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コラム
2017/03/19
COLUMN Vol.12
浅倉 彩
ASAKURA Aya

【スピーチ全文書き起こし】世界一“心豊かな”元大統領ホセ・ムヒカさんがピースボートで語った言葉(1/3)

PROFILE
asakura-aya
浅倉 彩(トラベルライター)
エディター、フォトライター、クリエイティブプランナー。東京と沖縄を拠点に世界で活動中。スローフードユースネットワーク東京共同代表。(株)TABIPPOとピースボートのコラボ企画「TRAVELERS BOAT」の船上編集長として、第93回クルーズに乗船。
現在、航海中の第93回クルーズからピースボートの旅コラムを更新中!
ある日、ピースボート第93回クルーズの船内にニュースが流れました。
 
「あの“世界一貧しい大統領”として話題になったホセ・ムヒカ ウルグアイ元大統領が乗船する!」
 
それまで、「来るかも、という噂があるらしい」という都市伝説レベルだった話が一気に現実となり、船内では、にわかに「ムヒカさん」が流行語になったのでした。

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「ムヒカさん」が初耳、という方にどんな人なのかをざっくり説明すると、
 
①貧しい家庭に生まれ、左翼活動家として投獄されながらも政治活動を続け、大統領に上り詰めた
②2010年~2015年の大統領時代、12,000$の年収の9割を貧困支援活動やスモールビジネスに寄付し、公邸には住まずに質素な暮らしを続けた
③2012年に開催された「リオ+20 国連 持続可能な開発会議」で、「人間はどうしたら、これからも発展しながら地球環境を守っていけるのか?」というテーマでスピーチをした。スピーチの中で「我々は発展するためにこの地球上にやってきたのではありません。幸せになるためにやってきたのです。世界が抱える諸問題の根源は、我々の生き方そのものにある」と説き、世界中でシェアされてその名が知られるようになった。
 
この記事では、ピースボートの運営トップであるクルーズディレクターでも、「目の前に到着するまで、本当に来るのか不安だった」というムヒカ氏来訪の一部始終を、スピーチ全文とともにお伝えします。
 
来訪は、ピースボートがウルグアイの首都モンテビデオに寄港する日に合わせて実現しました。当日フリーでモンテビデオを巡る予定だったわたしは、街歩きを早めに切り上げて船に戻り、出入り口でスタンバイ。今かいまかと、到着を待っていると・・・。

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「友達にもらったものだから」という理由で、アラブの大富豪からの100万ドルでの買い付け要請を断ったと話題になった、青い1987年型フォルクスワーゲン・ビートルが現れました。

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助手席から登場したのは、他でもないムヒカさんその人でした。

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第一印象は、「丸っこくてまつげが長い、かわいいおじいちゃん」。とても4度の逮捕と最長13年の服役、6発の銃弾を受けた経験を持つ筋金入りの活動家には見えません。ネクタイはなし。シャツのすそもタックインしないリラックススタイル。賢くて優しいゾウさんのような風貌です。

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出迎えたピースボートとオーシャンドリーム号の面々とも、HOLA!と気さくに握手をしながら乗船します。

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その後、ピースボートの33年間にわたる社会運動の軌跡をまとめたパネル展示を見学。

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時おり、取り囲むカメラを鋭い視線でとらえます。目の奥はとても鋭い。

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インタビュー撮り。

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在ウルグアイ日本大使も交えて歓談。後から聞いたところによると、「今日は朝5時に起きてトマトソースをつくっていたんだよ」って言っていたそうです。

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関連書へのサインに快く応じる。

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そして、スピーチ!

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笑顔で歓声に応えながら退場。

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船を出たところでは、地元テレビ局に囲まれていました。

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わたしが一番ほっこりしたのはこのシーン。スピーチ後、記念贈呈品として千羽鶴をもらったムヒカさん、「見て、これ、すごい細かいね!(想像)」という表情で、隣にいる愛妻ルシア・ポランスキーさんに優しい手つきで見せていました。千羽鶴を見るのが初めてだったのでしょうか。

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それでは、スピーチ全文をどうぞ。
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