を披露してくれた。

オーシャンドリーム号の船内を余すところなく見学できるこのイベントは、年に数回、東京をはじめ神戸、名古屋、博多、広島など全国各地で行われている。乗船を検討している人だけでなく、客船の中がどうなっているのか興味がある人はぜひチェックしてほしい。

(取材・文/明知真理子 写真/利根川幸秀、中村充利)